2011年03月18日

源融・河原院

 『 源融・河原院 』

  平安初期に朝廷に仕えた 『 源融 』 ( みなもとのとおる ) は、もとは 嵯峨天皇の皇子 として生まれ、のちに 「 源 」 の姓 を授けられて 臣籍降下 ( しんせきこうか : 皇族を離れて一般の臣民になること ) し、のちに 左大臣 となりました。

  現在の五条河原町付近に広大な邸宅・ 河原院 を営んだことから 「 河原左大臣 」 とも称されました。

  源融『 源氏物語 』 に登場する 光源氏のモデル ともいわれ、冷皇帝や朱雀院が訪れた光源氏の邸宅・ 六条院 のモデルも、源融の河原院 といわれています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム