らくたび 若村亮 の 「 京都の旅コラム 」
毎日ほんの一瞬でも、京都の旅コラムを通じて、 京都の心 = 日本人の心 をお伝えできれば幸いです。
2011年03月10日
富士山
スッキリとした青空にそびえる富士山です!
超高速で走る新幹線の社内からの撮影ですが、道路と線路が富士山へ向かって延びる奇跡的な写真が撮れました(笑)
さぁ、今日から東京滞在3日間、頑張りますよ〜!
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携帯から京都
2011年03月09日
数珠
『 数珠 』
数多くの玉を糸で貫いて輪形にした法具を
『 数珠 』
( じゅず ) といいます。
古代インドのバラモン教で用いられた道具を原型とし、のちに釈迦によって仏教でも用いられ、中国から日本へ伝来したとされています ( 諸説あり )。
一般的な数珠の玉の数は煩悩の数とされる
108個
を基本とし、
唱えた念仏の回数を数える
時に玉をつまぐる目的で用いられたことから、鎌倉時代に入って
浄土の教え
が流行して念仏が盛んになるとともに世間一般に広く普及しました。
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言葉コラム
2011年03月08日
定朝
『 定朝 』
平安前期、
遣唐使
の往来によって中国から多くの文化や制度が日本へ伝来し、朝廷や貴族の間では
唐風文化
が盛んになりました。
しかし、唐風文化の伝来は逆に日本独自の
和様文化
を見つめるきっかけとなり、遣唐使が廃止された平安後期、貴族による和様の
国風文化
が盛んになりました。
仏像彫刻
も日本史上屈指の仏師として名高い
『 定朝 』
( じょうちょう ) によって
和様彫刻
が完成され、穏やかで優しい姿をした
定朝様式
と呼ばれる仏像が数多く作られました。
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京都コラム
2011年03月07日
権現造
『 権現造 』
北野天満宮
の本殿を側面から拝見すると、右の
本殿
と左の
拝殿
が軒の低い
石の間
によって結ばれており、また拝殿の両側には
楽の間
が続いていることから屋根の構造が複雑で、俗に
「 八棟造 」
( やつむねづくり ) といわれています。
この形式が徳川氏 ( 東照大権現 ) ゆかりの日光東照宮などに継承されたことから、一般的に
『 権現造 』
( ごんげんづくり ) と呼ばれています。
現在の社殿は、慶長12 ( 1607 ) 年に豊臣秀頼の寄進によって建築されたもので、国宝に指定されています。
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京都コラム
2011年03月06日
浮世絵
『 浮世絵 』
“ 浮世 ”
( うきよ ) とは、
“ 憂き世 ”
( うきよ : つらい世の中 ) と
“ 浮世 ”
( ふせい : はかない世の中 ) のふたつが重なり合った言葉で、今の世の中 ( 俗世間 ) という意味になります。
江戸時代、浮世の風俗を題材に描かれた肉筆画や多色刷りの版画 ( 錦絵 ) を
『 浮世絵 』
( うきよえ ) といい、芝居・遊里・相撲など町人階級の好んだ風俗や似顔絵・風景などが多く描かれました。
明治時代になると浮世絵は軽んじられ、多くの優れた作品が海外に散逸してしまいました。
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言葉コラム
2011年03月05日
蓮花門
『 蓮花門 』
広大な境内を誇る
東寺
には内外を隔てる六つの門があり、そのうち南西に位置する
『 蓮花門 』
( れんげもん ) は古く
鎌倉初期
の再建と伝えられ、現在は
国宝
に指定されています。
平安初期、東寺で民衆の救済に尽力していた
空海
は、高野山で隠棲するために東寺の南西の門をくぐって旅立ったと伝えられています。
その際、
念持仏
として
西院
に祀っていた
不動明王
が門に立って
空海を見送った
と伝えられ、その足下には
蓮の花
が咲き誇っていたことから、以来、その門は
『 蓮花門 』
と呼ばれるようになりました。
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歴史コラム
2011年03月04日
雛祭
『 雛祭 』
お内裏さま と お雛さま~♪
童謡 : ひなまつり
3月3日
は女の子の健やかな成長を願う
『 雛祭 』
です。
豪華な雛飾りの最上段に飾られる
男雛
と
女雛
は、
天皇
( お内裏さま ) ・
皇后
( お雛さま ) を意味し、昔から京都の人びとは、親しみを込めて天皇を 「 お内裏さま 」 ( 内裏とは御所のこと ) と呼んでいました。
一般とは異なり、
京都
では向って
右に男雛
が飾られますが、これは京都御所の紫宸殿において、向って
右に天皇
・ 左に皇后が位置する習わしに従っています。
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歴史コラム
2011年03月03日
上巳の節句
『 上巳の節句 』
3月3日は
『 上巳の節句 』
( じょうしのせっく ) です。
上巳
とは陰暦3月の最初の巳 ( み ) の日にあたり、古くから中国では川のほとりに人びとが集まって災厄を祓う
上巳の祓い
という行事が行なわれていました。
平安時代には日本の宮中でも天皇や貴族によって同じような行事が行なわれ、
「 源氏物語 須磨巻 」
にも主人公の
光源氏が海辺で祓いをおこなう
場面がえがかれています。
室町時代になると、災厄を祓う “ 上巳の祓い ” は、女の子のすこやかな成長を願う 「 上巳の節句 」 ( 雛祭り ) となりました。
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歴史コラム
2011年03月02日
旧二条城
『 旧二条城 』
「 二条城 」
といえば、江戸初期に
徳川家康
が築城し、現在は世界遺産に指定されて多くの観光客が訪れる二条城が知られていますが、歴史上、「 二条城 」 と呼ばれた城はいくつも存在していました。
その始まりは室町時代、初代将軍・
足利尊氏
から3代将軍・
足利義満
までが
二条通
に
屋敷
を構えていたことから、
将軍家の屋敷
を
「 二条城 」
と呼ぶようになり、その後は二条通から屋敷が離れても、将軍の屋敷を 「 二条城 」 と呼ぶようになりました。
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歴史コラム
2011年03月01日
弥生
『 弥生 』
旧暦3月は
『 弥生 』
( やよい ) と呼ばれ、新暦となった現在でも3月の別称として 「 弥生 」 を用いています。
「 弥生 」 という言葉は、
“ 春になって草木がいよいよ生い茂る月 ”
という意味の言葉である
「 木草弥や生ひ月 」
( きくさいやおひづき ) が短縮されて
「 やよい 」
となったと考えられています。
また、3月の別称として他に、花月 ( かげつ )、嘉月 ( かげつ )、花見月 ( はなみづき )、夢見月 ( ゆめみつき )、桜月 ( さくらづき )、暮春 ( ぼしゅん ) などがあります。
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プロフィール
若村 亮
「 らくたび 」 とは 「 洛を旅する 」
京都の旅 らくたび
若村 亮 ( わかむら りょう )
昭和48(1973)年、愛媛県生まれ。
立命館大学理工学部機械工学科を卒業し、一時、大手建設機械メーカーに就職して技術開発の設計にたずさわるが、現在は京都において 株式会社 らくたび を創立し、京都に特化した事業経営を行う。
現在は、らくたび文庫シリーズなど京都本の企画・執筆・編集・出版や、大手旅行会社向けの旅行企画プロデュース、京都伝統工芸大学校や各種文化講座の京都学講師、ラジオやテレビ番組のレギュラー出演など、多彩な京都の魅力を全国に発信している。
■ 主な著書・執筆 ■
らくたび文庫シリーズ
京の庭NAVI 枯山水庭園編
京の庭NAVI 池泉庭園編
京の仏像NAVI
京の歴史NAVI 幕末編
京の建築NAVI
京の神さま仏さま
京暦365日 その他 多数
( 以上、コトコト )
旅の雑学ノート・京都
( ダイヤモンド社 )
京都半日とっておきの散歩道
京都12カ月 年中行事を楽しむ
おとなの京都ドリル
京都で過ごす1週間
京都の練習帖
( 以上、地球の歩き方 )
■ 主な講師・講演 ■
京都美術工芸大学 講師
京都伝統工芸大学校 講師
学習院・生涯学習センター 講師
NHK文化センター青山 講師
三越カルチャーサロン 講師
クラブツーリズム 講師
中日文化センター 講師
神戸新聞文化センター 講師
朝日カルチャーサロン 講師
京都リビング講座 講師 など
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