2012年06月30日

夏越祓 ≪ 茅の輪くぐり ≫

一年の折り返しにあたる今日 ( 6/30 ) は、罪・穢れを祓って無病息災を願う 「 夏越祓 」 を執り行う日。 市内の各神社には 厄除けの 「 茅の輪 」 が設けられ、多くの老若男女が茅の輪をくぐって無病息災を祈願しました♪

今日は授業を担当している学生の皆さんと、八坂神社平安神宮「 茅の輪くぐり 」 を行って、青蓮院 を拝観する現地散策講座を行いました。

八坂神社 「 茅の輪くぐり 」


平安神宮にも、大きな茅の輪が設けられていました!

平安神宮 「 茅の輪くぐり 」


平安神宮神苑 では、睡蓮 がきれいに咲き誇っていました♪

平安神宮・神苑


睡蓮


飛び石


観光客も思ったより少なく、ゆっくりと庭園を巡ってきました。



静かな時間が流れていました ( 笑 )


  

Posted by 若村 亮  at 23:59Comments(0)年中行事

2012年06月30日

初物

 『 初物 』

  その季節の最初にとれた野菜・果物・穀物・魚などを 『 初物 』 ( はつもの ) といい、この初物を好んで食べる人のことを 初物食い ( はつものぐい ) といいます。

  民間伝承では ≪ 初物七十五日 ≫ ( はつものしちじゅうごにち ) といわれ、初物を食べれば 寿命が七十五日延びる といいます。

  また ≪ 初物を食べた時は東を向いて笑う ≫ ともいわれ、太陽の昇る東の方角に感謝して初物をいただくと 福を招く ことができると伝えられています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年06月29日

おはぎ、ずらり! ≪ 小多福 ≫

今日はいくつお菓子がいただけるのでしょうか! ( 笑 )

安井金比羅宮の西側にある ≪ 小多福 ≫ ( おたふく ) さんの
愛らしく並んだ 「 祇園のおはぎ 」 が今、人気です♪

小多福・おはぎ


つぶあんきなこ白小豆黒ごま青のり青梅古代米 など、見た目にもカラフルな愛らしい 「 おはぎ 」 がずらりです♪

これ全部、私の分です・・・、今夜の晩ご飯はいりませんね~ ( 笑 )

■ -祇園のおはぎ- 小多福 ( 食べログ情報 )
  http://r.tabelog.com/kyoto/A2603/A260301/26016338/
  

Posted by 若村 亮  at 19:13Comments(0)和菓子

2012年06月29日

紀州・道成寺 ≪ つり鐘まんじゅう ≫

- 演目 - 『 娘道成寺 』
昔々、紀州 ( 和歌山 ) へ修行にやってきた 僧・安珍 ( あんちん ) は、宿で出逢った美しい 娘・清姫 ( きよひめ ) と帰り道に再び宿に立ち寄って出逢う約束をしたが、修行中の身とあって会うことなく白河へ帰ろうとした。

すると、怒りに満ちた清姫大蛇 に変化して安珍を追いかけ、紀州・道成寺 ( どうじょうじ ) の の中に逃げ込み、大蛇の清姫は鐘に巻き付いて締め上げ、火を噴いて 安珍が焼け焦げて亡くなった のを見た後に、自らも川に身を投じて亡くなった といわれています。。

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長い話しになりましたが、この 道成寺 にまつわる 物語歌舞伎演目 『 娘道成寺 』 となり、庶民の人気を博しました♪

道成寺土産 「 つり鐘まんじゅう 」


スタッフの森さんが道成寺へ行ってきたそうで、お土産としていただきましたが、まさに 鐘の形 したお菓子ですね ( 笑 )



割ってみると・・・! 黒焦げの安珍 かと思えば、黒あん でした ( 笑 )



今日は一日オフィスワークでしたが、食べてばっかりでした ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 17:58Comments(0)らくたび日記

2012年06月29日

夏越祓に欠かせない和菓子 ≪ 水無月 ≫

明日6/30 ) は 一年の折り返し にあたり、前半年 ( 1月~6月 ) の 罪・穢れを祓い後半年 ( 7月~12月 ) の 無病息災を願う 「 夏越祓 」 ( なごしのはらい ) が執り行われ、各神社に設けられた茅の輪をくぐる 「 茅の輪くぐり 」 を行い、各家庭でも夏越祓に欠かせない和菓子 「 水無月 」 ( みなづき ) を食べて暑気払いと無病息災を願う習わしです。

和菓子 「 水無月 」


昔、天皇や貴族は真夏に氷を口にして暑気を払ったといい、貴重な氷を口にできない庶民が氷を模した和菓子 「 水無月 」 を食べるようになった・・・とか。

明日は土曜日でオフィスが休みのため、一日早いですが、スタッフ一同で美味しく水無月をいただいて無病息災を願いました♪ これで後半年も安泰です ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 15:57Comments(0)和菓子

2012年06月29日

素敵なプレゼント♪ ≪ 校章サブレ ≫

昨日、講演でお伺いした学校から帰る際、先生から素敵なお土産をいただきました。 こちらは学校の校章を象ったサブレです!

栃の葉に 「 女高 」


10月に実施される修学旅行に向けた 「 事前学習 」 として、昨日は栃木県の高校へお伺いしまして、2学年の生徒の皆さんを前にして、京都・千年の歴史や名所・穴場の神社・寺院、また仏像や庭園の鑑賞ポイントなども含めて、たっぷりと約90分ほど講演させていただきました ( 笑 )

ぜひぜひ、素敵な修学旅行になるよう、願っています!

■ 昨日の事前学習講演の模様
  学校の公式HPより ( こちら をご覧ください )
  

Posted by 若村 亮  at 14:48Comments(0)らくたび日記

2012年06月29日

白山神社・歯痛平癒

 『 白山神社・歯痛平癒 』

  江戸時代中頃のこと、最後の女性天皇として知られる第117代・後桜町天皇歯痛 で悩んでいたところ、宮中の女官が 白山神社 ( 京都・麸屋町通押小路下ル ) から 神箸 ( しんばし ) を持ち帰り、さらに 神塩 ( しんえん ) を天皇の痛む歯につけたところ、たちまち 歯痛が治った と伝えられています。

  以来、白山神社は 歯痛平癒のご利益 があるとされ、多くの参拝者が参詣に訪れるようになりました。 現在、長寿箸 などの授与も行われています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年06月29日

快晴の京都は予想最高気温 「 31℃ 」 !

今朝はスッキリとした青空、昨日は涼しかったそうですが、今日は一転、予想最高気温は 31℃ で、かなりの暑さになりそうです。。。



オフィス前の四条通も、すでに太陽がガンガンと照っています ( 笑 )



久しぶりに今日は一日、ゆっくりとオフィスワークです♪
  

Posted by 若村 亮  at 09:42Comments(0)らくたび日記

2012年06月28日

JR東日本 ・ 最新の新幹線車両 ≪ E5 ≫

今日も強行スケジュール、日帰りで栃木へ講演に行ってきました ( 笑 )

東海道新幹線 + 東北新幹線で、片道3時間半、往復7時間の長旅。
しかし、帰りの小山駅に入ってきた新幹線は、なんと最新の新幹線の
「 E5 」 車両でした♪ あまりにも先頭車両が長く、まったく写真に収ま
りませんでした ( 笑 )



● JR東日本 「 E5 」 公式HP : http://www.jreast.co.jp/e5/top.html

いつかは、グリーン席の上、グランクラスに座ってみたいですね ( 笑 )

● 「 E5 」 グランクラスhttp://www.jreast.co.jp/e5/granclass.html


さて、東京駅で東海道新幹線に乗り換える際、夕食の駅弁をゲット!
米沢牛を使った牛丼弁当で、知人のススメで買ってみました~。



食べてみましたが、しっかりした味付けのお肉、美味しいですよ♪

じつは月曜日の東京講演の帰りも買って食べましたので、同じ週に
2度、同じ弁当をいただいたことになりますね~ ( 笑 )



夏至を過ぎて間もないので、まだまだ外は明るいですね。 富士山は
下の方が雲に隠れていましたが、頂上はきれいに見えていました♪



さて、今、名古屋に到着。 京都まであと40分です!
  

Posted by 若村 亮  at 19:44Comments(0)らくたび日記

2012年06月28日

白山神社

 『 白山神社 』

  平安末期、加賀国 ( 石川県 ) に祀られた 白山神社 から、平家の武将による乱暴狼藉に怒った僧らが 神輿 三基 を担いで京都の内裏 ( 御所 ) まで押し寄せましたが、公家は取り合わず、武士によって追い払われました。

  白山神社からの一行は京都から逃げる際に、神輿 一基 が動かなくなったことから京都に置き去りにして立ち去ったといい、残された神輿を祀って京都の 『 白山神社 』 ( はくさんじんじゃ ) が創建されたと伝えられています。

地図 : 白山神社
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年06月27日

さくらんぼ ≪ 佐藤錦 ≫

山形県の名産品 ・ さくらんぼ 「 佐藤錦 」 をいただきました♪



さすがに美味しい! 午後の素敵なおやつでした ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 16:02Comments(0)らくたび日記

2012年06月27日

神田明神

 『 神田明神 』

  平安中期の武将・平将門 ( たいらのまさかど ) は、関東で内乱 ( 平将門の乱 ) を起こして一時関東を支配下に置いて新皇を称しましたが、平貞盛や藤原秀郷らに討たれて命を落としました。

  平将門の首京都 に送られて 晒し首 となりましたが、関東を目指して空高く飛び去ったとも伝えられ、東京・大手町には飛んで行った平将門の首が落ちた場所を 首塚 として永く供養しています。

  また、京都・四条西洞院近くに京都・神田明神 が祀られ、ここに 平将門の首が晒された と伝えられています。

地図 : 京都・神田明神
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年06月26日

晴天の京都 ≪ 梅雨の中休み ≫

今日は夏の暑さを感じさせてくれる、ギラギラとした太陽が照りつける一日になり、空は透き通るような青空でした ( 笑 )

昨日は東京に日帰りで講演に行ってきましたが、まもなく京都への修学旅行を控えた中学校で京都の歴史・社寺についての事前学習を実施してきました。 今週は木曜も栃木の高校に日帰りで講演に行く予定です ( 笑 )

京都・御池通


そして、さらに今夜は京都の旅館にて、今日から京都へ修学旅行でやってきている中学生の皆さんに、明日の班別自主研修の見どころや見逃してはいけないポイントなどを講演してきます。 3月から始まって長く続いた修学旅行シーズンもいよいよ終盤を迎えていて、私も旅館での講演は今春シーズンはこれが最後の講演になりそうです♪

それでは、まもなくオフィスを出て、旅館へ向かいます!
  

Posted by 若村 亮  at 19:04Comments(0)らくたび日記

2012年06月26日

イベント ≪ cafe ろじうさぎ ・ 界隈さんぽ♪ ≫

らくたび会員の皆さまには通信に同封したチラシでお知らせしましたが、らくたびガイド・奥村さん京都・宮川町カフェオープン されます。

7/1(日) 13:00~18:00 らくたび会員・関係者の皆さま向けに プレオープン してお披露目していただきますが、さらに 開店祝い として下記のイベントを実施したいと思いますので、ぜひお気軽にご参加ください♪

≪ cafe ろじうさぎ ・ 界隈ちょっとさんぽ♪ ≫
● 日時 : 7/1(日) 14:00 ~ 15:30
● コース : ろじうさぎ ・・・ 宮川町散策 ・・・ 建仁寺・禅居庵 ・・・ 建仁寺・両足院 『 半夏生の庭園・特別公開 』 ・・・ 建仁寺 ( 境内散策 ) ・・・ 恵美須神社 ( ろじうさぎ・商売繁盛祈願♪ ) ・・・ ろじうさぎ
● 参加費 : 無料 ( 両足院の拝観料600円のみ各自負担 )
● ご案内 : 若村

とにかく、当日14時にカフェにお集まりの皆さまにお声掛けをして出発をします。 事前のお申し込みも不要ですので、当日、気軽にご参加ください♪ 

◆ cafe ろじうさぎ : 地図は こちら
 ※ホームページはまだ未完成です。
  

Posted by 若村 亮  at 13:24Comments(0)らくたび日記

2012年06月26日

怨霊

 『 怨霊 』

  怨みを抱いて祟りをもたらす悪霊を 『 怨霊 』 ( おんりょう ) と言い、延長8 ( 930 ) 年 6月26日、御所の清凉殿に天から雷が落ちて貴族が即死する事件が起こった際、これは菅原道真の怨霊による祟り とされ、その怒りを鎮めるために 北野天満宮 に祀られました。

  怨霊として神社に祀られた歴史上の人物として、崇徳天皇 ( すとくてんのう : 京都・白峯神宮 ) や 平将門 ( たいらのまさかど : 東京・神田明神 など ) が知られ、菅原道真と合わせて 日本三大怨霊 に数えられています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年06月25日

菅原道真

 『 菅原道真 』

  承和12 ( 845 ) 年 6月25日 に誕生した 『 菅原道真 』 ( すがわらのみちざね ) は、宇多・醍醐天皇の治世で優れた 政治家 として活躍しましたが、最期は九州・大宰府左遷 されて 悲運の死 を遂げました。

  菅原道真の乳母 ( めのと : 生母にかわって赤児に乳を与え育てる女性 ) であった 多治比文子 ( たじひのあやこ ) は、邸宅内に道真を祀る祠 ( ほこら ) を創建したと伝えられ、その祠が京都駅近くに鎮座する 文子 ( あやこ ) 天満宮 の発祥と伝えられています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)人物コラム

2012年06月24日

別当大師

 『 別当大師 』

  平安初期の僧・光定 ( こうじょう ) は、伊予国北部 ( 愛媛県松山市北部 ) に生まれ、伝教大師・最澄弟子 となって 延暦寺大乗戒壇院 の建立に尽力しました。

  最澄亡きの後は天台宗の経営と維持に生涯を尽くすなど 天台宗の歴史上で忘れてはならない高僧 となり、延暦寺の総別当 ( 事務の総括 ) を任命されたことから 『 別当 ( べっとう ) 大師 』 の称号が与えられました。

  天安2(858)年、80歳で入寂し、墓は尊敬して止まなかった伝教大師・最澄の廟所 ( 浄土院 ) の隣に寄り添うようにして現在も佇んでいます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年06月23日

祇園祭・郭巨山 ≪ ちまき搬入 ・ 吉符入り準備 ≫

今年もいよいよ、祇園祭 ( 7/1~31 ) の季節が近づいてきました! らくたびオフィス は祇園祭を執り行う 山鉾町 にあり、町名も 「 郭巨山町 」 ( かっきょやまちょう ) といい、祇園祭で巡行する32基の山鉾のひとつ 「 郭巨山 」 ( かっきょやま ) の町になります。

今朝は8時半に町内や関係者が集まり、町会所 を開けて 「 ちまき 」 ( 悪疫退散・厄除けの護符 ) の搬入 を行い、神事始めの 吉符入り のための 神棚飾り などの準備を行いました。



ちまき搬入


町会所の奥にある蔵から、必要な物が取り出されました。



ガラリとした町会所ですが、これから神棚を設けて飾り付けを行い、ちまきの準備など、あれこれと作業が始まりました。



いよいよ、京の夏祭 「 祇園祭 」 がすぐそこです! らくたびでも 郭巨山の 「 ちまき作り 」 を会員の皆さんと一緒にやりましょう♪ という企画を急遽、実施したいと思いますので、ぜひ参加いただけます会員の皆さまは、こちら をご覧頂きまして、ご連絡をお待ちしています♪
  

Posted by 若村 亮  at 12:21Comments(2)らくたび日記

2012年06月23日

昨日の夕焼け

‎6/​21(木)が夏至にあたり、もう一日一日、冬に向かって太陽が沈む​時刻は早くなっています。。

昨日の夕焼けは、とっても幻想的でした♪


  

Posted by 若村 亮  at 12:06Comments(0)らくたび日記

2012年06月23日

≪ 半夏生 ・ 沙羅 ・ 花菖蒲 ≫ 季節の花が見頃に♪

昨日は素晴らしい晴天に恵まれて、クラブツーリズム・名古屋 主催のツアーに講師として同行し、季節の花が咲き誇る京都を巡ってきました♪

建仁寺・両足院 「 半夏生 」


● 建仁寺・両足院 「 半夏生の庭園特別公開 」
   6/9(土)~7/15(日) 10:00~16:30 600円

妙心寺・東林院 「 沙羅 」


● 妙心寺・東林院 「 沙羅の花を愛でる会 」
   6/15(金)~7/1(日) 9:30~16:00 1,580円 ( 和菓子・抹茶付 )

そして、ツアーの最後の見学地は、京都府立植物園



花菖蒲紫陽花 が満開で、ちょうど見頃を迎えていました♪



クラブツーリズム・名古屋 さんとは、今春から新しい企画を立ち上げて、京都の魅力を感じていただけるような企画をこれからもズラリと用意しています ( 笑 )

次回は、京都の夏の風物詩 「 祇園祭 」 をご案内します!

■ 7/16(月・祝) 「 祇園祭 」 日帰りツアー らくたび講師・若村が案内♪
『 豪華絢爛な芸術文化を体験! 祇園祭の華・昭和の鉾の威容を誇る 「 菊水鉾 」 登上の特別拝観と、京都の名庭を訪ねて・・・♪ 』
詳細は こちら


また、テーマ性のある旅行企画 も! ということで、仏像の世界 をわかりやすく解説する 座学名古屋 で開催して、数ヶ月後に実際に京都を訪ねて 仏像を巡るツアー も開催します。 学んでから見学するという、より学習効果の高い、魅力あふれる仏像企画を実施します!

■ 第1回 8/9(木) 13:30~15:30 名古屋開催  らくたび講師・若村
 ≪ 仏像 ≫ 超入門講座 - 仏像の歴史と仏像の基礎知識 -
■ 第2回 9/6(木) 13:30~15:30 名古屋開催  らくたび講師・若村
 ≪ 仏像 ≫ 入門講座 - 如来・菩薩など仏像の種類と鑑賞ポイント -
 詳細は こちら

ぜひ、名古屋の皆さん、これからの企画にご期待ください!
  

Posted by 若村 亮  at 12:01Comments(0)季節の花・紅葉

2012年06月23日

小町化粧水

 『 小町化粧水 』

  平安前期の女流歌人・小野小町 は、六歌仙三十六歌仙 のひとりに選ばれるなど優れた 恋愛歌 を詠んだことで知られ、また後世になって“ 絶世の美女 ”と称されました。

  かつて小野小町は 四条西洞院 あたりに邸宅を持っていたともいわれ、西洞院の清流にあった井戸を小町が使っていたということから、いつしかその井戸は 『 小町化粧水 』 ( こまちけしょうすい ) と呼ばれ、長く守り伝えられてきました。

  現在、すでに井戸は無くなり、四条西洞院の南東角に石碑を残すのみとなっています。

地図 : 小町化粧水
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年06月22日

 『 蛍 』

  初夏の夜、清流のほとりで淡く明滅しながら優雅に宙を舞う 「 螢 」 ( ほたる )。

  日本に生息する約45種の中では 『 源氏螢 』 ( ゲンジボタル ) と 『 平家螢 』 ( ヘイケボタル ) がよく知られています。

  平安末期、ちょうど螢が舞う今頃、源平争乱 に敗れた平家一門の亡骸の上を、慌しく明滅する 小さな螢敗者の平家 ) と、ゆっくり明滅する 大きな螢勝者の源氏 ) が入り乱れて宙を舞ったと伝えられ、それに由来して 源氏螢平家螢 と名付けられたようです。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年06月22日

無病息災を願う ≪ 夏越祓 ≫ in 京都・護王神社

今朝のラジオ出演も無事に終わり、帰り道に鎮座する、「 いのしし神社 」 とも称される ≪ 護王神社 ≫ ( ごおうじんじゃ : 京都御苑の西 ・ 蛤御門近く ) を参拝しました。

護王神社 ・ 狛いのしし


境内にはいよいよ 茅の輪 ( ちのわ ) が設けられて、前半年 ( 1月~6月 ) の罪や汚れを祓い後半年 ( 7月~12月 ) の無病息災を願う 伝統行事 「 夏越祓 」 ( なごしのはらい ) のための 「 茅の輪くぐり 」 ができるようになっていました!

茅の輪


「 茅 」 ( ちがや ) というイネ科の植物を束ねた輪で、この茅の輪をくぐって罪や汚れを祓い、無病息災を願う習わしです。



神社によって多少の違いがある場合もありますが、一般的には護王神社の看板に図示されているような、8の字 をえがくように茅の輪をくぐります♪



狛いのしし も、見守ってくれている、護王神社の茅の輪です ( 笑 )



いよいよ一年の折り返しです、前半年の罪や汚れを祓い、後半年の無病息災を願って、近くの神社で茅の輪をくぐってみてください!
  

Posted by 若村 亮  at 09:42Comments(0)年中行事

2012年06月21日

夏至

 『 夏至 』

  地球の北半球において、太陽の南中高度が最も高く、太陽が照る昼間の時間が最も長くなる日を 『 夏至 』 ( げし ) といい、今年 ( 2012年 ) の夏至は今日 ( 6月21日 ) となります。

  夏至の習わしとして大阪など上方では タコを食べる という習わしがあるようで、稲が大地に根付くことを願い、八本足のタコを食べて稲の根が張ることを願って始まった習わしとも伝えられています ( 地域によっては 7月2日頃 「 半夏生 」 の習わしとも伝えられています )。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年06月20日

豊臣秀吉ゆかりの豊国神社 ≪ 絵馬いろいろ♪ ≫

東山七条に近い場所、天下人・豊臣秀吉 が創建した 巨大な大仏 を祀った 方広寺 ( ほうこうじ ) のかつての境内に、現在は 豊臣秀吉祭神 として祀る 豊国神社 ( とよくにじんじゃ ) が建っています♪

豊国神社 / 国宝・唐門 ( 伏見城の遺構とも )


豊臣秀吉 といえば、戦場で大将の位置を知らせる 馬印瓢箪 ( ひょうたん ) でしたので、願いをかける絵馬も 瓢箪形 の素敵な絵馬になっています ( 笑 )



おっと、唐門の左脇 を見ると、絵馬が ハート型 に! 縁結び です♪



さらに、右脇 を見ると、こちらの絵馬は瓢箪形ではないような・・・?



おーっ! 秀吉といえば、寒い冬のある日、主人・織田信長草履 ( ぞうり ) を ( ふところ ) に入れて 温めた ことが 出世のきっかけ となった・・・ という言い伝えがあり、それにあやかった 草履形出世絵馬 がありました ( 笑 )



ぜひ、豊国神社で出世を願って出世絵馬をかけてみてください!
  

Posted by 若村 亮  at 18:13Comments(0)らくたび日記

2012年06月20日

らくたび京都講座 ≪ 京都の暦365日 ≫

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都の暦365日 ≫ 1年間12回シリーズ



■ 6月23日(土) 第3回講座 ※1回単位で受講可能
≪ 7月の行事 ≫ 祇園囃子が響く京の夏 【 祇園祭 】 ほか
7月の京都といえば、京の夏の風物詩として 7/1~31 まで1ヵ月に渡って繰り広げられる ≪ 祇園祭 ≫ です! 今回の講座では祇園祭の様々な行事の詳細や、7/14~16 「 宵山 」 7/17 「 山鉾巡行 」 の楽しみ方を徹底的に解説しますので、こうご期待ください♪ その他、下鴨神社 「 御手洗祭 」 や 安楽寺 「 鹿ヶ谷かぼちゃ供養 」 など。、諸行事もたっぷりと講義します!

  ● 講師 : 若村亮 ( らくたび代表取締役 )
  ● 会場 : 京染会館 ( 四条西洞院・北西角 ) 6階・大会議室2
           http://www.kyozomekai.or.jp/access/index.html
  ● 時間 : 受付開始 17:15~ 講座 17:30~19:30
  ● テキスト : 毎回資料を配布します
  ● 受講料 : 一般/2,500円 会員/2,000円 学生/500円
           ※学生は社会人学生を除きます
           ※学生の方は学生証をご提示ください
  ● お申し込み
    1、らくたびHP 下記サイトより 
        http://www.rakutabi.com/k_kouza_2010.html#waka2 
    2、電話 075-257-7321 ( 受付 9:00~18:00 )

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らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都の暦365日 ≫ 1年間12回シリーズ

■ 講座の主旨
書籍『 京都12カ月・年中行事を楽しむ 』( 地球の歩き方/著者・若村亮)では、京都の人びとが暮らしの中で守り続ける四季折々の習わしや、社寺を中心に執り行われている伝統的な年中行事を紹介しています。その中から、受講月の翌月に京都で催される大小さまざまな暦の習わしや伝統行事を紹介し、いにしえより受け継がれてきた歴史や由来を学び、そこに秘められた願いやご利益を知ることで、日本人の精神文化の深みや素晴らしさをより一層感じていただければ幸いです。

■ 1年間の講座の詳細 ※毎月第4土曜日 ※ 1回単位で受講可能
4月 【 5月 】 平安の雅が都大路をゆく【 葵祭 】他
 5月 【 6月 】 無病息災を願う茅の輪【 夏越祓 】他
  6月 【 7月 】 祇園囃子が響く京の夏【 祇園祭 】他
   7月 【 8月 】 先祖を供養する【 五山の送り火 】他
    8月 【 9月 】 秋の訪れを感じる【 中秋の名月 】他
     9月 【 10月】 千年の歴史行列がゆく【 時代祭 】他
10月【 11月 】 晩秋を彩る紅葉の美【 もみじ祭 】他
 11月【 12月 】 師走を告げる風物詩【 大根焚き 】他
  12月 【 1月 】 新春のご利益めぐり【 初えびす 】他
   1月  【 2月 】 立春に悪鬼を祓う厄除け【 節分 】他
    2月  【 3月 】 お釈迦さまの死を偲ぶ【 涅槃会 】他
     3月  【 4月 】 散る桜花を鎮める【 やすらい祭 】他  

Posted by 若村 亮  at 15:00Comments(0)京都

2012年06月20日

徳川吉宗

 『 徳川吉宗 』

  江戸幕府8代将軍 『 徳川吉宗 』 ( よしむね ) は 徳川御三家紀州藩 ( 現在の和歌山県 ) に生まれ、7代将軍 徳川家継 ( いえつぐ ) の死によって 徳川宗家 の血筋が途絶えると、宗家以外から初めて将軍に就任しました。

  当時の幕府財政は破綻寸前の危機的状況にありましたが、増税質素倹約 による改革を断行して 財政再建 を果たしました。

  庶民の生活を安定させるために 米価の調節 に尽力し、米将軍 とも呼ばれました。

  寛延4 ( 1751 ) 年 6月20日 死去、享年68。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年06月20日

≪ 台風一過の京都 ≫

【 辞書 】 台風一過 ( たいふういっか )
 - 台風が通り過ぎて、風雨がおさまり晴天になること -

四条京町家


台風の進路が少し東へ逸れたことから京都は大きな被害もなく、大雨や強風も限定的なものでした。 昨夜は雨戸を閉めて帰りましたが、今朝は普段通りの四条京町家です ( 笑 )

四条京町家・坪庭


しかし、次の台風5号がちょっと心配ですね。
  

Posted by 若村 亮  at 11:13Comments(0)らくたび日記

2012年06月19日

南蛮寺

 『 南蛮寺 』

  天文18 ( 1549 ) 年に日本へ伝来した キリスト教 は、織田信長が南蛮文化に理解を示したこともあり、その勢力を急速に拡大しました。

  日本各地に建てられた教会堂は 『 南蛮寺 』 ( なんばんじ ) と呼ばれ、京都には三階建ての壮麗壮大な南蛮寺が建立されました。

  しかし、急激な勢力拡大のなかで宣教師による信仰の強制、社寺の破壊、僧侶への迫害などが問題となり、天正15 ( 1587 ) 年 6月19日、ついに 豊臣秀吉キリシタン禁令 を発布することになりました。
  

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2012年06月18日

花園

 『 花園 』

  平安時代、双ヶ丘の麓には四季折々の美しい花が咲き誇ったことから 『 花園 』 ( はなぞの ) と呼ばれ、貴族の邸宅が建ち並んでいました。

  平安初期、清原夏野が山荘を建てて双丘寺が営まれ、のちに鳥羽天皇の中宮・待賢門院 ( たいけんもんいん ) が復興した 法金剛院 ( ほうこんごういん ) や、室町初期には花園天皇が離宮を営み、のちに禅寺に改められた 妙心寺 ( みょうしんじ ) など、花園には歴史ある寺院が建ち並んでいます。
  

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