2012年03月24日

在原業平

 『 在原業平 』

  世の中に
   たえて桜のなかりせば
      春の心は のどけからまし

  ※この世の中にまったく桜というものが無かったならば、春を過ごす心は、どれだけのどかであっただろうか・・・

  平安時代の歌人 『 在原業平 』 ( ありわらのなりひら ) は、六歌仙・三十六歌仙のひとりにも選ばれています。 歌は 情熱的な歌風 で知られ、古今集仮名序では “ 心あまりて言葉たらず ” とも評されています。

  京都もここ最近の冷え込みで少し開花が遅れそうですが、まもなく桜の季節が到来します。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(4)季節コラム