2012年01月21日

今年最初の弘法市 ≪ 初弘法 ≫

毎月21日弘法大師・空海月命日 とされて、弘法さんゆかりの 東寺 では 毎月21日 弘法市 が催されて、多くの参拝者が弘法さんの命日を偲び、千店も並ぶ露店を楽しみに訪れます。

一年最初の弘法市は ≪ 初弘法 ≫ と呼ばれ、今日は午後から雨模様になりましたが、そこは雨乞いの祈祷で平安京に雨を降らせた弘法さんゆかりの東寺ですので、雨は当然でしょうかね ( 笑 )





弘法大師・空海を祀る大師堂も、多くの参拝者で賑わっていました。

大師堂


また、東寺には 都七福神 のひとつ・毘沙門天 が祀られていて、こちらは金運upの商売繁盛を願う参拝者で賑わっていました!



今日は辰年ゆかりの社寺をめぐるバスツアーに講師として同行して、相国寺・法堂幡龍図 ( 狩野光信筆 )、京料理・六盛で手をけ弁当の昼食、建仁寺・法堂双龍図 ( 小泉淳作筆 )、東福寺・龍吟庵 の特別拝観、そして最後に 東寺・初弘法 と巡ってきました。 新春にふさわしい素敵なツアーになりました♪
  

Posted by 若村 亮  at 22:22Comments(0)らくたび日記

2012年01月21日

初弘法

 『 初弘法 』

  宝亀5 ( 774 ) 年、讃岐国 ( 香川県 ) に生まれた 空海 は、15歳で論語・史伝などを学び、18歳で京都の大学に入りました。 しかし大学の勉学に飽き足らず、山林で修行を重ねながら広く仏教の教えを学び、東大寺において正式な僧となりました。

  その後、遣唐使船に乗って中国 ( 唐 ) へ渡って 密教 を学び、帰国して 真言宗 を開きました。

  東寺において毎月21日、縁日 「 弘法さん 」 が催されていますが、一年最初の弘法さんは 『 初弘法 』 ( はつこうぼう ) と呼ばれて賑わいます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(2)歴史コラム