2011年09月21日

台風の風雨

台風の影響で朝からまとまった雨が降り続いています。 東海地方へと
台風は進んで上陸しそうな進路ですが、京都には午後くらいに最接近
となるのでしょうか、すでに京都も大雨・暴風警報が発令されています。



四条京町家にも雨が降っています。 あいにくの雨・・・ とよく言いますが、
こうして濡れた玄関や木々を見ていると、しっとりとして雨には雨の良さが
あります。 とはいえ今回は台風なので、被害がないことを願っています。

大学での授業が休講となり、オフィスワークをしています ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 11:04Comments(0)らくたび日記

2011年09月21日

夜の京都まちあるき

昨夜は毎月第3火曜日に出演しています KBS京都ラジオ の番組
『 羽川英樹の京・奈良・近江☆みつけ旅 』 ( 番組HPは こちら )の
出演がありましたが、先月の五山送り火の生中継から早くも1カ月が
経ったということで、時間の流れは早いですね~。

放送局を出た後、雨も止んでいたのでちょっと夜の京都まちあるきを。
こちらは足腰守護で信仰を集める 護王神社祭神・和気清麻呂
イノシシ に命を救われたなどの伝説を秘めていることから、神の使いが
イノシシとされていて、イノシシは野山を駆け巡って足腰が強いことから
足腰守護のご利益 でも親しまれています。

護王神社 ( ごおうじんじゃ )


こちらは護王神社から南へ徒歩5分くらい、天神さんと親しまれている
菅原道真公の生誕地 とされる 菅原院天満宮 です。 こちらはすでに
境内へ入る門は閉まっていました。 午後8時を越えていましたので。

菅原院天満宮 ( すがわらいんてんまんぐう )




京都の社寺は、夜でも境内を通過できたり、お参りができたりという
ところが意外とたくさんあって、ちょっと通な京都めぐりではありますが、
一度、機会があったら 夜の京都まちあるき をしてみてください♪
  

Posted by 若村 亮  at 10:48Comments(3)らくたび日記

2011年09月20日

祐井

 『 祐井 』

  明治天皇 は、第121代 孝明天皇 ( こうめいてんのう ) と、公家の娘 ・ 中山慶子 ( なかやまよしこ ) の間に生まれ、幼名を 「 祐宮 」 ( さちのみや ) と名付けられました。

  祐宮が生まれた翌年の京都は夏の日照りが厳しく、中山家では敷地内に井戸を掘ってみることになりました。 すると清らかな水が湧き出て人びとの渇きを潤し、これを聞いた孝明天皇は、井戸に祐宮の一字をとって 『 祐井 』 ( さちのい ) と命名しました。

  京都御所北側の中山邸跡には、現在も祐井が残っています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)人物コラム

2011年09月20日

9/11(日) ≪ 江戸たび ≫ 散策レポート

先週 9/11(日)に開催されました ≪ 江戸たび ≫
散策レポートが公開になりました! ぜひご覧ください。

 散策レポートこちら

上野恩賜公園・上野東照宮


半年に一度の開催を目指して、来年春に次回を予定
したいと思います。 ぜひご期待ください!
  

Posted by 若村 亮  at 10:43Comments(0)東京日記

2011年09月19日

丸一日オフ!

今日は久しぶりの丸一日オフになりましたので、娘と一緒に
おさんぽということで、京都の社寺めぐりへ ( 笑 )

今日で11ヶ月、来月19日が1歳の誕生日です。 もうすでに
歩きはじめて、わんぱくぶりを発揮しています ( 汗笑 )

まずは 伏見稲荷大社 へ。 今年は御鎮座1300年を迎える
伏見稲荷では、奉祝記念事業として本殿の修復が行われ
ており、現在は仮本殿への参拝となります。



さて、伏見稲荷から北へ歩いて、続いて 東福寺 へとやって
きました。 南門には萩の花がそっと咲き始めていました。



秋の草 と書いて 「 萩 」。 秋の七草を代表する可憐な花は
昔から日本人の心をとらえ、歌人にも多く詠まれてきました。



しかし、娘はすっかり寝てしまいました ( 笑 ) まだ残暑が
厳しく蒸し暑さもありますが、風が吹くと秋の涼しさも感じる
爽やかな風で、気持ちよく寝ていました~。



東福寺・本堂


東福寺・通天橋 も、まだまだ深い緑ですが、秋が深まると
真っ赤な紅葉に彩られ、多くの観光客で賑わいますね。



さて、さらに北へと歩いて、今熊野商店街へ。 ここまで
来たら、梅香堂ホットケーキ は外せない!ですね。



いつもながら、このボリュームには大満足です~♪
梅香堂・ホットケーキ : 過去コラムは こちら



近くの ニシダや でお漬け物をお買い物して・・・
京漬物・ニシダや : 公式HPは こちら



身代わり不動明王を祀る 法住寺 の前を通過して・・・



大河ドラマで大人気、お江ゆかりの 養源院 の前を通過して・・・
その後は 三十三間堂京都国立博物館豊国神社方広寺
正面通任天堂旧本社長講堂世継地蔵 と巡り・・・ ( 笑 )



最後は平安初期の貴族で、紫式部が執筆をした 『 源氏物語 』 の
主人公・光源氏の実在モデルとされる 源融 ( みなもとのとおる )
ゆかりの 本覚寺 の前を通過して、家へと帰りました!



結局、伏見稲荷大社から自宅まで約6kmのロングさんぽになり、
休みの日でしたが、やっぱり京都を歩いてしまいました ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 18:41Comments(2)らくたび日記

2011年09月19日

檜舞台を踏む

 『 檜舞台を踏む 』

  清水寺の舞台 ( ひのき ) の板間 です。

  観光客で賑わう清水寺の舞台は、本来の役目は御本尊の観音様に御利益をいただいたお礼に 舞楽などを奉納するための舞台 です。

  昔から清水寺は観音信仰の霊場であり、清水寺の観音様への奉納舞は、当代一流の演者 が選ばれていました。 演者にとって清水寺の舞台で踊ることは非常に誉れ高いことでした。

  人生のハレの舞台『 檜舞台を踏む 』 といいますが、この檜舞台とは 清水寺の檜の板間の舞台 が語源とされています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)言葉コラム

2011年09月18日

芹沢暗殺

 『 芹沢暗殺 』

  文久3 ( 1863 ) 年 9月18日の深夜、新選組筆頭局長 ・ 芹沢鴨 ( せりざわかも ) は、屯所の八木邸で何者かに寝込みを襲撃されて亡くなりました。

  この芹沢暗殺には、土方歳三沖田総司 など、のちに新選組を率いる近藤派の数名によって実行されたともいわれ、現存する八木邸の柱には当時の激闘を物語る刀傷が深く刻み込まれています。

  一般的な 芹沢鴨の人物像豪傑で無法者 とされていますが、一説には 絵が上手くて子供達からは好かれていた ともいわれています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2011年09月17日

春夏冬□□五合

 『 春夏冬□□五合 』

  『 春夏冬□□五合 』 これは何と読むのでしょうか?

  「 春夏冬 」 は秋がないことから 「 あきない 」 と読み、「 □□ 」 は液体などを量る ( ます ) が二つで 「 ますます 」 と読み、最後の 「 五合 」 は一升 ( いっしょう : 「 升 」 は尺貫法の体積の単位 ) の半分であることから 「 はんじょう 」 と読みます。

  つまり、『 春夏冬□□五合 』「 商い ますます 繁盛 」 と読むわけです。

  「 商う 」 とは 「 秋なう 」 が語源といわれ、古くは秋の収穫のあとに取り引きが行われたことに由来します。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)文化コラム

2011年09月16日

久しぶりの銀閣寺!

こちらも先日、東山の散策で拝観しました銀閣寺です。 ほんとに
久しぶりの銀閣寺で、以前はいつだったでしょう? と考えてしまう
ほど数年ぶりの銀閣寺でした ( 笑 )





室町幕府8代将軍・足利義政が営んだ、東山文化の中心となった
東山山荘が、義政亡き後に禅寺に改められ、正式名称・慈照寺
( 通称・銀閣寺 ) となりました。 当時から現存する貴重な建築は
銀閣 ( 観音殿 ) と、こちらの東求堂のみで、書院造の最古の遺構
として国宝に指定されています。



今の季節はまだまだですが、梅雨や秋雨の頃に銀閣寺を訪ねると、
庭一面に緑の苔が広がり、とっても美しく、印象的です。
  

Posted by 若村 亮  at 12:28Comments(0)らくたび日記

2011年09月16日

東本願寺の御影堂門

京都もここ数日、真夏のような厳しい残暑が続いていました。

先日、親鸞聖人ゆかりの地を巡る散策に行ってきましたが、
午後2時前後、東本願寺あたりで暑さはピークに達しました。。



今日の午後あたりから台風の影響もあって、天気は下り坂、
秋雨前線も活発になって雨模様が続くようです。

ようやく雨が秋の涼しさをもたらしてくれますかね ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 12:18Comments(0)らくたび日記

2011年09月16日

閑臥庵

 『 閑臥庵 』

  烏丸通鞍馬口東入ルに建つ 『 閑臥庵 』 ( かんがあん ) は、江戸初期に 後水尾法皇王城鎮護 のために貴船から 鎮宅霊符神 ( ちんたくれいふしん : 陰陽道の最高神 とされ、北辰 【 北極星・北斗七星 】 をあらわす神 ) を遷して祀ったことに始まります。

  閑臥庵は 黄檗宗 ( おうばくしゅう : 曹洞宗・臨済宗と並ぶ日本三禅宗のひとつ ) の禅寺で、中国伝来の精進料理である 普茶料理 ( ふちゃりょうり ) をいただくことができます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2011年09月15日

如水町

 『 如水町 』

  豊臣秀吉 が造営した荘厳華麗な城郭風の邸宅は 聚楽第 ( じゅらくだい ) と呼ばれ、その北東部に 秀吉の参謀 として活躍した 黒田如水 ( くろだじょすい ) の邸宅がありました。

  本名は 黒田孝高 ( よしたか ) といい、中国攻めに向う秀吉に従って参謀として 毛利攻め などで活躍し、後に秀吉が朝鮮に出兵した 文禄・慶長の役 にも参戦しています。

  現在、黒田如水邸跡 の石碑が建つ町は 『 如水町 』 と名付けられています。

地図 : 黒田如水邸跡
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2011年09月15日

江戸たび ≪ 上野・寛永寺 ≫ へ



東京を中心とした関東の らくたび会員 の皆さんとの懇親を
兼ねて、いつもは京都で開催している散策を東京で開催して
みよう! として始まった企画が ≪ 江戸たび ≫ です♪

前回の 第1回・江戸城散策 ( その模様は こちら へ ) から
早くも一年が経過しまして、第2回上野・寛永寺 の散策
を行い、森鴎外 ゆかりの 鴎外荘 で昼食をいただきました。

≪ 水月ホテル鴎外荘 ≫
※公式HPは こちら



料理は旅館・ホテルの料理部門100選に毎年選ばれている
そうで、さすがに美味しかったですね!



ホテルの敷地内には、森鴎外が 『 舞姫 』 を執筆した旧居が
残されており、現在でも食事や宴会などで貸し会場として利用
ができるそうで、見学も可能です。









そうして、いよいよ元・寛永寺の境内地にあたる 上野公園
散策して、徳川将軍家の菩提寺・寛永寺 へ。

こちらはまもなく公開予定の ≪ 江戸たびレポート ≫ をぜひ
おまちください。 らくたびスタッフ・森さんのエッセイにも少し
江戸たびの写真がアップされています ( 笑 )

 ※はんなりエッセイは こちら

真夏を感じさせる暑い一日でしたが、ぜひ江戸たびは半年に
一回くらい開催したいと思っていますので、ご期待ください!
  

Posted by 若村 亮  at 02:33Comments(2)東京日記

2011年09月15日

≪ 東京スカイツリー ≫ in 東京・第一ホテル両国

東京滞在中、いつもは新宿のホテルに宿泊していますが、
最終日のみスタッフ一同も京都から東京へ来ていました
ので、東京スカイツリー が見えるホテルに泊まろう!という
ことになり、両国にある 第一ホテル両国 に宿泊しました。

≪ 第一ホテル両国 ≫
※公式HPは こちら

前日は夜遅くにチェックインしましたので、窓の外の風景は
あまりわかりませんでしたが、翌朝、起きたら窓の外には
スカイツリーが! しかも雲に突っ込んでいました~ ( 笑 )



そして、朝食が終わって部屋に戻ると、もう雲も高くなって
スカイツリーも全景がすっきり見えていました。



部屋から一望です!



朝は雲の多い天気でしたが、昼前には夏のような青空になり、
気温もぐんぐんと上がって真夏日になった一日でした ( 汗笑 )

そして、いよいよ 江戸たび へ~!
  

