2011年03月19日

格子

 『 格子 』

  京町家の 『 格子 』 ( こうし ) は、細い角材を縦横に隙間を空けて組んだもので、外から中は見えにくく、中から外の様子はよく見えるという機能性があり、また内向的な京都人の気質をあらわしているともいわれています。

  格子は職業によっても違いがあり、糸屋織屋呉服屋 などの繊維業では、細い糸や色彩をしっかり見るために 格子の上を少し切って採光性を高めたり、重量物の米俵や酒樽を扱う 米屋酒屋 では、壊れないよう頑丈な 角格子 になっています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)歴史コラム