2012年07月31日

稲穂が実り始める ≪ 夏の京都 ≫

夏本番京都、朝からガンガン照りの真夏日で、午後2時最高気温 36.4℃ を記録しています、今日も厳しい暑さです~ ( 汗笑 )



4日間の日程で実施されました京都府の新任者・新規採用の先生方への研修会における京都学の講演も本日が最終日となり、京都伝統工芸大学校へとお伺いしてきました。

京都美術工芸大学 ・ 京都伝統工芸大学校 ( 京都府南丹市園部町 )


京都市街地ではなかなか田畑を見る機会は少ないですが、南丹市園部町はまだまだ緑が豊かで、田んぼ をよく見てみると・・・



稲穂 が実り始めていました♪



明日8月1日八月朔日 ( さくじつ : 1日のこと ) であることから略して 「 八朔 」 ( はっさく ) と呼ばれ、昔から 田んぼの初穂をお世話のなっている恩人に贈って秋の豊作を願う習わし が伝わり、商売人も普段お世話になっている方々へお礼をする習わしです。

いよいよ、稲穂が実り始める季節 ! 研修に参加されたフレッシュな先生方も、今回の研修が実りあるものになることを願っています ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 16:49Comments(0)らくたび日記

2012年07月31日

祇園祭 ・ 疫神社夏越祭

 『 疫神社・夏越祭 』

  7月1日の 吉符入 で幕を開けた 祇園祭 も、31日 『 夏越祭 』 ( なごしさい ) で 1ヶ月に渡る神事に幕を閉じます。

  朝10時、祇園祭の関係者が八坂神社の境内にある 疫神社 ( えきじんじゃ ) に参列して 疫病退散の神事 を行い、その後、一般の参拝者も鳥居に設けられた 茅の輪 ( ちのわ ) をくぐり、無病息災を祈願します。

  茅の輪 ( かや ) は疫病退散のお守りになると伝えられ、参拝者が家に持ち帰ります。

  終わりゆく祇園祭の名残を惜しむ最後の神事です。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月30日

枯山水庭園

 『 枯山水庭園 』

  坐禅 を重んじる 禅宗 は、坐禅によって自分の内なる心を見つめて悟りを究 ( きわ ) めていく、つまり禅語の 己事究明 ( こじきゅうめい ) を教えのひとつとしています。

  禅宗の高い精神性は寺院の庭園にも大きな影響を与え、池などの水を用いずに、限られた空間を 白砂樹木 のみで構成するという、きわめて高い 精神性抽象性 を凝縮した芸術的な 『 枯山水庭園 』 ( かれさんすいていえん ) が作られるようになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月29日

下鴨神社 ≪ 御手洗祭 ≫

平安時代以来、貴族が身を清める 禊ぎ祓い ( みそぎはらい ) が執り行われてきた 下鴨神社 では、7/26 ( 木 ) から本日 29 ( 日 ) まで 御手洗池 ( みたらしいけ ) に足を浸して身を清めて暑気払いを行う 「 御手洗祭 」 ( みたらしまつり ) が行われました。

下鴨神社・糺の森


京都学の授業を担当する 京都伝統工芸大学校 の学生の皆さんと午後5時から散策をスタートして、京都御苑幸神社 を見学・参拝した後に、下鴨神社 「 御手洗祭 」 へとやってきました。



夜になっていくぶんか風も涼しくなり、御手洗池の冷たい水に足を浸して、より涼しさを感じられた、まさに 夏の風物詩 とされる祭りですね♪



御手洗社献灯 して、無病息災 を願いました。



連日の酷暑で夏本番ですが、無病息災で過ごしたいですね♪ ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 23:30Comments(0)年中行事

2012年07月29日

平重盛

 『 平重盛 』

  平清盛の長男 『 平重盛 』 ( たいらのしげもり ) は、温厚で冷静沈着・文武両道で、清盛が死んでも重盛さえいれば平家は安泰だ といわれるほどの人物でした。

  鹿ケ谷の陰謀に激怒した父清盛の後白河法皇幽閉を身をもって制止するなど、清盛を諌めることができる数少ない人物 でした。

  ところが、治承3 ( 1179 ) 年 7月29日、重盛は父清盛に先立ち、病に倒れました。 法皇との仲介役を失った平家一門は、関係を悪化させて凋落の道を辿ることになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月28日

神輿

 『 神輿 』

  『 神輿 』 ( みこし ) とは 御神霊 が御旅所へ移動する際の 乗り物 であり、その神輿を清める神事として、祇園祭では 神幸祭前 ( 10日 ) と 還幸祭後 ( 28日 ) に 神輿洗 が行われています。

  八坂神社には3基の神輿があり、主祭神・素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) の分霊が乗る 中御座神輿 ( なかござみこし : 神輿洗に登場 ) の他に、櫛稲田姫命 ( くしいなだひめのみこと ) の 東御座神輿八柱御子神 ( やはしらのみこがみ ) の 西御座神輿 があります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月27日

“ う ” の付くものを食べよう! ≪ 土用の丑の日 ≫

昨日から来週火曜日まで、午前中は 京都府南丹市園部町 へ。

今春、京都府内新規採用 された 小・中・高等学校フレッシュな先生方 が、この夏休み期間中に 新任者研修 として スキルアップ を図る講座が開催され、そのプログラムの中で 京都学 の講演を例年に引き続いて担当させていただき、京都伝統工芸大学校へ連日お伺いしています!

JR山陰本線から眺める保津川


今日は講演の余談として、土用の丑の日 の話しをしてみました ( 笑 )

が高騰していますので、“ う ” の付くもの であればOKなので、今年は うどん梅干し などを食べて暑気払いとしましょうかね ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 15:20Comments(0)らくたび日記

2012年07月27日

池泉庭園

 『 池泉庭園 』

  池を中心とした 『 池泉庭園 』 は、長い歴史の中でさまざまな形式の庭園が作られました。

  平安前期、池に舟を浮かべて回遊する 舟遊 ( しゅうゆう ) 式庭園 があらわれ、平安後期になると、現世に極楽浄土をあらわした 浄土庭園 が数多く作られました。

  鎌倉時代には池の周りを歩きながら回遊する 回遊 ( かいゆう ) 式庭園 や、安土桃山から江戸時代になると、巨石を用いた力強い石組などを配した豪華な庭園がもてはやされました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月26日

下鴨神社 ・ 御手洗祭

 『 下鴨神社 ・ 御手洗祭 』

  平安時代の貴族は季節の変わり目に清らかな水に手足を浸し、過去の罪や穢れ ( けがれ ) を祓う 禊祓い ( みぞぎはらい ) をおこなっていました。

  下鴨神社『 御手洗祭 』 ( みたらしまつり ) は、この平安貴族の習わしに由来する伝統行事で、多くの老若男女が 御手洗池 に足を浸し、無病息災 を祈願します。

  御手洗池の池底から湧き水とともに水面にあがる白い水泡を模した和菓子こそ、御手洗池を発祥とする 御手洗団子 ( みたらしだんご ) です。

『 御手洗祭 』  下鴨神社
   7月26日 ( 木 ) ~ 29日 ( 日 )
   献灯料 200円
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月25日

安楽寺 ・ 鹿ヶ谷カボチャ供養

 『 安楽寺 ・ 鹿ヶ谷カボチャ供養 』

  寛政年間 ( 1789~1801年 ) のこと、ある旅人が津軽国 ( 青森県 ) へ旅した土産に かぼちゃの種 を京都へ持ち帰りました。

  その種を 鹿ケ谷 ( ししがたに ) で栽培していると、いつのまにか 瓢箪 ( ひょうたん ) の形となり、以来、京野菜の 鹿ケ谷かぼちゃ として珍重されるようになりました。

  京都では ≪ 夏の土用にかぼちゃを食せば病から逃れられる ≫ と伝えられ、安楽寺鹿ケ谷かぼちゃ供養 ( 毎年7月25日 ) では、参詣者に煮炊きした鹿ケ谷かぼちゃが振舞われます。

『 鹿ヶ谷カボチャ供養 』  安楽寺
   7月25日 ( 水 ) 9:00 ~ 15:00
   拝観料 500円
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月24日

祇園祭 ≪ 還幸祭 ≫

いよいよ本日 24日夕方御旅所 に鎮座されていた神様が、再び八坂神社へと戻る 還幸祭 ( かんこうさい ) が執り行われます。

遠くから地響きのような掛け声が聞こえてきたかと思うと、四条京町家の前の四条通を、八坂神社主祭神素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) が鎮座する 中御座神輿 ( なかござみこし ) が通られました!

オフィスから窓を開けると・・・ 還幸祭・中御座神輿


屈強な男たちが威勢よく神輿を担いでいます!







この後、神輿は 祇園祭・発祥神泉苑 まで担がれて、再び八坂神社へ戻るために寺町通などを巡行して、夜遅くに八坂神社へ戻ります。 いよいよ祇園祭も終わりへと近づいています。。
  

Posted by 若村 亮  at 19:07Comments(0)年中行事

2012年07月24日

≪ 氷柱 ≫ 祇園石段下 「 寿司 いづ重 」

八坂神社の向かい、祇園石段下 にある 寿司・いづ重 さんの前には、「 献氷 」 と書かれた 氷柱 が立っていました♪

氷柱


夏本番となって暑い日々が続いていますが、八坂さんも氷柱を見て、さぞ 涼しさ を感じていると思います ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 18:53Comments(0)らくたび日記

2012年07月24日

祇園祭 ≪ 花傘巡行 ≫

午前10時から始まった 花傘巡行 ( はながさじゅんこう ) は、正午頃に再び 八坂神社 へと戻ってきました。 本日は KBS京都ラジオ のリスナーの皆さんと 四季折々の京都を巡る散策ツアー があり、祇園祭・花傘巡行 の鑑賞へと行ってきました♪

祇園祭・花傘巡行


以前は 山鉾巡行 が行われていましたが、昭和41年 から 17日24日山鉾巡行統合 されて 17日1度のみ となり、24日花傘巡行 が執り行われるようになりました。





花傘 の下は天から降ってきた 疫神を除ける ことができるとされ、疫病除けを願う花傘が巡行することによって 疫病退散 を祈願します。

花傘


花傘巡行では、祇園宮川町きれいどころ も参列されます♪



宮川町


花傘巡行は八坂神社へと戻って行きました。



こちらで花傘巡行の鑑賞は終わりましたが、散策ツアーではこの後、京料理・菊乃井 で食事をいただいた後、知恩院の近くに建つ 得浄明院 へと散策してきました♪
  

Posted by 若村 亮  at 18:45Comments(0)年中行事

2012年07月24日

祇園祭 ≪ 御旅所 ≫ in 四条寺町

八坂神社神様 は、17日 に執り行われた 神幸祭 ( しんこうさい ) で 御旅所 ( おたびしょ ) へ渡られ、本日 24日 に執り行われる 還幸祭 ( かんこうさい ) で神社へと戻られます。

御旅所 とは神様が氏子町内で鎮座される 仮の社殿 にあたり、八坂神社御旅所四条寺町 にあり、還幸祭が執り行われる本日夕方まで 3基神輿 が鎮座しています。

御旅所 ( 撮影 : 24日10時 )


夕方になると神輿は氏子町へと繰り出して、午後6時頃には 四条京町家 の前を 中御座神輿 ( なかござみこし : 主祭神・素戔嗚尊が鎮座する神輿 ) も通過されます ( 笑 )

中御座神輿

  

Posted by 若村 亮  at 18:29Comments(0)年中行事

2012年07月24日

祇園祭・花傘巡行 / 還幸祭

 『 祇園祭・花傘巡行 / 還幸祭 』

  山鉾巡行を終えて一段落した感のある京都の街ですが、四条寺町の御旅所では 神幸祭 ( 17日 ) にお迎えした 三基の神輿 を奉安しており、24日の夜、再び八坂神社へ神輿が還る 『 還幸祭 』 ( かんこうさい ) が執り行われます。

  その還幸祭に先んじて、24日10時から 『 花傘巡行 』 ( はながさじゅんこう ) が行われ、花傘を中心に約千人の華やかな行列が八坂神社から京都の街を巡行します。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月23日

祇園祭の発祥 ≪ 神泉苑 ≫

昨日の散策で参拝した、神泉苑 ( しんせんえん ) です。

全国的に流行した疫病の退散を願って貞観11 ( 869 ) 年に始まった 祇園祭 ( ぎおんまつり ) は、現在も二条城の南に残る 神泉苑疫病退散の神事 を執り行ったことから始まるとされています。

神泉苑


明日は 祇園祭 ・ 還幸祭 が執り行われ、御旅所に鎮座する神様が再び八坂神社へ戻ります。 その還幸祭において 素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) が鎮座する 中御座神輿 ( なかござみこし ) は神泉苑前を通過し、その後に他の神輿と合流して近くの 御供社 ( ごくうしゃ ) で3基が勢揃いして神事を執り行い 、再び 八坂神社 へと向かっていきます。

いよいよ 祇園祭 も、クライマックス です!
  

Posted by 若村 亮  at 16:38Comments(0)らくたび日記

2012年07月23日

梨園

 『 梨園 』

  演劇の世界 や、とくに 歌舞伎の世界『 梨園 』 ( りえん ) と呼ぶことがあります。

  これは古く中国・唐の故事 に由来し、舞踊音楽 を愛した 玄宗皇帝 が、梨が植えられた 梨園 ( りえん ) と称される庭園に芸人を集めて自ら 舞踊や音楽を教えた といい、その子弟たちを 梨園の弟子 と呼び、後世になって 舞踊や音楽の世界 そのものを 梨園 と呼ぶようになりました。

  江戸時代に 歌舞伎 が盛んになると、演劇の中でもとくに 歌舞伎の世界梨園 と呼ぶようになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)文化コラム

2012年07月23日

祇園祭に欠かせない鱧料理! ≪ 京料理 二傳 ≫

昨日は毎月恒例 『 京都の隠れた社寺と四季の味めぐり 』 講座 が開催されまして、季節はまさに 祇園祭! ということで、伝統の ( はも ) 料理 で知られる ≪ 京料理 二傳 ≫ さんへお伺いしてきました♪

京料理 二傳 ( にでん ) 公式HP : http://niden.jp/


祇園祭別名 「 鱧祭 」 ( はもまつり ) と呼ばれるほど、祇園祭に欠かせない夏の料理・味覚 とされています。 昨日は二傳さんの 若主人・山田さん に、宝暦7 ( 1757 ) 年魚商 として創業した 二傳さんの歴史 や、昔の料理屋と町衆のつながり など、興味深いお話をお伺いしました。



貴重なお話をお伺いした後は、季節を感じる赤い 鬼燈 ( ほおずき ) に入った サーモンアスパラ巻き など、八寸 からいただきました♪

八寸


こちらは “ 鱧抹茶うず巻 トマトジュレ掛け ” で、夏にオススメですね、サッパリした一品♪ 新進気鋭の若手作家の素敵な器でいただきました!

口取


さて、いよいよ 鱧料理神髄 が! ( 笑 )



ん~、これぞ夏の京都! という美味しさです♪

鱧切り落とし / 梅肉 ・ ポン酢


こちらはなかなか珍しい一品、生身の鱧 です。 フグに近いようなコリコリとした食感で、これは鱧を専門とする二傳さんならではの一品でした!

鱧一枚落とし / 土佐醤油


煮物椀 の中には、ツルッとした食感の “ 鱧葛たたき ” が。

煮物椀 ・ 鱧葛たたき


甘鯛の焼物 はもちろん美味しい一品でしたが、無花果 ( いちじく ) の ワインゼリー も皆さんにとっても大好評でした ( 笑 )

焼物 ・ 甘鯛蓼呂焼


さて、料理器も楽しみのひとつ。 こちらの陶器は、網代風のデザイン が施された素敵な陶器でした♪



蓋を開けてみると・・・、大好きな 鱧棒寿司 でした!

中御飯 ・ 鱧棒寿司


夏らしい 煮凍り ( にこごり ) の中には、あわび車海老 が♪

焚合せ ・ あわび・車海老煮凍り


ガラスの美しい器には、利休茄子生雲丹 です♪

小鉢 ・ 利休茄子・天盛生雲丹


〆は ちりめん御飯香の物

御飯・香の物


最後に メロン巨峰 をいただきました ( 笑 )

水物


大満足の鱧料理の数々! 最後にお店の前で 記念撮影タイム になり、若主人・山田さん と肩を組んでツーショット! ( 爆笑 )



これからもお互いに 京都の魅力を広く伝えていきましょう! ということで、若主人・山田さん とは 意気投合 でした! またお伺いします♪
  

Posted by 若村 亮  at 11:19Comments(0)京料理

2012年07月22日

黄檗宗

 『 黄檗宗 』

  萬福寺 ( まんぷくじ ) は、寛文元 ( 1661 ) 年、中国福建省から渡来した 隠元 ( いんげん ) 禅師によって宇治の地に建立された、『 黄檗宗 』 ( おうばくしゅう ) 大本山の寺院です。

  黄檗宗を伝える高僧として知られた隠元禅師は、日本からの要請で渡来し、後水尾上皇徳川家綱 ( いえつな : 江戸幕府第4代将軍 ) から厚い信仰を集め、宇治に土地を与えられて萬福寺を創建しました。

  萬福寺の境内には、天王殿、本堂、法堂など、明朝風 ( 中国風 ) の建物 が並んでいます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月21日

神光院・きゅうり封じ

 『 神光院・きゅうり封じ 』

  京都三弘法 ( 東寺・仁和寺・神光院 ) のひとつとして知られる 神光院 ( じんこういん ) は、本尊として弘法大師像が祀られ、厄除け大師 として信仰されています。

  神光院では7月21日・27日 ( 土用の丑の日 ) に 弘法大師きゅうりに病苦を封じ込めて病を取り除いた という 『 きゅうり封じ 』 が行われています。

  きゅうりに氏名・年齢・病名を書いて白い紙に包み、祈祷を受けて身体の悪い部分をなでて土に埋めると病気を封じこめるといわれています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月20日

夏の京町家

 『 夏の京町家 』

  京町家 には陽射しを遮る ( ひさし )、輻射熱 ( ふくしゃねつ ) を遮る 高塀、屋根の熱を一階に伝えない 中二階、上昇する暖気を越屋根 ( こしやね ) から逃がす 通り庭の高天井 など、暑い夏を涼しく過ごす知恵と工夫 が見られます。

  また、夏の建具には風を通す 簾戸 ( すど ) や 格子 を用い、表通りに打ち水をすることで気化熱による上昇気流が生まれ、奥の坪庭から表通りへと爽やかな風が部屋を吹き抜けます。

  涼風に泳ぐ風鈴の音を楽しむ・・・、京の夏の粋な過ごし方 です。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月19日

7/21 (土) 朝10:05~ NHK京都 ・ 番組出演♪

毎月第1・3 土曜日に放送されています、NHK京都放送局開局80周年記念番組 のひとつ 『 京都思い出散歩 -あのころへ- 』収録 が昨日ありまして、7/21(土) 朝 10:05~10:50 放送分の収録に出演してきました。

「 鴨川 」 がテーマで、昭和51年新日本紀行 「 鴨の河原 」 として放送された昔の映像を見ながら、鴨川の歴史 についてや、現代と比べて変わったこと、変わらないことなどをスタジオでトークしました ( 笑 )

番組出演記念 ・ 大河ドラマ 「 平清盛 」 扇子


番組出演記念 として、とっても素敵な 扇子 をいただきました♪

NHK京都放送局の特別番組 になりますので、放送されるエリア京都府内のみ になりますが、ぜひ京都にお住まいの皆さん、土曜日の放送をご覧ください~♪ ( 笑 )

■ NHK京都放送局 ・ 開局80周年記念
 特別番組 『 京都思い出散歩 - あのころへ - 』
 詳細は こちら へ :
  

Posted by 若村 亮  at 16:00Comments(2)らくたび最新情報

2012年07月19日

法金剛院



 『 法金剛院 』

  関西花の寺・第13番札所の 『 法金剛院 』 ( ほうこんごういん ) は、平安初期に右大臣・清原夏野 ( きよはらのなつの ) が当地で営んだ山荘が没後に 双丘寺 ( そうきゅうじ ) となり、その後の大治5 ( 1130 ) 年、鳥羽天皇の中宮・待賢門院 ( たいけんもんいん ) が旧跡を復興して 「 法金剛院 」 としました。

  初夏になると庭園中央の大きな池には 美しい蓮の花 が一面に咲き誇り、極楽浄土 を現世にあらわしたような幻想的な光景があらわれます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月19日

らくたび京都講座 ≪ 京都・千年の歴史 ≫

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都・千年の歴史 ≫ 1年間12回シリーズ



■ 7月21日(土) 第4回講座 ※1回単位で受講可能
≪ 平安時代・後期 ≫ -貴族社会の衰退と末法思想の影-
平安後期の貴族社会の衰退とともに、時代に暗い影を及ぼしたのが怨霊問題や末法思想です。暑い夏、背筋に寒気を感じる京都の怨霊・魔界伝説についてたっぷりと講義します♪

  ● 講師 : 若村亮 ( らくたび代表取締役 )
  ● 会場 : 京染会館 ( 四条西洞院・北西角 ) 6階・大会議室2
           http://www.kyozomekai.or.jp/access/index.html
  ● 時間 : 受付開始 17:15~ 講座 17:30~19:30
  ● テキスト : 毎回資料を配布します
  ● 受講料 : 一般/2,500円 会員/2,000円 学生/500円
           ※学生は社会人学生を除きます
           ※学生の方は学生証をご提示ください
  ● お申し込み
    1、らくたびHP 下記サイトより 
        http://www.rakutabi.com/k_kouza_2010.html#waka1 
    2、電話 075-257-7321 ( 受付 9:00~18:00 )

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都・千年の歴史 ≫ 1年間12回シリーズ

■ 講座の主旨
千年の都と称される京都。太古の古代豪族の時代に歴史が始まり、平安遷都で天皇が住む都となってからは、つねに政治・文化の中心地として栄枯盛衰を積み重ねてきました。本講座では、時代別に歴史の流れをわかりやすく把握し、その歴史が刻まれた京都の残るゆかりの社寺史跡を紹介します。歴史的な背景や想いを知れば、京都の社寺史跡もまた違った魅力を感じさせてくれます。

■ 1年間の講座の詳細 ※毎月第3土曜日 ※ 1回単位で受講可能
 4月  飛鳥・奈良時代   古代豪族・秦氏と賀茂氏の力
  5月  平安時代・前期   平安京遷都と輝く平安新仏教
   6月  平安時代・中期   天皇の治世と華やかな貴族社会
    7月  平安時代・後期   貴族社会の衰退と末法思想の影
     8月  平安時代・末期   上皇の院政と源平争乱の時代へ
      9月  鎌倉時代       武家政権の樹立と鎌倉新仏教
 10月  南北朝時代     南朝と北朝の対立から統一へ
  11月  室町時代      足利政治の盛衰と文化の確立
   12月  戦国時代      群雄割拠の動乱から全国統一へ
    1月  江戸時代・前期   徳川将軍家の威光と泰平の時代
     2月  江戸時代・後期   幕府政治の衰退から動乱の幕末へ
      3月  明治時代以降    東京遷都の影響から殖産興業へ
  

Posted by 若村 亮  at 09:00Comments(0)京都

2012年07月18日

祇園祭 ・ 山鉾巡行 / 御池通

巡行の最後、御池新町で先頭をゆく 長刀鉾 から お稚児さん が降りて、さらに辻回しを行って長刀鉾は 新町通 へ。 その間、郭巨山 は長刀鉾を見守りながらしばし休憩♪ でした ( 笑 )

御池通・郭巨山


一緒に巡行しました郭巨山町の皆さんと世間話を ( 笑 ) ご縁がありまして、法然院 の 梶田御住職様にも毎年、郭巨山の巡行にご参加いただいています。



長刀鉾に続いて、郭巨山も新町通へ。 昔ながらの細い道になりますので、沿道の皆さんと顔を合わせながら、そして暑さを労うご声援をいただきながら、最後まで巡行を楽しませていただきました ( 笑 )



山中さん、ありがとうございました!
  

Posted by 若村 亮  at 18:07Comments(0)年中行事

2012年07月18日

祇園祭・山鉾巡行 / 四条通

昨日の 祇園祭・山鉾巡行 は、いろんなところでプロのカメラマンさんに撮影をしていただき、さっそく写真をいただきました ( 笑 )

四条通・郭巨山


四条通を、東の八坂さんへ向かう巡行では、容赦なく太陽が正面から照りつけて、すでに顔は日焼けが始まっています ( 笑 )



ありがとうございました!
  

Posted by 若村 亮  at 17:47Comments(0)年中行事

2012年07月18日

祇園祭・無言詣

 『 祇園祭・無言詣 』

  昨日 ( 17日 )、八坂神社の神輿四条寺町御旅所 へ奉安 ( ほうあん : 尊い物を安置すること ) されました。

  神輿は三基 あり、素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) を祀る 中御座 ( なかござ )、櫛稲田姫命 ( くしいなだひめのみこと ) を祀る 東御座八柱御子神 ( やはしらのみこがみ ) を祀る 西御座 です。

  24日の還幸祭で神輿が八坂神社へ戻るまでの 七日七夜誰ともしゃべらずに御旅所の神輿前に詣でる心願が成就する という 『 無言詣 』 ( むごんまいり ) の習わしがあり、舞妓さんや芸妓さんが願いを込めて無言詣をおこないます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月17日

祇園祭・神幸祭

 『 祇園祭・神幸祭 』

  山鉾巡行が終わると、祇園祭で最も重要な神事 『 神幸祭 』 ( しんこうさい ) がおこなわれます。

  17日の夕刻、八坂神社神霊 を遷した 三基の神輿 が神社を出発し、法被姿の氏子達が荒々しく担いで 氏子町を巡行 します。 夜、三基の神輿は四条寺町にある 御旅所 ( おたびしょ : 神輿を迎えて奉安する所 ) に入り、還幸祭 ( かんこうさい : 24日 ) までの7日間、町内に滞在します。

  八坂神社の神様を迎える 神幸祭還幸祭 は、平安時代に始まる 祇園御霊会の古式を今に伝える神事 です。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年07月16日

青空に映える ≪ 菊水鉾 ≫

菊水鉾の勇姿です!


  

Posted by 若村 亮  at 17:08Comments(0)らくたび日記

2012年07月16日

もうすぐ梅雨明け?! ≪ 平安神宮 ≫

今日は 最高気温 は何度になったんでしょうか!!

今日は名古屋からのバスツアーのご案内で、平安神宮・神苑 ( 睡蓮 )、祇園祭・菊水鉾 ( 登上 )、廬山寺 ( 桔梗の庭 ) を巡ってきましたが、もう暑くて暑くて、ペットボトルのお茶を3本も飲み尽くしました ( 笑 )

平安神宮






暑い一日でしたが、風が吹くと涼しさも感じました ( 笑 )


  

Posted by 若村 亮  at 17:02Comments(0)らくたび日記