2012年07月23日

祇園祭の発祥 ≪ 神泉苑 ≫

昨日の散策で参拝した、神泉苑 ( しんせんえん ) です。

全国的に流行した疫病の退散を願って貞観11 ( 869 ) 年に始まった 祇園祭 ( ぎおんまつり ) は、現在も二条城の南に残る 神泉苑疫病退散の神事 を執り行ったことから始まるとされています。

神泉苑


明日は 祇園祭 ・ 還幸祭 が執り行われ、御旅所に鎮座する神様が再び八坂神社へ戻ります。 その還幸祭において 素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) が鎮座する 中御座神輿 ( なかござみこし ) は神泉苑前を通過し、その後に他の神輿と合流して近くの 御供社 ( ごくうしゃ ) で3基が勢揃いして神事を執り行い 、再び 八坂神社 へと向かっていきます。

いよいよ 祇園祭 も、クライマックス です!
  

Posted by 若村 亮  at 16:38Comments(0)らくたび日記

2012年07月23日

梨園

 『 梨園 』

  演劇の世界 や、とくに 歌舞伎の世界『 梨園 』 ( りえん ) と呼ぶことがあります。

  これは古く中国・唐の故事 に由来し、舞踊音楽 を愛した 玄宗皇帝 が、梨が植えられた 梨園 ( りえん ) と称される庭園に芸人を集めて自ら 舞踊や音楽を教えた といい、その子弟たちを 梨園の弟子 と呼び、後世になって 舞踊や音楽の世界 そのものを 梨園 と呼ぶようになりました。

  江戸時代に 歌舞伎 が盛んになると、演劇の中でもとくに 歌舞伎の世界梨園 と呼ぶようになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)文化コラム

2012年07月23日

祇園祭に欠かせない鱧料理! ≪ 京料理 二傳 ≫

昨日は毎月恒例 『 京都の隠れた社寺と四季の味めぐり 』 講座 が開催されまして、季節はまさに 祇園祭! ということで、伝統の ( はも ) 料理 で知られる ≪ 京料理 二傳 ≫ さんへお伺いしてきました♪

京料理 二傳 ( にでん ) 公式HP : http://niden.jp/


祇園祭別名 「 鱧祭 」 ( はもまつり ) と呼ばれるほど、祇園祭に欠かせない夏の料理・味覚 とされています。 昨日は二傳さんの 若主人・山田さん に、宝暦7 ( 1757 ) 年魚商 として創業した 二傳さんの歴史 や、昔の料理屋と町衆のつながり など、興味深いお話をお伺いしました。



貴重なお話をお伺いした後は、季節を感じる赤い 鬼燈 ( ほおずき ) に入った サーモンアスパラ巻き など、八寸 からいただきました♪

八寸


こちらは “ 鱧抹茶うず巻 トマトジュレ掛け ” で、夏にオススメですね、サッパリした一品♪ 新進気鋭の若手作家の素敵な器でいただきました!

口取


さて、いよいよ 鱧料理神髄 が! ( 笑 )



ん~、これぞ夏の京都! という美味しさです♪

鱧切り落とし / 梅肉 ・ ポン酢


こちらはなかなか珍しい一品、生身の鱧 です。 フグに近いようなコリコリとした食感で、これは鱧を専門とする二傳さんならではの一品でした!

鱧一枚落とし / 土佐醤油


煮物椀 の中には、ツルッとした食感の “ 鱧葛たたき ” が。

煮物椀 ・ 鱧葛たたき


甘鯛の焼物 はもちろん美味しい一品でしたが、無花果 ( いちじく ) の ワインゼリー も皆さんにとっても大好評でした ( 笑 )

焼物 ・ 甘鯛蓼呂焼


さて、料理器も楽しみのひとつ。 こちらの陶器は、網代風のデザイン が施された素敵な陶器でした♪



蓋を開けてみると・・・、大好きな 鱧棒寿司 でした!

中御飯 ・ 鱧棒寿司


夏らしい 煮凍り ( にこごり ) の中には、あわび車海老 が♪

焚合せ ・ あわび・車海老煮凍り


ガラスの美しい器には、利休茄子生雲丹 です♪

小鉢 ・ 利休茄子・天盛生雲丹


〆は ちりめん御飯香の物

御飯・香の物


最後に メロン巨峰 をいただきました ( 笑 )

水物


大満足の鱧料理の数々! 最後にお店の前で 記念撮影タイム になり、若主人・山田さん と肩を組んでツーショット! ( 爆笑 )



これからもお互いに 京都の魅力を広く伝えていきましょう! ということで、若主人・山田さん とは 意気投合 でした! またお伺いします♪
  

Posted by 若村 亮  at 11:19Comments(0)京料理