2011年12月24日

≪ 御影堂 大修復へ ≫ in 京都・知恩院

今日は今年最後の 京都さんぽ が開催されて、日本語 → 英語通訳ガイド祇園 から 建仁寺八坂神社知恩院青蓮院 と東山の名刹古社を巡ってきました。

今年の秋に 法然上人800年大遠忌法要 が執り行われた 浄土宗総本山・知恩院 ですが、法然上人を祀る 御影堂 ( みえいどう ) では明日 ( 12/25 )、御身拭式 ( おみぬぐいしき ) が執り行われて、法然上人像を布で拭って清められます。 その後、実は 遷座式 ( せんざしき ) という儀式も執り行われて、法然上人像 を御影堂から修復を終えたばかりの集会堂へと遷し祀り、こちらの御影堂が 平成30年末 まで 約8年 にわたる 大修復 に入ります。

知恩院・御影堂 ( 国宝 ) / 寛永16( 1639 )年 徳川家光の寄進


明日の御身拭式が終わると、明後日から御影堂での参拝はしばらく不可となりますので、今日は貴重な参拝になりました ( 笑 ) しかも、他の儀式が今日は執り行われたようで、御影堂の回廊にずらりと僧侶が並んで念仏を称えながら巡っていきました!



明日の御身拭式 ( 午後1時~ ) は御影堂内に念仏が響き渡る荘厳な儀式になりますので、修復前に執り行われる最後の儀式となりますので、ぜひ参拝に訪れてみてください!
  

Posted by 若村 亮  at 17:56Comments(0)らくたび日記

2011年12月24日

御身拭式

 『 御身拭式 』

  平安末期、修行を終えた 法然上人 は比叡山を下り、黒谷 ( 現在の金戒光明寺 ) や 吉水 ( 現在の知恩院 ) に小さな庵を組んで念仏道場としました。

  法然上人は “ 南無阿弥陀仏の念仏を唱えれば、誰でも救われる ” という 専修念仏 ( せんじゅねんぶつ ) の教えを民衆に説き、それまで特権階級のものであった仏教を民衆のものとしました。

  毎年12月25日、知恩院 では 『 御身拭式 』 ( おみぬぐいしき ) が行なわれ、法然上人像を香染めの羽二重で拭いて新年の多幸を祈ります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム