2010年06月27日

初物

初物 『 初物 』

  その季節の最初にとれた野菜・果物・穀物・魚などを 『 初物 』 ( はつもの ) といい、この初物を好んで食べる人のことを 初物食い ( はつものぐい ) といいます。

  民間伝承では ≪ 初物七十五日 ≫ ( はつものしちじゅうごにち ) といわれ、初物を食べれば 寿命が七十五日延びる といいます。

  また ≪ 初物を食べた時は東を向いて笑う ≫ ともいわれ、太陽の昇る東の方角に感謝して初物をいただくと 福を招く ことができると伝えられています。


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(2)言葉コラム

この記事へのコメント
何故?75日でしょうか?
曾祖母が 人は75本の糸を切ってこの世に生まれてくると言ってましたが 何か関係があるのでしょうか?
Posted by メミコ at 2010年06月27日 19:32
メミコさん、こんにちは。
「 初物七十五日 」 「 人の噂も七十五日 」 「 良きも悪きも七十五日 」 など、七十五日という単位がよく出てきます。いろいろな説が伝えられていてハッキリしないところはありますが、昔は一年で二十四節季があったことから、一節季が十五日単位 ( 月の満ち欠けも十五日単位 ) となることから、十五日単位で季節を感じ、それが五節季 ( 七十五日 ) にもなれば大きく季節も変わり、様々なことが変わってしまう・・・、そんなところから七十五日がちょうど良い日数とされたんではないでしょうかね。

また、七や五は奇数であり、割れない数字として尊ばれていましたので、そういうところからも七十五という数字は何かの意味を持っていたのかもしれませんね。

そういう昔の人の暮らしや時間感覚に想いを馳せると、なんだか面白いですね ( 笑 ) 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2010年06月30日 16:51
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