2012年05月31日

四苦八苦

 『 四苦八苦 』

  四苦八苦 ( しくはっく ) とは、本来は “ 人間のあらゆる苦しみ ” をあらわす仏教用語です。

  四苦生老病死 ( しょうろうびょうし ) という、人間として逃れられない必然的な苦しみのこと。

  八苦 は四苦に加えて、愛別離苦 ( あいべつりく : 愛する人と別れる苦しみ )、怨憎会苦 ( おんぞうえく : 怨み憎む人と出会う苦しみ )、求不得苦 ( ぐふとくく : 求めるものが得られない苦しみ )、五陰盛苦 ( ごおんじょうく : 物事に執着する苦しみ ) という、精神的な苦しみのことです。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月30日

蚕の社

 『 蚕の社 』

  かつて 太秦 に定住した 豪族・秦氏 が水の神を祀ったのが始まりと伝えられる 『 蚕の社 』 ( かいこのやしろ ) は、正しくは 「 木島坐天照御魂神社 」 ( このしまにますあまてるみたまじんじゃ ) といいます。

  秦氏は養蚕・機織・染色など大陸の先進的な文化・技術を伝えた渡来系豪族であり、境内の摂社に 養蚕神社 があることから通称 「 蚕の社 」 と呼ばれています。

  境内の池には、京都三珍鳥居のひとつ 「 三鳥居 」 ( みつどりい ) があります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月30日

節電の夏は ≪ らくたび うちわ ≫ で涼しく過ごそう~♪

らくたびオリジナルうちわ、先ほどオフィスに届きました!

らくたび うちわ


ロゴ入り


京の夏といえば 「 祇園祭 」 ですが、らくたび でも 祇園祭・宵山7/15 ) に 四条京町家鱧寿司 をいただき、山鉾を イヤホンガイド で巡る 会員限定特別企画 を実施します。 そちらにご参加の会員の皆さまにはもれなく、こちらの うちわプレゼント させていただきます~♪

らくたび会員限定企画 「 町家で感じる京の四季 」 シリーズ
7/15(日) 祇園祭 「 郭巨山 」 の四条京町家で京名物・鱧寿司と
         イヤホンガイドでめぐる祇園祭 「 宵山 」 ミニさんぽ♪

※上記企画の詳細は、らくたびHP こちら ) をご覧ください!

上記の企画は募集人数に限りがありますので、ぜひお早めにお申し込みください! 今年の夏は、らくたびうちわで祇園祭を楽しみ、涼しく過ごしましょう♪ ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 10:16Comments(0)らくたび日記

2012年05月29日

≪ 突然の雷雨に・・・ ≫

天気予報でも、大気が不安定になって突然の雷雨になる危険性を促していましたが、京都も正午頃にものすごい雷雨になりました。。。

四条京町家 ( 12時5分頃 )


でも、今はすっかり雨が止んで、一瞬で通り過ぎました ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 12:20Comments(0)らくたび日記

2012年05月29日

桂離宮

 『 桂離宮 』

  庭園と建築の完成美をみせる 『 桂離宮 』 ( かつらりきゅう ) は、江戸初期の元和6 ( 1620 ) 年頃から、八条宮家・初代の 智仁 ( としひと ) 親王 によって 八条宮家の別荘 として造営がはじまり、約35年の歳月をかけて八条宮家・2代の 智忠 ( としただ ) 親王 の代に完成したと伝えられています。

  桂川より引き入れた水をたたえる池を中心とし、池の周りに書院や茶屋が見事に配された、庭園と建築の総合芸術 と称されています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月28日

玄武神社

 『 玄武神社 』

  古代中国では 東西南北四神 ( しじん ) が宿る と考え、北を守護する神玄武 ( げんぶ )、青龍 ( せいりゅう )、朱雀 ( すざく )、西白虎 ( びゃっこ ) と呼び、各方角に四神を厚く祀ってきました。

  紫野に鎮座する 『 玄武神社 』 は、平安京の北に位置して 北方守護の神 として崇められたことから社名が名付けられました。

  祭神として第55代・文徳天皇 ( もんとくてんのう ) の皇子・惟喬親王 ( これたかしんのう ) を祀ることから 別名・惟喬社 とも呼ばれています。

地図 : 玄武神社
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年05月27日

≪ 午後のティータイム ≫ in ウエスティン都ホテル京都

本日の散策も無事に終わり、南禅寺から歩いて近い ≪ ウエスティン都ホテル京都 ≫ へ。 もう恒例ですね、散策の後はちょっと休憩の ティータイム♪ ( 笑 )

1階のカフェが満席で、3階のバーへ。 こちらの 「 ムーンライト 」 は、5月の土日に限って昼のティータイムも営業していたようで、ガラス張りの素敵な空間でラッキーでした♪



大きなガラス窓からは東山が一望でき、南禅寺の三門から比叡山まで、そして吉田山や金戒光明寺まで見渡すことができる、眺望抜群のバーでした!



甘いものは別腹ですね、ティータイムに来られた方のほぼ全員がケーキセットにしていました! 私は大きなロールケーキにしてしまいました~。



一度、夜のバーにも来てみたいです ( 笑 )

■ ウエスティン都ホテル京都
   公式HP http://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/
  

Posted by 若村 亮  at 19:47Comments(0)カフェ

2012年05月27日

京料理 ≪ 竹茂楼 ≫ 美濃吉本店

晴天に恵まれた第4日曜日の本日は、現地散策講座 「 京都の隠れた社寺と四季の味めぐり 」 が開催されて、粟田口にある 京料理・美濃吉本店 ≪ 竹茂楼 ≫ で美味しい京料理をいただいて、その後に 南禅寺・金地院特別拝観 へと行ってきました♪

■ 先付 ■
鯖粽寿司、山吹玉子、もろこ山椒煮、蓮根サーモン、菖蒲百合根
猪口 : 一寸豆、白和え、揚麸、胡瓜


竹茂楼さんは料理の解説がとっても親切で、あれこれと産地のことや素材の特徴をお伺いしてから料理を心していただきましたので、いろいろと楽しむことができました ( 笑 )

■ 椀 ■
名物・鯉こく汁 : 笹がき牛蒡、茗荷、三つ葉、粉山椒


名物・ 鯉こく汁、鯉にはまったく臭みというものは無くて美味しく、調理方法などをお伺いすると、さすが料理人の方が様々な工夫を受け継いできた名物料理でした!

■ 向付 ■
初かつを、鯛 / あしらい : 藻塩、土佐じょうゆ


■ 凌ぎ ■
焼万願寺唐辛子、まこもだけ、新玉葱、蓮根煎餅・精進豆腐


若鮎の塩焼きです! ついに、鮎の季節が到来しました ( 笑 )

■ 焼物 ■
若鮎塩焼き


さて、なにやら熱々の土鍋が出てきました ( 笑 )



土鍋のふたを開けると、ふわぁ~っと美味しいお肉と筍の香りが・・・!

■ 小鍋 ■
但馬牛 : 筍、蕗、花山椒、木の芽


大満足の料理をいただきましたが、最後の豆ごはんがも美味しかったです ( 笑 )

■ 御飯・止椀・香物 ■
豆ごはん、赤出汁、大根・胡瓜・煮鰻


なんと珍しい、紅茶のアールグレイのシャーベットが! 紅茶のシャーベットはあっさりとした後味で、これは最後のフルーツにぴったりの一品でした。

■ 果物 ■
西瓜、キウイ、ジュレ、アールグレイシャーベット


さらになんと、最後に 謡い を特別に披露いただき、特別に鑑賞しました!



竹茂楼さんの素敵な座敷で美味しい京料理をいただいた後は、南禅寺へと歩いて巡り、塔頭のひとつ・金地院 ( こんちいん ) の特別拝観へと向かい、狩野派・長谷川派の絵画や、小堀遠州好みの八窓茶室などを拝観しました。 素晴らしい天気にも恵まれて、素敵な散策になりました!

■ 京料理・竹茂楼
   公式HP http://www.minokichi.co.jp/takeshigero/
  

Posted by 若村 亮  at 19:26Comments(0)京料理

2012年05月27日

詩仙堂

 『 詩仙堂 』

  一乗寺の 『 詩仙堂 』 ( しせんどう ) は、江戸初期の寛永18 ( 1641 ) 年、文人の 石川丈山 ( いしかわじょうざん ) が隠棲のために建立した山荘に始まります。

  建物の一室に 狩野探幽 に描かせた中国の 詩仙三十六人 の肖像に丈山自らが詩を書いて四方の壁に掲げていたことから、いつしか 詩仙堂 と呼ばれるようになりました。

  建物の前には庭園が広がり、まもなく さつき が見頃を迎えるなど、四季折々の美しい花が咲き誇ります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年05月26日

等持院

 『 等持院 』

  衣笠山の麓に位置する 『 等持院 』 ( とうじいん ) は、暦応4 ( 1341 ) 年、足利尊氏等持寺別院 として 夢窓疎石 を開山として創建し、北等持寺 と称されました。

  延文3 ( 1358 ) 年には尊氏の墓所となり、尊氏の法名より寺名を等持院と改め、足利将軍家の菩提寺 となって隆盛しました。

  方丈北庭は西と東に庭園があり、西は芙蓉池を中心に四季折々の草花が咲き、東は開山・夢窓疎石が作庭した面影をよく残しています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年05月25日

着物で京都散策♪ ≪ おきものたび ≫

今日は KBS京都ラジオ 「 ほっかほかラジオ 」 リスナーの皆さんと、着物で京都を巡る散策 に出掛けてきました♪

京料理・粟田山荘


美しい庭園を眺める座敷で、まずは絶品の京料理を♪



お造り、炊き合わせ、焼き物など、盛りだくさんの京料理!



お吸い物は、やっぱり美味しいですね~。



最後のデザートは、すっきりミントのゼリーとフルーツでした♪



■ 京料理・粟田山荘
   公式HP http://okura.kyotohotel.co.jp/restaurant/awata/

さて、美味しい京料理をいただいた後は、格式ある 青蓮院 へ!



美しい庭園を鑑賞しながら、お抹茶とお菓子をいただきました。
さっき、京料理をいただいたばかりでしたが、別腹です ( 笑 )



■ 青蓮院 : 公式HP http://www.shorenin.com/

最後に八坂神社まで散策をして無事に終了しました。
最後に パーソナリティー・中村薫さん記念撮影 を ( 笑 )



季節の良い春と秋に開催している ≪ おきものたび ≫。 次回は秋に開催したいと思っていますので、ぜひ皆さんも着物で京都を歩いてみませんか、秋の企画にご期待ください!
  

Posted by 若村 亮  at 19:32Comments(0)らくたび日記

2012年05月25日

新緑に輝く ≪ 瑠璃光院 ≫ in 京都・八瀬

一昨日、出町柳駅から終点・八瀬比叡山口駅まで叡電に乗って、比叡山の麓、八瀬に佇む ≪ 瑠璃光院 ≫ ( るりこういん ) に行ってきました。

瑠璃光院


新緑の春 と、紅葉の秋 と、季節を限定して一年に二回だけ特別公開される寺院です。 ちょうど今は春の特別公開中で、輝くような新緑に包まれていました ( 笑 )





建物の二階から眺める 「 瑠璃の庭 」 も素晴らしく、平日ということもあって、心静かに新緑に輝く庭園を鑑賞することができました。





秋の紅葉もまた素晴らしい寺院で、オススメです!

■ 瑠璃光院 : 公式HP http://rurikoin.komyoji.com/
  

Posted by 若村 亮  at 19:06Comments(0)季節の花・紅葉

2012年05月25日

里内裏

 『 里内裏 』

  平安時代以降、天皇の住居 である 内裏 ( だいり : 御所 ) はたびたび火災で焼失し、内裏が焼失した際には天皇の在所を一時的に他の所へ移す必要があるため、貴族 ( 公家) の邸宅などを 仮の内裏 とする 『 里内裏 』 ( さとだいり ) を設けて住居としました。

  「 堀河天皇里内裏跡 」 と刻まれた石碑が堀川通二条下ル東側 ( 京都国際ホテル前 ) に立ち、ここが 平安後期の歴代天皇の里内裏跡 にあたることを示し、とくに 堀河天皇が愛用した里内裏 と伝えられています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年05月24日

道元禅師

 『 道元禅師 』

  鎌倉初期、『 道元禅師 』 ( どうげんぜんじ ) は中国へ渡って修行を重ね、後に 日本曹洞宗開祖 となりました。

  真の仏道 を求めて修行を重ねた道元禅師は何ひとつ持たず、ただ “ 只管打坐 ” ( しかんたざ : ただひたすらに坐るの意 ) という 坐禅の教え のみを身につけて帰国しました。

  師匠の 「 深山幽谷に住み、真の弟子を育てよ 」 という言葉に基づき、道元禅師は 寛元2 ( 1244 ) 年、永平寺 ( 曹洞宗総本山 : 福井県 ) を開いて多くの弟子を育て、今日に続く曹洞宗の礎を築きました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月23日

滅法

 『 滅法 』

  仏教の絶対的真理 である 真如 ( しんにょ : あるがままにあること ) や 涅槃 ( ねはん : あらゆる煩悩が消滅し、苦しみを離れた安らぎの境地 ) など、因果関係に支配される世界を超えて、絶対に生滅変化することのないものを 「 無為 」 ( むい ) や 『 滅法 』 ( めっぽう ) といいます。

  「 滅法 」 には 「 因縁を超越した不変のもの 」 という意味が含まれることから、近世になって 「 めっぽう強い 」 など、「 桁外れ 」 という意味が派生しました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)言葉コラム

2012年05月22日

衣服

 『 衣服 』

  縄文・弥生・古墳時代など、昔の日本人がどのような衣服を身につけていたのか、歴史書の 『 古事記 』 や 『 日本書紀 』 の記述から、また古墳の埴輪などから推測できる部分もありますが、現存する資料や裏付けがほとんど残されておらず、詳細はわかっていません。

  その後、飛鳥時代 に築かれた 高松塚古墳の壁画 に男子と女子の絵が描かれており、飛鳥時代の人びとの姿が描かれた唯一の遺構であり、貴重な史料となっています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月21日

らくたび京都講座 ≪ 京都の暦365日 ≫

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都の暦365日 ≫ 1年間12回シリーズ



■ 5月26日(土) 第2回講座 ※1回単位で受講可能
≪ 6月の行事 ≫ 無病息災を願う茅の輪【 夏越祓 】 ほか
6月の京都といえば、前半年 ( 1月~6月 ) の罪・穢れを祓って後半年 ( 7月~12月 ) の無病息災を願う伝統行事 ≪ 夏越祓 ≫ ( なごしのはらい ) が京都の各神社において執り行われ、また各家庭でも和菓子 ≪ 水無月 ≫ ( みなづき ) を食べる習わしです♪ その他、伏見稲荷大社 「 田植祭 」 や 鞍馬寺 「 竹伐り会式 」 など、諸行事もたっぷりと講義します!

  ● 講師 : 若村亮 ( らくたび代表取締役 )
  ● 会場 : 京染会館 ( 四条西洞院・北西角 ) 6階・大会議室2
           http://www.kyozomekai.or.jp/access/index.html
  ● 時間 : 受付開始 17:15~ 講座 17:30~19:30
  ● テキスト : 毎回資料を配布します
  ● 受講料 : 一般/2,500円 会員/2,000円 学生/500円
           ※学生は社会人学生を除きます
           ※学生の方は学生証をご提示ください
  ● お申し込み
    1、らくたびHP 下記サイトより 
        http://www.rakutabi.com/k_kouza_2010.html#waka2 
    2、電話 075-257-7321 ( 受付 9:00~18:00 )

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らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都の暦365日 ≫ 1年間12回シリーズ

■ 講座の主旨
書籍『 京都12カ月・年中行事を楽しむ 』( 地球の歩き方/著者・若村亮)では、京都の人びとが暮らしの中で守り続ける四季折々の習わしや、社寺を中心に執り行われている伝統的な年中行事を紹介しています。その中から、受講月の翌月に京都で催される大小さまざまな暦の習わしや伝統行事を紹介し、いにしえより受け継がれてきた歴史や由来を学び、そこに秘められた願いやご利益を知ることで、日本人の精神文化の深みや素晴らしさをより一層感じていただければ幸いです。

■ 1年間の講座の詳細 ※毎月第4土曜日 ※ 1回単位で受講可能
4月 【 5月 】 平安の雅が都大路をゆく【 葵祭 】他
 5月 【 6月 】 無病息災を願う茅の輪【 夏越祓 】他
  6月 【 7月 】 祇園囃子が響く京の夏【 祇園祭 】他
   7月 【 8月 】 先祖を供養する【 五山の送り火 】他
    8月 【 9月 】 秋の訪れを感じる【 中秋の名月 】他
     9月 【 10月】 千年の歴史行列がゆく【 時代祭 】他
10月【 11月 】 晩秋を彩る紅葉の美【 もみじ祭 】他
 11月【 12月 】 師走を告げる風物詩【 大根焚き 】他
  12月 【 1月 】 新春のご利益めぐり【 初えびす 】他
   1月  【 2月 】 立春に悪鬼を祓う厄除け【 節分 】他
    2月  【 3月 】 お釈迦さまの死を偲ぶ【 涅槃会 】他
     3月  【 4月 】 散る桜花を鎮める【 やすらい祭 】他
  

Posted by 若村 亮  at 12:10Comments(0)京都

2012年05月21日

うどん

 『 うどん 』

  『 うどん 』 は江戸時代の中頃に食文化として広がったと言われていますが、弘法大師空海 の出身地であり、お遍路さんで知られる香川県では、空海が唐より密教とともに日本に伝えたと語られ、現在も 讃岐うどん として親しまれています。

  当時、唐から伝えられたのは小麦粉の生地に餡などを包んだ 「 こんとん 」 と呼ばれる唐菓子とされ、それを温めて食べた 「 うんとん 」「 うどん 」 に通じる食べ物と考えられています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月21日

≪ 金環日食 ≫ in 京都

京都では午前7時30分から約1分間、金環日食 が観測できました! 



スマートフォンのカメラに日食グラスを重ねて撮影すると・・・! なんとなく金環日食の様子を撮影することができました、限界はありますが ( 笑 )



太陽のほとんどが月によって隠されたため、辺りは暗くなっています。





おっ、歩道橋の上にも観測している人が並んでいますね ( 笑 )



さて、それではぼちぼち、オフィスへ行く準備をしま~す!
  

Posted by 若村 亮  at 07:55Comments(0)らくたび日記

2012年05月20日

油を売る

 『 油を売る 』

  仕事の途中で怠けて無駄話をして時間を浪費する ことを 『 油を売る 』 といいますが、これは江戸時代の頃から使われるようになった言葉のようです。

  昔、油売りの商人 が客のところへ油を届けた際、枡 ( ます : 容器 ) で油を量ってから客の枡へと油を注ぎましたが、外にこぼさないようにゆっくりと時間をかけて注ぎ、さらに昔の油はとろりと 粘性が高い ことから油がスーッと糸を引いてなかなか切れないことから、すべての油を注ぎ終えるまで客と 世間話 をしながら待っていたといいます。

  そのような、ゆっくりと世間話をしながら仕事をしていた油売りの様子 から 『 油を売る 』 という言葉が生まれたといわれています。 ( 諸説あり )
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月19日

稲荷の狐

 『 稲荷の狐 』

  伏見稲荷大社 の主祭神・宇迦之御魂神 ( うかのみたまのかみ ) は、稲を神格化した穀物神 として古くから 五穀豊穣の神様 として崇められ、中世以降は 商売繁盛の神様 としても厚い信仰を集めてきました。

  宇迦之御魂神は別名・御餞津 ( みけつのかみ ) とも呼ばれ、狐の古い呼び名 「 けつ 」 より 「 三狐神 」 ( みけつのかみ ) と解して 稲荷神の使い であるとされ、全国に数ある稲荷社の社前には狐が鎮座しています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム

2012年05月18日

季節の味♪ ≪ たけのこパン ≫

今朝は KBS京都ラジオ に出演してから、らくたびガイド さんの トレーニング のために、八坂神社 から 安井金比羅宮 の辺りを巡ってきました。

八坂神社・西楼門


毎月第3金曜日KBS京都放送局 の前で 「 KBS京都ほっかほか朝市 」 が催されていて、今の季節の旬の食材として ≪ たけのこパン ≫ が人気のひとつなんだそうです♪

たけのこパン


パンの形も たけのこ でしたが、中にも大きな たけのこ がゴロゴロと入っていて、これは美味しいですね~!



これはヒットです♪ ぜひ皆さんも食べてみてください。 ・・・ なんというパン屋さんのパンだったかなぁ、それがわからないと、買い求めることができませんね、調べておきます ( 汗笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 16:43Comments(1)らくたび日記

2012年05月18日

八大神社

 『 八大神社 』

  永仁2 ( 1294 ) 年、一乗寺の氏神 として 『 八大神社 』 ( はちだいじんじゃ ) が創建され、京都の 表鬼門 ( 北東 ) に位置していることから、方除けの神 としても厚く信仰されてきました。

  吉川英治の小説では、宮本武蔵 が一乗寺での決闘に向かう際、八大神社で勝利を祈願しようとしましたが、「 我れ神仏を尊んで神仏を恃 ( たの ) まず 」 と思い直して決闘へ向かったとされています。

  境内には、決闘当時の 一乗寺下がり松の古木 が祀られています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年05月18日

≪ 神鳴り ≫

予報通り、夜に大気が不安定になり、京都南部にも雷鳴が轟きました。。



「 雷 」 は現代人にとっては恐ろしい現象ですが、昔の人にとっては天の神々の存在を感じる 「 神鳴り 」 であり、「 田 」「 雨 」 を降らせる 「 雷 」 は五穀豊穣をもたらし、天から落ちる光を 「 稲光 」 ( 稲が光る ) や 「 稲妻 」 ( 稲を生む / 妻=女性=産む ) と呼んで尊びました。

葵祭も無事に執り行われ、今年も 五穀豊穣 が祈願されました ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 00:15Comments(0)らくたび日記

2012年05月17日

らくたび京都講座 ≪ 京都・千年の歴史 ≫

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都・千年の歴史 ≫ 1年間12回シリーズ



■ 5月19日(土) 第2回講座 ※1回単位で受講可能
≪ 平安時代・前期 ≫ -平安京遷都と輝く平安新仏教-
第50代・桓武天皇によって長岡京遷都が行われるが、暗殺事件が起こるなど不穏な事件が起こり、ついには怨霊問題にまで発展した! そしてわずか10年で次の新都「 平安京 」へ。激動の時代に迫ります!

  ● 講師 : 若村亮 ( らくたび代表取締役 )
  ● 会場 : 京染会館 ( 四条西洞院・北西角 ) 6階・大会議室2
           http://www.kyozomekai.or.jp/access/index.html
  ● 時間 : 受付開始 17:15~ 講座 17:30~19:30
  ● テキスト : 毎回資料を配布します
  ● 受講料 : 一般/2,500円 会員/2,000円 学生/500円
           ※学生は社会人学生を除きます
           ※学生の方は学生証をご提示ください
  ● お申し込み
    1、らくたびHP 下記サイトより 
        http://www.rakutabi.com/k_kouza_2010.html#waka1 
    2、電話 075-257-7321 ( 受付 9:00~18:00 )

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らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都・千年の歴史 ≫ 1年間12回シリーズ

■ 講座の主旨
千年の都と称される京都。太古の古代豪族の時代に歴史が始まり、平安遷都で天皇が住む都となってからは、つねに政治・文化の中心地として栄枯盛衰を積み重ねてきました。本講座では、時代別に歴史の流れをわかりやすく把握し、その歴史が刻まれた京都の残るゆかりの社寺史跡を紹介します。歴史的な背景や想いを知れば、京都の社寺史跡もまた違った魅力を感じさせてくれます。

■ 1年間の講座の詳細 ※毎月第3土曜日 ※ 1回単位で受講可能
 4月  飛鳥・奈良時代   古代豪族・秦氏と賀茂氏の力
  5月  平安時代・前期   平安京遷都と輝く平安新仏教
   6月  平安時代・中期   天皇の治世と華やかな貴族社会
    7月  平安時代・後期   貴族社会の衰退と末法思想の影
     8月  平安時代・末期   上皇の院政と源平争乱の時代へ
      9月  鎌倉時代       武家政権の樹立と鎌倉新仏教
 10月  南北朝時代     南朝と北朝の対立から統一へ
  11月  室町時代      足利政治の盛衰と文化の確立
   12月  戦国時代      群雄割拠の動乱から全国統一へ
    1月  江戸時代・前期   徳川将軍家の威光と泰平の時代
     2月  江戸時代・後期   幕府政治の衰退から動乱の幕末へ
      3月  明治時代以降    東京遷都の影響から殖産興業へ
  

Posted by 若村 亮  at 12:05Comments(0)京都

2012年05月17日

宮本武蔵

 『 宮本武蔵 』

  江戸初期の剣豪 『 宮本武蔵 』 ( みやもとむさし ) は、各地で決闘を重ねて剣の腕を上げ、京へ上洛して 吉岡道場 との 壮絶な決闘 に勝利して、一躍その名は天下に轟きました。

  吉岡一門との決闘では、比叡山の麓にあたる 一乗寺 での戦いが知られ、京の都から比叡山へ往来する人びとが道標として眺めてきた 一乗寺下がり松 の付近で決闘が繰り広げられたと伝えられています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)人物コラム

2012年05月16日

施浴

 『 施浴 』

  入浴と仏教には密接な関係があり、古くは仏像を湯で洗い清めたことにはじまります。

  寺院には 浴堂 (浴室)という建物が設けられ、“ 入浴は七病を除き七福を得る ” という教えから僧侶が功徳を積み、また身を清めるために入浴をおこないました。

  八世紀後半には、近隣の人びとに浴堂が開放され、庶民が身を清める 『 施浴 』 ( せよく ) がはじまったという記録が残されています。

  西本願寺の黄鶴台妙心寺の明智風呂 など、風呂屋形蒸し風呂 の遺構が現存しています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)仏教コラム

2012年05月15日

葵祭 / 路頭の儀 ・ 社頭の儀

※2012年「 葵祭 」は雨天のため、明日 5/16 に順延となりました。

 『 葵祭 / 路頭の儀 ・ 社頭の儀 』 

  毎年5月15日に執り行われる 葵祭 ( あおいまつり ) は、宮中の儀 として天皇の勅使による 勅使発進の儀 が京都御所で行なわれた後、平安王朝の歴史絵巻のような行列が 京都御所 から 下鴨神社 を経由して 上賀茂神社 へと向う 『 路頭の儀 』 ( ろとうのぎ ) が行なわれます。

  行列が到着した下鴨神社や上賀茂神社では、葵祭の一番重要な儀式である 『 社頭の儀 』 ( しゃとうのぎ ) が行なわれ、天皇から神社への供え物 ( 御幣物 ) が献上され、天皇の使いである勅使が、神への祝詞 ( 御祭文 : ごさいもん ) を読み上げて、五穀豊穣と国民の健康を祈願します。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年05月14日

明日 ( 5/15 ) は ≪ 葵祭 ≫

明日は京都三大祭りのひとつ ≪ 葵祭 ≫ が執り行われます。
下鴨神社では、すでに観覧席が設けられて準備ばっちりです!



明日の天気は 「 雨 」 の予報が出ているため、少し心配しています。。 雨の場合は、翌日に順延になるかもしれません。。
  

Posted by 若村 亮  at 16:56Comments(0)らくたび日記

2012年05月14日

葵祭

 『 葵祭 』

  平安絵巻のような華麗な行列が都大路を行く 『 葵祭 』 ( あおいまつり : 毎年5月15日 ) は、元は五穀豊穣を祈願する豪族・賀茂氏の祭り として始まり、平安遷都を境に儀式次第が定められて 国家的な祭り へと発展していきました。

  平安時代、神社における祭儀は一般の拝観が許されず、祭りの当日は御所から神社への行列を一目見ようと貴族たちが牛車を押し並べ、多くの人達も加わって街は人で溢れたといわれています。

『 葵祭 』
   5月15日
   京都御所-下鴨神社-上賀茂神社
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム