2011年11月30日

清水寺

 『 清水寺 』

  広隆寺や鞍馬寺と並び、平安京が遷都される以前に創建された古い歴史を有する 『 清水寺 』 ( きよみずてら ) は、宝亀9 ( 778 ) 年、奈良・子嶋寺 ( 奈良県高市郡高取町 ) の僧・延鎮 ( えんちん ) が、夢のお告げに従って霊泉を探し求めて辿り着いた 音羽山 ( 現在の清水寺 ) に創建したことに始まると伝えられています。

  その後、延暦17 ( 798 ) 年、僧・延鎮坂上田村麻呂 が本堂を大規模に改築して 「 清水寺 」 と号した、とも伝えられています ( 諸説あり )。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)清水寺付近

2011年11月30日

新潟空港

講演のために飛行機で新潟へやってきました。



新潟は今年一番に近い冷え込みになるようです ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 11:48Comments(0)らくたび日記

2011年11月29日

天龍寺

 『 天龍寺 』

  臨済宗天龍寺派大本山 『 天龍寺 』 ( てんりゅうじ ) は、暦応2 ( 1339 ) 年、室町幕府初代将軍・足利尊氏 が先に崩御された 後醍醐天皇霊を慰める ため、禅僧・夢窓疎石 ( むそうそせき ) を開山 ( 初代住職 ) に招いて創建しました。

  京都五山第一位 の格式を誇り、堂塔あわせて百五十を数える壮大な境内を有しましたが、度重なる火災で堂塔は焼失し、現在の諸堂は明治以降に再建されました。

  創建当時の遺構で 夢窓疎石作庭 した 曹源池 ( そうげんち ) 庭園 は、天下の名勝・嵐山借景 とする名庭で、彩りを深める紅葉が池に映り込んで見事な庭園美を見せてくれます。

地図 : 天龍寺
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)嵐山・嵯峨野

2011年11月29日

紅葉情報 第16弾 ≪ 二尊院 ≫ 11/28(月)

嵯峨野めぐりの最後に訪ねた寺院は、釈迦如来阿弥陀如来二尊 を本尊に祀ることから名付けられた 二尊院 ( にそんいん ) へ。 参道は 紅葉の馬場 とも呼ばれ、見事な紅葉の並木道となっていました!





門の奥に見える紅葉の彩りも素敵ですね♪







ここ数日のグッとした冷え込みで、一気に紅葉が美しくなってきています。 もう明後日は12月に突入しますが、まだ今週末あたりまで紅葉は十分に楽しめそうですね♪
  

Posted by 若村 亮  at 10:42Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月29日

紅葉情報 第15弾 ≪ 天龍寺 ≫ 11/28(月)

嵐山随一の禅寺・天龍寺 ( てんりゅうじ ) は観光客で大賑わいでした。



紅葉も見頃を迎えて、特別名勝・特別史跡に指定される素敵な曹源池庭園も池の溿に紅葉が彩り、水面に紅葉が映り込むなど、素晴らしい光景が広がっていました。



そして、庭園の見所はなんといっても、天下の名勝・嵐山を借景とするところで、庭園の奥に嵐山の美しい山並みがあたかも庭園の一部のように見えて、壮大なスケールを感じさせてくれる名庭です。



さぁ、天龍寺の紅葉を楽しんだ後は、いよいよ嵯峨野めぐりへ♪
  

Posted by 若村 亮  at 10:34Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月29日

天龍寺・精進料理 ≪ 篩月 ≫

嵐山の風光明媚な秋景色を見た後は天龍寺へ向かい、まずは境内で営まれている精進料理のお店 ≪ 篩月 ≫ ( しげつ ) へ♪

先付 ・ おひたし ・ ごま豆腐


見た目よりもしっかりとした味付けで、最高に美味しい一品でした!

炊き合わせ


柔らかい口当たりで、こちらも美味しい一品でした。

おぼろ豆腐 と おからの汁物


次の一品、料理の名前は食べて私なりに付けてみた名前なので正しくはないですが ( 笑 )、とにかく擦った芋を団子のように丸めて、中に百合根などを入れて揚げて、最後にあんをかけて生姜をのせた素敵な一品で、いただいた後には一気に体が温まりました!

芋の団子揚げあんかけ


天下の名勝・嵐山の美しい紅葉を見て、篩月で美味しい精進料理をいただいて、まさに心身ともに清めらた、そんな一日でした ( 笑 )

天龍寺 精進料理 ≪ 篩月 ≫ : 公式HPは こちら
  

Posted by 若村 亮  at 10:26Comments(0)京料理

2011年11月29日

紅葉情報 第14弾 ≪ 嵐山 ≫ 11/28(月)

連日の紅葉さんぽです ( 笑 ) 昨日はKBS京都ラジオのリスナーさんと月一度の京都散策 ≪ おき・らくたび ≫ が紅葉の嵐山で開催されました♪

天下の名勝 ・ 嵐山


平安の昔から、天皇や貴族が川に船を浮かべて紅葉狩りをした名所で、平日にもかかわらず、昨日もかなりの観光客で大賑わいでした!



一昨日の日曜日には、渡月橋を渡るのにあまりの人の多さで10分以上かかったとか・・・ ( 笑 ) 今も昔も変わることのない、紅葉の名所・嵐山ですね。
  

Posted by 若村 亮  at 10:08Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月28日

二尊院

 『 二尊院 』

  嵯峨野 に広大な境内を有する 『 二尊院 』 ( にそんいん ) は、嵯峨天皇 の命によって承和年間 ( 834~847年 ) に創建された格式ある歴史を受け継ぎ、本尊として 釈迦如来阿弥陀如来二体の本尊 を祀ることから 『 二尊院 』 と称されています。

  現世から来世へと送り出す “ 発遣 ” ( はっけん ) の 釈迦如来 が右に立ち、極楽浄土へ迎え入れる “ 来迎 ” ( らいごう ) の 阿弥陀如来 が左に立ち、送る釈迦如来迎える阿弥陀如来 の 二尊 で もれなく人びとを救おう という願いが込められています。

  総門の奥に続く参道は秋になると紅葉の並木道となり、紅葉の馬場 ( もみじのばば ) と称されています。

地図 : 二尊院
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)嵐山・嵯峨野

2011年11月27日

紅葉情報 第13弾 ≪ 真如堂 ≫ 11/27(日)

真如堂 が近づくにつれて次第に観光客が増えてきて、境内に入ると団体ツアーも含めてかなりたくさんの人びとで賑わっていました! ( 笑 )





本堂の裏あたりも含めて、ほぼ紅葉が彩りを深めていました。



雲間から夕陽が射してきて、紅葉はより赤く染められて・・・



さて、今日の散策は、ここ真如堂で解散。



全体としては約1週間程度、紅葉のピークが後ろへ遅れている感じですが、場所によっては紅葉の彩りもピークを迎えています。 次の土曜・日曜日あたりでも、まだまだ紅葉は十分に楽しめそうです♪
  

Posted by 若村 亮  at 23:43Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月27日

紅葉情報 第12弾 ≪ 吉田神社 ≫ 11/27(日)

百万遍 ≪ 梁山泊 ≫ で美味しい食事をいただいた後、いよいよ紅葉めぐりへ♪

吉田神社は紅葉で訪れる人は少ないですが、場所によっては彩りも美しく、真如堂や金戒光明寺などへ向かう途中に訪ねてみるのもオススメです!



白い花を咲かせていたサザンカの木の大きさに、ちょっと驚きました!



さて、吉田神社から宗忠神社を経て、いよいよ紅葉の真如堂へ!
  

Posted by 若村 亮  at 23:33Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月27日

京・百万遍 ≪ 梁山泊 ≫

今日は毎月第4日曜日に開催されている 『 京都の隠れた社寺と四季の味めぐり 』 現地散策講座が催されて、まずは京阪・出町柳駅から百万遍へと歩いて 料亭 ≪ 梁山泊 ≫ ( りょうざんぱく ) へ。





ミシュランガイドでもふたつ星を獲得しているお店で、四季の素材を活かした美味しい料理を次々といただきました♪  

先付


薄い大根の下には、風味たっぷりの “ かにしんじょう ”。

椀物


お造り


炊き合わせの “ とろみ ” は、吉野本葛にリンゴを擦った独特のもので、ほんのりと後味に感じるリンゴが絶妙でした!

炊き合わせ


さわらの西京焼き、肉厚で食感も素敵でした。

焼き物


揚げ物


ご飯


デザート


デザートまでたっぷりといただきました ( 笑 )

出町柳駅から徒歩10分、百万遍の交差点に近い、細い路地にある素敵なお店です。 今回は食事後のご案内がありますのでお酒はいただいていませんが、特選の日本酒がズラリとメニューに並んでいましたので、ぜひ次回はプライベートで日本酒を楽しみながら・・・ というのもいいですね ( 笑 )

京・百万遍 ≪ 梁山泊 ≫ : 公式HPは こちら
  

Posted by 若村 亮  at 23:23Comments(0)京料理

2011年11月27日

祗王寺

 『 祇王寺 』

  嵯峨野に建つ 『 祇王寺 』 ( ぎおうじ ) は、法然上人の弟子・念仏坊良鎮 ( ねんぶつぼうりょうちん ) が往生院を創建したことに始まると伝えられています。

  祇王寺という寺名は、当地に隠棲した 祇王 という女性の名前に由来し、平家物語によれば、平清盛の愛を失った祇王が母と妹とともに剃髪して尼僧となり、念仏三昧の余生を送ったと伝えられています。

晩秋になると庭園には紅葉が散り積もり、緑の苔庭は一面の紅葉色に染まります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)嵐山・嵯峨野

2011年11月26日

紅葉情報 第11弾 ≪ 曼殊院 ≫ 11/26(土)

今日の散策は赤山禅院から修学院を経て、曼殊院 詩仙堂 へ。

曼殊院


門前の白壁あたりは見事な紅葉の彩りで、ちょうど西へ傾く夕陽がさらに紅葉を赤く照らして美しい風景でした♪



すでに太陽が傾いて庭園には影が多くなっていましたが、枯山水庭園の紅葉も美しく、多くの観光客で大賑わいの曼殊院でした ( 笑 )





曼殊院を後にして詩仙堂を拝観して、本日の散策は終了。

帰りは叡電で出町柳駅へと戻ってきましたが、なんと改札前は貴船・鞍馬のライトアップへ向かう人で大混雑、改札は入場制限をしていました ( 驚 )



明日の日曜日はさらに気温も上がって晴天に恵まれる予報です!
  

Posted by 若村 亮  at 23:30Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月26日

紅葉情報 第10弾 ≪ 赤山禅院 ≫ 11/26(土)

秋晴れとなった11月最後の週末、いよいよ京都は紅葉観光シーズンのピークを迎えて、市内各所の紅葉スポットは今年一番の賑わいとなりました。 そんな中、今日は京都伝統工芸大学校の学生の皆さんと四季折々の京都を訪ねて歩く現地散策講座で、先日の数珠供養の取材から3日、再び比叡山の麓に佇む延暦寺の別院・赤山禅院 へ。





赤山禅院は都七福神のひとつ・福禄寿 ( ふくろくじゅ ) として信仰され、境内奥のお堂に厚く祀られています。



福禄寿のおみくじ


美しい紅葉に、福禄寿神もご満悦ですね♪
  

Posted by 若村 亮  at 23:00Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月26日

宝筐院

 『 宝筐院 』

  嵯峨清凉寺嵯峨釈迦堂 ) のすぐ西に佇む 『 宝筐院 』 ( ほうきょういん ) は、平安中期、第72代・白河天皇 によって創建された 善入寺 ( ぜんにゅうじ ) に歴史が始まり、室町前期に 禅僧黙庵 ( もくあん ) が入寺して臨済宗の寺院となりました。

  室町幕府2代将軍・足利義詮 ( よしあきら ) は黙庵に深く帰依し、貞治5 ( 1367 ) 年、義詮が38歳で没すると義詮の 院号 ( いんごう : 死者の戒名につける “ 院 ” の付いた称号 ) の 宝筐院 にちなみ、「 宝筐院 」 と寺名が改められました。

地図 : 宝筐院
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)嵐山・嵯峨野

2011年11月25日

紅葉情報 第9弾 ≪ 天得院 ≫ 11/25(金)

東福寺・通天橋で紅葉を楽しんだ後、塔頭の 天得院 ( てんとくいん ) さんへ。 現在、特別公開中ということで、ちょっと立ち寄ってきました♪



おっと、立派な椿の花も可憐に咲いていました!



赤と緑が競演するコントラストの美しい彩りですね♪



天得院さんといえば、お堂の壁にあるこちらの花頭窓から眺める石燈籠と紅葉の風景、これが趣深いですね~ ( 笑 )



東福寺には素敵な趣深い塔頭寺院がありますので、ぜひオススメです♪

天得院 : 公式HPは こちら
  

Posted by 若村 亮  at 20:42Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月25日

紅葉情報 第8弾 ≪ 東福寺 ≫ 11/25(金)

一昨日は 高雄、昨日は 比叡山 とかなりの距離を歩きましたが、今日は穏やかな一日を・・・ といきたいところですが、さすが 紅葉の名所・東福寺 です、ここは東京・渋谷か新宿か!、というような賑わいでした ( 笑 )

通天橋 から眺める紅葉の渓谷


現在、紅葉は3分~5分程度、それでも広大な境内に数多く樹木がありますので、すでに十分に楽しめる彩りですよ!



開山堂


いよいよ今週末、紅葉の観光ピーク を迎えますが、天気は晴れの予報、日曜日は気温も20℃近くまで上がると予想されていますので、絶好の紅葉日和 になります。

ぜひ皆さん、今週末は素敵な紅葉を楽しみに京都へお越しください~♪
  

Posted by 若村 亮  at 20:27Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月25日

紅葉情報 第7弾 ≪ 比叡山 延暦寺 ≫ 11/24(木)

昨日は取材で 延暦寺 へ! 早朝の荘厳なる延暦寺を撮影するために、なんと6時半に家を出て、ケーブル坂本駅 8時発 の始発で比叡山へ ( 笑 )

坂本・日吉大社


始発のケーブルに乗りましたが、20名くらいのお客さんがいましたね、ちょっとビックリしました! そんな中、お坊さんもケーブルに乗っていて、麓の坂本から山上の延暦寺へ出勤でしょうね ( 笑 )



いや~、清々しい秋晴れで、琵琶湖 を望む景色は最高でした!

大津方面


湖北方面


ケーブル延暦寺駅 は、歴史ある文化財の建築物。



駅中の待合室も、レトロ感たっぷりです♪





比叡山の上とあって、紅葉もかなり進んでいました!





まずは 根本中堂 の撮影から。



文殊楼


法華総持院東塔


東塔エリアの取材撮影を順調に終えて、続いて比叡山の最奥に位置する横川エリアへ。 比叡山はさすがに寒くて、冬のスキー場のような厳しい冷え込みでした。 そんな時、横川のバス停で降りると、なんと無料で大根炊きが振る舞われていました! これには救われました ( 笑 )



横川エリアは、第3代天台座主・慈覚大師 円仁 が創建したエリアで、その中心となる横川中堂は、遣唐使船で中国・唐へ渡った円仁ゆかりとして船を象った形のお堂になっています。

横川中堂


元三大師堂


静寂に包まれて・・・ と言いたいところでしたが、団体バスツアーの皆さんがちょうど参拝に来られて、すごい賑わいになりました ( 笑 )





朝8時半に比叡山に入り、夕方3時半に下山ということで、丸6時間も延暦寺に滞在してみっちり取材をさせていただきました♪
  

Posted by 若村 亮  at 20:07Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月25日

紅葉情報 第6弾 ≪ 高雄 ≫ 11/23(水・祝)

さて、早朝に赤山禅院に行った後、すぐに今度は らくたび・京都さんぽ が開催される 高雄・神護寺 へ! 平安時代以来の紅葉の名所であり、高雄は山間部に位置することから紅葉はまさに見頃となっていました♪





今回の京都さんぽは昼食付きで、高雄・清滝川のほとりに佇む 料理旅館・もみぢ家 別館の川床で美しい紅葉を見ながら、美味しい食事をいただきましょう~♪ という散策でした ( 笑 )





嵯峨豆腐 として知られる 森嘉 さんのお豆腐を使ったお料理です♪



あつあつの 湯豆腐 をいただいて、体の芯まで温まって・・・



そしていざ 清滝さんぽ へ! 高雄から保津峡駅まで約8kmの散策、渓谷の紅葉美を堪能する散策でした。



全員が無事に歩き終えて解散となり、JR山陰線で京都駅へ帰ってくると、駅ビルの中はクリスマスツリーが耀いていて、秋の紅葉真っ盛りから冬の華やかなクリスマスへ、一気に季節を駆け抜けた感じがしました ( 笑 )



ご参加をいただきました皆さん、ありがとうございました。
  

Posted by 若村 亮  at 19:00Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月25日

紅葉情報 第5弾 ≪ 赤山禅院 ≫ 11/23(水・祝)

いよいよ京都も紅葉シーズン真っ盛りを迎えています。 一昨日は早朝から動き始めて、朝9時に比叡山の麓、赤山禅院 ( せきざんぜんいん ) へ。



当日はちょうど、一年に一度の年中行事・数珠供養 が執り行われる日にあたり、10時前になると多くの人びとが赤山禅院にやってきました。



まだ紅葉真っ盛りというわけではありませんが、赤と緑のコントラストが美しく、比叡山の麓にあって大自然あふれる赤山禅院の素敵な風景です。





陽当たりの良い葉先から色付いています♪



境内には寒桜もちらほらと咲いていました!





比叡山の麓にある赤山禅院は、京都市内でも比較的早く色付く場所にあたりますので、今週末あたりは見頃を迎えると思います。 実は明日もお伺いする予定をしていますので、楽しみにしたいと思います ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 18:45Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月25日

安楽寺

 『 安楽寺 』

  鎌倉初期、東山山麓の 鹿ケ谷法然上人の念仏道場 が営まれ、弟子の 住蓮 ( じゅうれん ) と 安楽 ( あんらく ) が浄土念仏の修行に励んでいました。

  そこへ 後鳥羽上皇寵愛 した二人の美しい女官・松虫姫鈴虫姫 が説法に感化されて秘かに 出家 し、後鳥羽上皇の怒りをかって二僧は死罪、師の法然上人は流罪となる悲劇が起こりました。

  その後、二僧の菩提を弔って延宝9 ( 1681 ) 年に 『 住蓮山安楽寺 』 ( じゅうれんざん あんらくじ ) が創建され、現在は春と秋に特別公開されています。

『 秋の特別公開 』 安楽寺
 11/19(土)~12/4(日)
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)銀閣・南禅寺付近

2011年11月24日

法然院

 『 法然院 』

  東山に佇む 『 法然院 』 ( ほうねんいん ) は、鎌倉初期に 浄土宗祖法然上人 が阿弥陀如来を昼夜に六回拝んで功徳を称えるという 六時礼賛 ( ろくじらいさん ) に勤めた旧跡にあたります。

  その後、延宝8 ( 1680 ) 年、浄土宗総本山知恩院 の第38代門主・万無 ( ばんぶ ) 上人念仏道場 として再興して 「 法然院 」 としました。

  茅葺きの趣きのある山門をくぐると、秋の深まりとともに散紅葉が赤く境内を染めています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)銀閣・南禅寺付近

2011年11月23日

円通寺

 『 円通寺 』

  臨済宗妙心寺派 に属する 『 円通寺 』 ( えんつうじ ) は、江戸初期に 後水尾天皇幡枝離宮 ( はたえだりきゅう ) を営んだ地で、延宝6 ( 1678 ) 年、守澄 ( しゅちょう ) 法親王 ( 後水尾天皇の第3皇子 ) の尽力を得て堂宇を興して創建されました。

  後水尾天皇 より “ 円通寺 ” の勅額を賜り、霊元天皇 勅願寺 と定めて梵鐘を寄進するなど、皇室ゆかりの格式高い歴史を受け継いできました。 円通寺の庭園は比叡山を借景とする枯山水式の平庭で、後水尾天皇が営んだ幡枝離宮に造営された庭園をそのまま受け継ぐ雅の空間として知られています。

地図 : 円通寺
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(2)一乗寺・修学院

2011年11月22日

新潟県十日町市へ 日帰り京都講演

紅葉真っ盛りの京都を離れて、新潟県十日町市 へ。 来春に京都への修学旅行を予定している中学校で、京都の歴史世界遺産 を紹介する 京都講演 を行うため、強行スケジュールですが日帰りで行ってきました ( 笑 )

新幹線の窓から見える風景はどこも雲ひとつない秋晴れでしたが、富士山のあたりは少し雲が出ていて、さすが日本一の山ですね、頂上は雲に隠れていました。



東京駅で上越新幹線に乗り換えるわずか10分ちょっとの間、そのネーミング “ 秋露のささやき ” にグッときてこの駅弁を買い求めました ( 笑)



栄養バランスの良さそうな駅弁で、秋の味覚・松茸 も入っていました!



さて、京都を出て約4時間、ようやく 越後湯沢駅 に到着~!
ここはスキーリゾートも近いようで、冬に賑わう駅なんですね。



越後湯沢駅から車で約1時間、ひと山を越えて十日町市へ。
昨日は本格的な雪が降ったようで、山々は白く雪化粧していました。



中学校での約90分の講演も無事に終わり、再び越後湯沢駅へ。 ひと山を越える峠あたりは道脇に雪が集められていて、この辺りはまもなく雪に覆われる季節を迎えるようです。 遠くの山並みも雪で白く彩られ、なかなか京都では見ることができない大自然の風景ですね♪



さて、帰りの新幹線でも、再び駅弁を! ちょっと腹ごしらえ程度に、と思っていましたので、新潟県魚沼産の美味しいコシヒカリをいただくべく、牛飯にしてみました ( 笑 )



現在、まだ埼玉県あたりを通過中。 この後、東京で東海道新幹線に乗り換えて、21時半くらいに京都に戻ります! 明日は京都さんぽ、高雄から保津峡へと歩いて紅葉を満喫する予定です~♪
  

Posted by 若村 亮  at 18:29Comments(0)らくたび日記

2011年11月22日

実相院

 『 実相院 』

  洛北・岩倉 『 実相院 』 ( じっそういん ) は、寛喜元 ( 1229 ) 年、僧・静基 ( じょうき ) によって洛北・紫野 に創建されました。 古くは 天台宗寺門派 ( 三井寺を総本山とする天台宗の一派 ) に属し ( 現在は単立 )、紫野から京都御所の近くに移転し、その後、室町後期に応仁の乱の戦火を避けて現在地の岩倉に移転したと伝えられています。

  江戸中期、第112代・霊元天皇養子義周 ( ぎしゅう ) 法親王 が入寺して 門跡寺院 となり、御所の旧殿を賜るなど 岩倉門跡岩倉御殿 と称される格式高い歴史を受け継いでいます。

  秋・紅葉の頃、客殿・滝ノ間の床に紅葉の赤が映り込む絶景・床もみじ で知られています。

地図 : 実相院
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(4)一乗寺・修学院

2011年11月21日

詩仙堂

 『 詩仙堂 』

  江戸初期の文化人・石川丈山 ( いしかわじょうざん ) は、元は 武士 として 徳川家康の家臣 として活躍した異色の経歴を持ち、寛永18 ( 1641 ) 年、一乗寺 に小さな庵を建てて隠棲をはじめました。

  山麓のでこぼこした土地に建てられた丈山の庵・凹凸か ( おうとつか ) は、中国の詩家三十六人の肖像画を庵に掲げられたことから、いつしか 『 詩仙堂 』 ( しせんどう ) と呼ばれるようになりました。

  比叡山麓の一乗寺に位置する、紅葉の美しい寺院です。

地図 : 詩仙堂  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(2)一乗寺・修学院

2011年11月20日

紅葉情報 第4弾 ≪ 上賀茂神社 ≫ 11/20(日)

今日は朝からスッキリとした秋晴れになり、午後になって少し雲が出てきて時折、強い北風も吹いて寒く感じるようになりましたが、まずまずの紅葉散策日和になりました♪

洛北から紅葉の彩りが深まってきていますので、どこへ行こうかなぁ・・・と思案しましたが、ぶらりと 上賀茂神社 へ行ってみました!



ちょうど色付きは5分程度でしょうか、青空に赤と緑の彩りが映えて美しい風景でした♪ ならの小川の辺りは、まだ緑の木々が風に揺られていました。





いよいよ今週あたりから、山間部はの大原や高雄は見頃を迎え、市内各所の社寺も本格的な紅葉シーズンに突入しそうです ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 17:26Comments(0)季節の花・紅葉

2011年11月20日

曼殊院

 『 曼殊院 』

  天台宗総本山・比叡山延暦寺 に次ぐ格式を受け継ぐ 五箇室門跡 ( ごかしつもんぜき ) として、青蓮院・三千院・妙法院・毘沙門堂 と並び称される 『 曼殊院 』 ( まんしゅいん ) は、天台宗祖・最澄 が比叡山内に建立した一堂に始まり、江戸初期の明暦2 ( 1656 ) 年、桂離宮 を造営した 八条宮智仁 ( はちじょうのみや-としひと ) 親王 を父に持つ 良尚 ( りょうしょう ) 法親王 が住持を務めた時、現在地の比叡山麓・一乗寺 へ移転しました。

  門跡寺院として宮中とのゆかりが深く、大書院・小書院の襖絵は狩野探幽などの筆によるもの、また鶴亀を配した庭園は秋になると紅葉が彩りを添える名庭として知られています。

地図 : 曼殊院
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)一乗寺・修学院

2011年11月19日

明日の天気は・・・

今日は朝から昼にかけて本格的な雨模様が続きましたが、午後遅くになってようやく雨が止んで青空が見え始め、夕方には西の空が真っ赤な夕焼けに包まれました ( 笑 )



明日はなんとか天気が回復し、なんとか紅葉散策日和になるのではないでしょうか! 皆さんにとっても楽しみな一日になりますように・・・♪
  

Posted by 若村 亮  at 22:11Comments(0)らくたび日記

2011年11月19日

赤山禅院

 『 赤山禅院 』

  比叡山の西麓、延暦寺の別院 とされる 『 赤山禅院 』 ( せきざんぜんいん ) は、仁和4 ( 888 ) 年、慈覚大師・円仁 ( じかくだいし・えんにん ) の 遺命 によって、天台座主・安慧 ( あんね ) が 天台宗の鎮守神 として 赤山明神 ( せきざんみょうじん ) を祀ったのが始まりと伝えられています。

  赤山明神 陰陽道の祖神 であり、中国の 泰山府君 ( たいざんふくん : 中国・泰山の神 ) のことで、昔から 延命・富貴の神 とされ、とくに 商売繁盛の神 として崇められてきました。 秋は一面、紅葉で彩られることでも知られています。

『 数珠供養 』 赤山禅院
  11/23 ( 水・祝 ) 10:00~
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)一乗寺・修学院