Posted by 若村 亮  at 01:59Comments(0)東京日記

2011年09月15日

ルグドゥノム ブション リヨネ in 東京・神楽坂フレンチ

今回の東京出張の最終日 ( 9/11 ) は、らくたび主催の
“ 江戸たび ” と称する東京散策企画がありましたので、
実は京都のスタッフも全員、社員旅行を兼ねて東京へ
やってきました~! ということで、前夜はぜひ東京で
美味しい料理とワインをいただきましょう~♪  となって、
神楽坂フレンチレストラン へ行ってきました。

≪ ルグドゥノム ブション リヨネ ≫
※ お店の公式HPは こちら

もう、メニューは読んでも何がなんだかわかりませんので、
店員さんにあれこれと聞きながらオーダーしました ( 笑 )

なんとなく、各メニューの詳細は覚えているんですが・・・
つたない日本語で素敵な料理の魅力は伝わらないので
ここは写真だけを~! ( 笑 )





鴨肉の料理は、かなり美味しかったです!



前菜、そしてメイン料理をいただいた後は、チーズをいた
だきながら、ゆっくりとワインを楽しみました。



そしてそして最後はもちろんデザートですが、今回は人数が
いましたので、お店のデザート全種類をひとつづつ注文して
全部のデザートを味わうという、最高の喜びが~ ( 笑 )



どのデザートも、素晴らしい、素敵なデザートでした!

そして無事に一次会が終わり、二次会はワインバーでさらに
美味しいワインをいただいて、ホテルへと戻りました。
  

Posted by 若村 亮  at 01:48Comments(0)東京日記

2011年09月15日

≪ 夕刻の夜景 ≫ in 東京・新宿

先週は4泊5日の東京講演が続きまして、京都へ帰ってきて
からも散策や講演が続いたことから、東京日記をゆっくりと
書く間もなく、あっという間に水曜日が終わって・・・ ( 笑 )

夕方6時半、新宿の高層ビル群。 空にはうっすらと青空が
残り、ゆっくりと夜へ移ろう景色が素敵でした♪



京王プラザホテル ( 左 ) と 東京都庁舎 ( 右 )


ちょっと変わった形のコクーンビルが目立ちます。



この後は懇親会があり、東京の夜は更けていきました ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 01:19Comments(0)東京日記

2011年09月14日

林下

 『 林下 』

  京都の禅寺には、室町幕府の庇護と統制下にあって 五山十刹 ( ござんじっさつ ) という寺格を定められた寺院一派と、それらとは一線を画した 在野の寺院 がありました。

  五山十刹に属した寺院を 禅林 ( ぜんりん ) または 叢林 ( そうりん ) と呼んだのに対して、在野の寺院を 禅林下 ・ 叢林下 という意味で 『 林下 』 ( りんか ) と呼びました。

  五山十刹が 権力志向 であったのに対し、大徳寺や妙心寺など林下の寺院は、修行を重んじる厳しい禅風 を受け継いできました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)文化コラム

2011年09月14日

参加者募集中♪ ≪ 伝統工芸の魅力の伝え方 ≫

主催 : 京都商工会議所・産業振興部

第6回 京都美風シンポジウム
≪ 伝統工芸の魅力の伝え方! ≫

日時 : 9/16(金) 14:00~16:00
会場 : 京都商工会議所・講堂 ( 3階 )
      地下鉄烏丸線・丸太町駅6番出口すぐ

パネリスト
  田中峰子 氏 ・・・ 冨田屋十三代目
  玉置泰紀 氏 ・・・ 関西ウォーカー編集長
  若村 亮

コーディネーター
  佐藤弘樹 氏 ・・・ α-Station エフエム京都パーソナリティー

参加費 : 無料
定員 : 200名
詳細 : 京都商工会議所HP ( こちら ) へ
お申し込み : 京都商工会議所HP ( こちら ) へ

ぜひご興味のある方は、ご参加ください♪  らくたび・若村
  

Posted by 若村 亮  at 00:00Comments(4)らくたび最新情報

2011年09月13日

在原業平

 『 在原業平 』

  平安前期の歌人で、六歌仙・三十六歌仙に名を列する 『 在原業平 』 ( ありわらのなりひら ) は、醍醐天皇の命によって編纂された我が国最初の勅撰和歌集である 「 古今和歌集 」 ( こきんわかしゅう ) にも多くの秀歌が入集しています。

  古今和歌集仮名序 ( かなじょ : 古今和歌集のまえがきで、和歌の本質や成り立ちについて仮名で書かれたもの ) において、在原業平の情熱的な歌風は 「 心あまりて言葉たらず 」 と評されています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2011年09月12日

中秋の名月

 『 中秋の名月 』

 名月や
   池をめぐりて
         夜もすがら

 名月の美しさに心を奪われてしまい、ただ月影の宿る池の周りをいつまでも歩き続けてしまった・・・


  江戸前期の俳人 ・ 松尾芭蕉 が、数名の門人と会して月見を行ったときに詠んだ俳句といわれています。

  平安の昔から人びとは夜空に浮かぶ月に心を奪われてきましたが、そのなかでも 旧暦8月15日 の夜空に輝く満月はとくに美しいとされ、古くから 中秋の名月 と称されてきました。

  今年の中秋の名月は本日 9月12日 です。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)言葉コラム

2011年09月11日

後白河天皇

 『 後白河天皇 』

  平安末期の 第77代 『 後白河天皇 』 ( ごしらかわてんのう ) は、大治2 ( 1127 ) 年 9月10日、第74代・鳥羽天皇の第4皇子として生まれました。

  天皇に即位する際、その 皇位継承 を巡って 崇徳上皇 ( 第75代天皇 ) と対立が深まり、貴族や武士を巻き込んだ内乱・保元の乱 が生じました。

  二条天皇に譲位した後は 上皇 となり、5代の天皇にわたって政治的に深く関与し、源平争乱の動乱期にあって 朝廷権威の存続 を巧みにはかりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(2)京都コラム

2011年09月10日

式年遷宮

 『 式年遷宮 』

  神様が祀られる社殿を常に清浄な空間に保つために、一定の期間をおいて新殿を造営し、旧殿から新殿へと神様を遷して祀る制度を 『 式年遷宮 』 ( しきねんせんぐう ) といいます。

  神域を清浄に保つ 目的以外にも、建物の耐用年数に関係して社殿を建て直す 建築技術の伝承 や、社殿内に納められる 御装束 ( おしょうぞく ) や 神宝 ( しんぽう ) などを新調することで 伝統工芸の技術伝承 などの意味があると考えられています。

  伊勢神宮 では 20年ごと式年遷宮の制度 が定められており、天武天皇13(685)年9月10日に制度化され、その5年後に第1回の式年遷宮が行われました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2011年09月09日

烏相撲

 『 烏相撲 』

  相撲 の歴史は古く、神々が腕を取って投げ合う相撲が神話として伝えられ、日本書紀には人が相撲で争う様子が記されています。

  相撲神事 としての性格が強く、祭りで 五穀豊穣豊漁 を相撲の勝ち負けで占ったり、平安時代の宮中では 相撲の節会 ( すまいのせちえ ) が行なわれていました。

  上賀茂神社『 烏相撲 』 ( 9月9日 : からすずもう ) は、烏が踊るように神職が横跳びをしたのち 「 カーカーカー 」 と烏鳴きをする珍しい神事が見られ、その後に子供による相撲が行われます。

『 烏相撲 』  上賀茂神社
   9月9日10時~ 重陽神事  11時~ 烏相撲
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2011年09月09日

東京の夕暮れ

今日は朝日カルチャー湘南で ≪ 京都の秋の風物詩 ≫ と
題した講座を行うため、神奈川県藤沢市へ行ってきました。

新宿からは、湘南ライナーという電車があり、直通で便利です。
約50分くらい電車に乗るため、ちょっとした旅気分も~♪



藤沢で午後5時に講座を終えて、すぐに東京へ移動を。
ちょうど夕刻で、電車の窓からはきれいな夕陽が~!

夜は銀座で講演を行い、今は再び新宿のホテルへ。
明日の講演予定は学習院とNHK文化センターです。
明日に備えて、ゆっくり休みます。

おっと、明日は金曜日、ラジオの出演日なので、朝は早めに
起きて、ホテルの部屋から電話で出演します~ ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 01:05Comments(0)東京日記

2011年09月08日

重陽

 『 重陽 』

  古来より、奇数割れない数字 ( 二分割できない数字 ) として ≪ 陽数 ≫ ( ようすう ) とされ、偶数割れる数字 として ≪ 陰数 ≫ ( いんすう ) とされてきました。

  九月九日 は、一桁の陽数で最大の数字 「 九 」 が重なることから 『 重陽 』 ( ちょうよう ) と呼ばれ、五節句のひとつとされてきました。

  重陽の節句 は、菊の露 を飲んで 不老長寿 を得たという中国の故事にちなみ、菊を愛で、菊の歌を詠み、菊酒を飲む 菊の節句 とされてきました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2011年09月07日

新幹線の車窓より

青空にそびえる富士山です。 新幹線の窓枠を入れた写真、
旅の雰囲気がなんだか感じられます~ ( 笑 )



ちょうど夕方5時、新幹線は富士山の近くを走り、富士川の
鉄橋を渡っているところです。 やっぱり素敵ですね♪
  

Posted by 若村 亮  at 17:19Comments(4)らくたび日記

2011年09月07日

秋の便り

旧暦9月は “ 長月 ” といい、夜が長くなることに由来すると
伝えられるほか、田の稲に実りがもたらされ、穂が長くなる
ことから “ 穂長月 ” これが転じて “ 長月 ” とも。



学校の近くの田んぼで見つけた、秋の便りです ( 笑 )

今日は午前中に学校で3時間の授業を終えて、これから
新幹線で東京へ移動して、夜は東京で講演予定です!
  

Posted by 若村 亮  at 16:04Comments(0)らくたび日記

2011年09月07日

東三条殿

 『 東三条殿 』

  押小路通釜座北西角に立つ石碑は 『 東三条殿 』 ( ひがしさんじょうどの ) の跡を示しています。

  東三条殿 とは 平安時代の邸宅 で、人臣初の太政大臣や摂政となった 藤原良房 ( よしふさ ) が建立し、以後は 摂関家 ( せっかんけ : 摂政や関白に任ぜられる家柄 ) によって受け継がれ、後の 藤原兼家 ( かねいえ ) は 東三条殿 とも称されました。

  天皇の仮御所にもなりましたが、仁安元 ( 1166 ) 年に火災で焼失し、再建されることなく、そのまま荒廃しました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2011年09月06日

J:COM ≪ 恋舞妓の京都慕情 ≫ 出演番組放送中!

以前 ( こちら ) にもお伝えしましたが、7月下旬に舞妓さんと京都を
巡って収録をした番組が、ちょうど今、放送されています ( 笑 )

J:COMチャンネル ≪ 恋舞妓の京都慕情 ≫
放送日時 : 水曜日14:30~、金曜日10:30~、日曜日24:00~

30分番組を2本撮影しましたので、まずは1本目が9月上旬に放送され、
2本目は9月下旬になります。

現在放送されている1本目の番組は、吉田神社を出発して、法然上人や
お江さんゆかりの金戒光明寺から、昼食として元東伏見宮別邸にあたる
吉田山荘へと訪ねる内容になっています ( 笑 )

吉田神社


金戒光明寺


吉田山荘


J:COMチャンネル で放送される 恋舞妓の京都慕情 は、杏佳 さんと
紗月 さんの舞妓さんふたりが様々な京都を訪ねる番組で、案内役として
出演していますので、舞妓さんとどんな話しをしているのか、面白いことに
なっています ( 笑 ) ので、ぜひ皆さんもご覧ください~♪



J:COMチャンネル「 恋舞妓の京都慕情 」 : 公式HPは こちら
現在の放送内容のダイジェスト : 公式HPの こちら
  

Posted by 若村 亮  at 13:28Comments(2)らくたび日記

2011年09月06日

京都・秋の紅葉へ ≪ まっぷる京都 すてきな秋 ≫

いよいよ秋の観光シーズンに向けて、秋・紅葉の本が本屋さんに
並び始める季節になりました ( 笑 )

こちらは 昭文社・まっぷるシリーズ最新刊 ≪ 京都 すてきな秋 ≫
ですが、春頃からほぼ全般にわたって らくたび でも作成をお手伝い
してきた本になり、いよいよ本日から本屋さんに並びます♪



巻頭ビジュアルページは 京もみじ20景 と題しまして、紅葉の
素敵な社寺の写真をどどーん!と掲載しています ( 笑 )



紅葉は早朝や夕焼けに照らされた時間帯もとっても素敵なので、
こちらのページでは 朝もみじ夕暮れもみじ をご紹介~♪



ぜひ本屋さんで見つけて、秋の紅葉散策の参考にしてください♪

昭文社・まっぷる京都 すてきな秋 : 詳細は こちら
  

Posted by 若村 亮  at 12:54Comments(2)らくたび日記