2010年11月10日

真如堂

 『 真如堂 』

  吉田山の東、神楽岡 ( かぐらおか ) に建つ 『 真如堂 』 ( しんにょどう ) は、正式寺名を 「 真正極楽寺 」 ( しんしょうごくらくじ ) と称する天台宗の寺院です。

  真如堂の歴史は、平安中期の永観2 ( 984 ) 年、比叡山の僧・戒算 ( かいざん ) が 延暦寺常行堂 ( じょうぎょうどう ) に安置されていた 阿弥陀如来像神楽岡 に移して祀ったことに始まります。

  室町後期の 応仁の乱 で諸堂を焼失した後は寺地を転々としましたが、元禄6 ( 1693 ) 年、旧地の神楽岡に戻って諸堂を再建し、現在に至っています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム