2011年02月21日

多宝塔

 『 多宝塔 』

  法華経 ( 見宝塔品 ) にみられる 「 釈迦が法華経を説法していると多宝塔があらわれ、多宝如来が釈迦に半座を開けて座を譲った 」 という故事に由来し、寺院に建つ 『 多宝塔 』 ( たほうとう ) には 釈迦如来多宝如来 の二仏が祀られています。

  多宝塔は、一重 ( 一階 ) が方形、二重 ( 二階 ) の軸部が円筒形、屋根は方形という二重構造ですが、じつは下層の屋根 は 裳階 ( もこし ) という飾りの屋根であり、正しい表記は 「 裳階付き単層塔 」 になります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム