2011年08月20日

衣笠山

 『 衣笠山 』

  平安時代のある夏の暑い日の出来事、第59代 宇多天皇 はあまりの暑さにふっと “ 雪見がしたいものだ・・・ ” とつぶやきました。

  それを聞いた天皇の近臣は、さっそく近くの小高い山に 白い衣 ( きぬ : 絹 ) を掛けて、あたかも 夏山に雪が降った ように見せて 天皇の暑さを和らげた、という故事が伝えられています。

  それ以来、その山は 「 きぬかけ山 」 ( 衣掛山 ) と称され、現在は 『 衣笠山 』 ( きぬがさやま ) と呼ばれて親しまれています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム