2011年04月23日

狩野図子

 『 狩野図子 』

  千年の歴史を誇る京都には、町の奥へと続く 路地 ( ろーじ ) と呼ばれる細い道が多く存在しています。

路地の中でも大路や小路の間をつなぐ 突き抜けの路地「 図子 」 ( ずし ) と呼び、行き止まりの袋小路「 路地 」 ( ろーじ ) と呼び分ける場合もあります。

  西陣にある 『 狩野図子 』 ( かのうずし ) は、室町時代に 絵師・狩野派 の基礎を築いた 狩野元信 ( もとのぶ ) の邸宅が存在した場所にあたり、いつしか付近の路地が 「 狩野図子 」 と呼ばれるようになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム