2012年10月31日

京都御所

 『 京都御所 』

  江戸時代までの 旧皇居 『 京都御所 』 は、平安京における天皇の在所である 内裏 ( だいり : 天皇の住まいとしての宮殿 ) とは場所が異なり、南北朝時代の元弘元 ( 1331 ) 年、北朝の天皇仮御所 とした 東洞院土御門邸 ( ひがしのとういんつちみかどてい ) が、南北朝統一 に際して 正式な御所 と定められ、以後、長く天皇が住まいする皇居となりました。

  京都御所は長い歴史の中で幾度も火災と再建を繰り返し、現存する建物は江戸末期の安政2 ( 1855 ) 年、古制に基いて再建されたものです。

『 京都御所 秋の一般公開 』
  10/31(水)~11/4(日) 9:00 ~ 15:30
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月30日

らくたび&KBS京都 ≪ おき・らくたび ≫ in 蛇塚古墳

今日は秋晴れの下、大陸 からの 渡来系 とされる 古代豪族 ( はた ) ゆかりの社寺史跡が数多く遺る、古代の歴史ロマン あふれる 太秦 ( うずまさ ) 界隈を巡ってきました!

蛇塚古墳


秦氏の首長クラス巨大な古墳石室 が遺る 「 蛇塚 ( へびづか ) 古墳 」 では、近くの保存会の方が鍵を開けてくださいまして、石室内部に特別に入れていただきました♪

この 石室空間積まれた巨石大きさ からも、いかに秦氏が強大な勢力を持った豪族であったかということが感じられますね!

■ 蛇塚古墳
  詳細は 京都観光NAVIこちら を参照へ
  

Posted by 若村 亮  at 23:23Comments(0)らくたび日記

2012年10月30日

天皇家の菩提寺 ≪ 泉涌寺 ≫

昨日は 京都の仏像・バスツアー が開催されまして、楊貴妃観音 が祀られる 天皇家の菩提寺 「 泉涌寺 」 ( せんにゅうじ ) を拝観してきました。

泉涌寺 ・ 下り参道


御座所庭園 は、木々が 紅葉 し始めていました♪

御座所庭園


月輪山 の麓に佇む 泉涌寺静寂に満ちた境内魅力 です ( 笑 )

■ 泉涌寺 : 公式HPは こちら
  

Posted by 若村 亮  at 23:00Comments(1)らくたび日記

2012年10月30日

市章

 『 市章 』

  『 市章 』 ( ししょう )とは、行政区の 市を象徴する紋章 のことで、一般的にはその行政区の風土や歴史・文化などが象徴的に表現されています。

  京都市市章 は、昭和35(1960)年に制定されたもので、「 京 」 の文字を図案化したものに 御所車 を配したデザインで、古都 を象徴する 紫色 が用いられています。

  また、神戸市 では夜になると市章をかたどった電飾が山に灯ることで知られ、その山は 市章山 ( ししょうざん ) と呼ばれています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月30日

11/3 (土) ≪ イヤホンガイドで巡る京都御所の雅 ≫

11/3 ( 土 ) 午後・満員御礼 / 午前・残りわずか!
らくたび主催 『 イヤホンガイドで巡る京都御所の雅 』
 - 京都御所 ・ 秋の一般参観 - ( 10/31 ~ 11/4 )

いよいよ始まる 京都御所・秋の一般参観。 恒例行事でこれまでに訪ねたことがある方も多いと思いますが、今年は 雅の宮中文化 を伝える 京都御所歴史・建築・庭園・絵画・習わし などを、イヤホンガイドリアルタイム に聞いていただきながら巡る スペシャル企画 を開催します♪



午後の部 ( 13:00 ~ 15:00 ) は満員御礼ですが、午前の部 ( 10:00 ~ 12:00 ) に余裕がありますので、ぜひご参加をお待ちしています♪

らくたび会員限定で、満席に近いために電話で受付をさせていただいています。 詳細は こちら をご覧ください。
  

Posted by 若村 亮  at 08:00Comments(0)らくたび最新情報

2012年10月30日

天台五箇室門跡 ≪ 曼殊院 ≫

比叡山内に建立された一坊に歴史が始まる 曼殊院 ( まんしゅいん ) 。



現在地、比叡山の麓に移転したのは江戸初期のことで、良尚法親王が入寺して以来、格式高い門跡寺院 としての歴史を歩みました。



こちらは 梟の手水鉢。 愛らしい ( ふくろう ) が刻まれています♪



今は 秋雨の季節、曼殊院の 生き生き と躍動しています!



紅葉のシーズンは大賑わいになる曼殊院ですが、今は 嵐の前の静けさ という感じで、ゆっくりと静寂に包まれた境内を拝観できました ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 01:40Comments(0)らくたび日記

2012年10月29日

山ばな平八茶屋 「 ぐじ 」 & 名物 「 麦飯とろろ 」

秋がグッと深まりつつある京都。 昨日は 『 京都の隠れた社寺と四季の味めぐり 』 現地散策講座 ( 毎月第4日曜日 ) が開催されて、比叡山の麓に広がる修学院を歩いて 赤山禅院曼殊院 を巡り、昼食は ≪ 山ばな 平八茶屋 ≫ へ行ってきました。

京都・洛北の老舗料亭 山ばな 平八茶屋 : 公式HPは こちら


平八茶屋こだわりの一品 は、なんといっても 「 ぐじ 」甘鯛 ) です♪

向付・ぐじ細造り / 松茸・水菜の浸し


ぷりっぷりの食感、二杯酢でいただきました♪



秋といえば・・・ 土瓶蒸し ですね ( 笑 )



土瓶蒸し ( 松茸・鱧・車海老・玉子豆腐・三つ葉・銀杏 )


さて、こちらは 八寸。 彩り鮮やかです!

八寸 ( 鯖寿司・いが栗・柿玉子・むかご・烏賊紅葉和え など )


むかごを入れた器、竹カゴではなく、なんと 昆布 で編んだ でした ( 笑 )



皮までパリっと食べることができる、最高の一品、ぐじ若狭焼 です♪

ぐじ若狭焼


炊き合わせ


「 ぐじつくね蒸し 」 は、ほっこり体が温まる一品でした。

ぐじつくね蒸し


酢物 ( ほっき貝・鳥貝・蕪・胡瓜・ざくろ・土佐酢和え )


いよいよ、山ばな平八茶屋名物 「 麦飯とろろ 」 です!

麦飯とろろ


若狭街道を往来した旅人 が、ツルッ とした喉ごしを愛して口にかきこんだ街道名物で、江戸時代のガイドブック 「 名所図会 」 にも記されています。

麦飯とろろ


さて、最後に 果物 を。 ワインジュレの下にメロン・柿・梨が ( 笑 )

果物 ( メロン・柿・梨 )


大満足の料理の数々に、その後の散策をためらってしまうほど ( 笑 )

でも、それはそれということで、赤山禅院曼殊院 を拝観して、昨日の散策も無事に終了しました。 ご参加、ありがとうございました♪
  

Posted by 若村 亮  at 23:00Comments(0)京料理

2012年10月29日

逆鱗

 『 逆鱗 』

  想像上の神獣である の体には81枚の鱗 ( うろこ ) が生えているとされていますが、喉元には一尺四方の 逆さに生えた鱗 があり、『 逆鱗 』 ( げきりん ) と呼ばれています。

  龍は喉元の逆鱗に触れられることを非常に嫌い、触られると 激しく怒って触れた者を殺す といわれています。

  このような伝説から、主君 ( 目上の人物 ) の激しい怒りを 「 逆鱗 」 というようになり、激しい怒りを買うような行為を 「 逆鱗に触れる 」 と表現するようになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月27日

孤篷庵

 『 大徳寺塔頭 ・ 孤篷庵 』

  洛北随一の禅寺・大徳寺 の境内に建つ 塔頭 ( 小院 ) のひとつ 『 孤篷庵 』 ( こほうあん ) は、慶長17 ( 1612 ) 年、大名茶人 として知られる 小堀遠州 ( こぼりえんしゅう ) が 大徳寺塔頭・龍光院 内に 自らの菩提所 を建立したことに始まります。

  茶室・忘筌席 ( ぼうせんせき ) は、金地院・八窓席曼殊院・八窓席 と並んで 京都三名席のひとつ に数えられ、九畳と三畳の相伴席 ( しょうばんせき ) からなる十二畳の広間の茶席で、茶室から眺める庭園には手水鉢や石灯籠を配した趣深い茶室として知られています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月27日

紫竹牛若町

 『 紫竹牛若町 』

  平治元 ( 1159 ) 年、源氏の棟梁 ( とうりょう : 一族を率いる者 )・源義朝 ( みなもとのよしとも ) と 常盤御前 ( ときわごぜん ) の間に生また男の子は 牛若丸 ( うしわかまる : のちの 源義経 ) と名付けられました。

  現在の 紫竹牛若町 ( 京都市北区 ) 辺りが 牛若丸誕生の地 と伝えられ、今も 産湯の水 を汲んだと伝えられている 井戸 が町中に残っています。

  その他、母・常盤御前 が牛若丸の安産を祈願した 常磐地蔵 を安置する 常徳寺 や、常盤御前の守り本尊・腹帯地蔵 を安置する 光念寺 など、ゆかりの寺院が歴史を伝えています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月27日

名古屋発・京都の仏像ツアー ≪ 麗しき京の美仏へ ≫

今日は クラブツーリズム 主催・ 名古屋発日帰りバスツアー 『 麗しき京の美仏へ会いにいこう ~ 美を願う ~ 』 が実施されまして、講師として同行してきました♪

隨心院


素晴らしい秋晴れの一日 で、爽やかで素敵なツアーになりました ( 笑 )



木々も枝先から次第に色づいて、順調に 紅葉 していました!



山科・ 隨心院如意輪観音像 を拝観した後も、泉涌寺楊貴妃観音像東寺21体・立体曼荼羅清凉寺国宝・釈迦如来像国宝・阿弥陀三尊像 など、盛りだくさんのコースでした♪

清凉寺


日暮れが早くなり、すっかり暗くなりつつある清凉寺を最後に見学して、皆さんはバスで名古屋へと帰っていかれました。 この仏像ツアー、シリーズで来月以降も実施されますので、ぜひ名古屋の皆さん、京都の奥深い魅力を見つけにご参加ください~!
  

Posted by 若村 亮  at 00:22Comments(0)らくたび日記

2012年10月26日

京住販グループ 35周年記念講演会

京住販グループ 35周年記念講演会
  『 京都・千年の歴史を歩く 』 - 地名・通り名から読み解く-

昨日、京都ロイヤルホテル&スパ において、京住販グループ 様 ( 詳細は こちら創立35周年記念 する 講演会 が催されまして、京都の歴史を地名や通り名から読み解く講演 をさせていただきました。



講演内容から 話題ひとつ

平安末期、高雄・神護寺再興 を果たした 文覚上人 ( もんがくしょうにん ) 、後白河上皇怒り を買って 七条堀川 近くの 牢獄 に入れられたことがあり、現在、その場所は 「 文覚町 」 という 町名 が見られます!



さらに 驚き は、文覚上人名声 に引っ張られてか、文覚町の近くにはなんと! 「 高雄町 」「 紅葉町 」 という 町名 も見られます♪

まもなく 紅葉シーズン を迎える京都ですが、京都駅からほど近いところにも、紅葉の高雄 があるんですよ ( 笑 )


≪ 参考地図 ≫
文覚町 / 右上に 高雄町 ・ さらに上に 紅葉町

  

Posted by 若村 亮  at 23:57Comments(0)らくたび日記

2012年10月26日

四天王

 『 四天王 』

  『 四天王 』 ( してんのう ) は、本尊が安置される須弥壇の四隅に配され、四方を守護しています。

  四天王はそれぞれ古代インドの神話に登場する神々で、東方を守護する 持国天 ( じこくてん ) は 国を支える者 という意味があり、南方を守護する 増長天 ( ぞうちょうてん ) は 大きく育つ、西方を守護する 広目天 ( こうもくてん ) は 千里眼を持つ者、北方を守護する 多聞天 ( たもんてん ) は すべてを一切聞きもらさぬ知恵者 という意味があります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月25日

落飾

 『 落飾 』

  家族や家庭との関係を断ち切り、世俗 ( せぞく : 世の中 ) を離れて僧侶になることを 「 出家 」 ( しゅっけ ) といい、とくに貴人が髪を剃り落として仏門に入って僧侶になることを 『 落飾 』 ( らくしょく ) といいます。

  また、出家して僧侶になった者が再び世俗に戻って俗人 ( ぞくじん : 世間一般の人 ) になることを 「 還俗 」 ( げんぞく ) といい、また 「 落飾 」 の反対語として 「 復飾 」 ( ふくしょく ) ともいわれています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月24日

らくたび京都講座 ≪ 京都の暦365日 ≫

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都の暦365日 ≫ 1年間12回シリーズ



■ 10月27日(土) 第7回講座 ※1回単位で受講可能
≪ 11月の行事 ≫ 晩秋を彩る紅葉の美【 もみじ祭 】 ほか
紅葉に彩りを添える各社寺で執り行われる 「 もみじ祭 」 を中心に、宮中の伝統を受け継ぐ護王神社 「 亥子祭 」、五穀豊穣に感謝を祈る伏見稲荷大社 「 火焚祭 」、大阿闍梨による加持祈祷が行われる赤山禅院 「 数珠供養 」 など、迫力ある諸行事をたっぷりと講義します。

  ● 講師 : 若村亮 ( らくたび代表取締役 )
  ● 会場 : 京染会館 ( 四条西洞院・北西角 ) 6階・大会議室2
           http://www.kyozomekai.or.jp/access/index.html
  ● 時間 : 受付開始 17:15~ 講座 17:30~19:30
  ● テキスト : 毎回資料を配布します
  ● 受講料 : 一般/2,500円 会員/2,000円 学生/500円
           ※学生は社会人学生を除きます
           ※学生の方は学生証をご提示ください
  ● お申し込み
    1、らくたびHP 下記サイトより 
        http://www.rakutabi.com/k_kouza_2010.html#waka2 
    2、電話 075-257-7321 ( 受付 9:00~18:00 )

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らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都の暦365日 ≫ 1年間12回シリーズ

■ 講座の主旨
書籍『 京都12カ月・年中行事を楽しむ 』( 地球の歩き方/著者・若村亮)では、京都の人びとが暮らしの中で守り続ける四季折々の習わしや、社寺を中心に執り行われている伝統的な年中行事を紹介しています。その中から、受講月の翌月に京都で催される大小さまざまな暦の習わしや伝統行事を紹介し、いにしえより受け継がれてきた歴史や由来を学び、そこに秘められた願いやご利益を知ることで、日本人の精神文化の深みや素晴らしさをより一層感じていただければ幸いです。

■ 1年間の講座の詳細 ※毎月第4土曜日 ※ 1回単位で受講可能
4月 【 5月 】 平安の雅が都大路をゆく【 葵祭 】他
 5月 【 6月 】 無病息災を願う茅の輪【 夏越祓 】他
  6月 【 7月 】 祇園囃子が響く京の夏【 祇園祭 】他
   7月 【 8月 】 先祖を供養する【 五山の送り火 】他
    8月 【 9月 】 秋の訪れを感じる【 中秋の名月 】他
     9月 【 10月】 千年の歴史行列がゆく【 時代祭 】他
10月【 11月 】 晩秋を彩る紅葉の美【 もみじ祭 】他
 11月【 12月 】 師走を告げる風物詩【 大根焚き 】他
  12月 【 1月 】 新春のご利益めぐり【 初えびす 】他
   1月  【 2月 】 立春に悪鬼を祓う厄除け【 節分 】他
    2月  【 3月 】 お釈迦さまの死を偲ぶ【 涅槃会 】他
     3月  【 4月 】 散る桜花を鎮める【 やすらい祭 】他
  

Posted by 若村 亮  at 19:00Comments(0)京都

2012年10月24日

親王

 『 親王 』

  日本の政治体制の中で、古くは 天皇兄弟皇子『 親王 』 ( しんのう ) といいましたが、奈良時代の第47代・淳仁天皇の時代以後は、天皇皇兄弟皇子女皇孫 に対して 親王の称号 を許す 「 親王宣下 」 ( しんのうせんげ ) を受けた者のみが 「 親王 」 とされました。

  平安末期、皇族に生まれた 以仁王 ( もちひとおう ) は、父の第77代・後白河天皇と疎遠であったことから、親王宣下を受けることができなかったとされています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月23日

出雲阿国

 『 出雲阿国 』

  『 出雲阿国 』 ( いずものおくに ) とは、歌舞伎の創始者 とされている 安土桃山時代の女性芸能者 です。

  生年や没年には諸説があり、その人生には不明な部分も多くありますが、元は 出雲大社の巫女 とされ、文禄年間に 出雲大社の勧進 ( かんじん : 寺社の造立や修復のために寄付を集めること ) のために芸能団を組織して各地を巡ったところ評判になったと伝えられています。

  京都へ入って念仏踊りを興行して人気を得て、さらに簡単な所作を加えて 阿国歌舞伎 に発展させました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月22日

鞍馬の火祭

 『 鞍馬の火祭 』

  毎年10月22日、鞍馬の 由岐神社 ( ゆきじんじゃ ) において 京都三奇祭 のひとつ 『 鞍馬の火祭 』 が行われます。

  平安時代、京都御所内に祀られた神様を由岐神社に遷す際、神様の遷宮行列を鞍馬の人びとが松明を焚いて迎えた のが祭りの始まりと伝えられています。

  夕方、里の各家の門口にかがり火が焚かれ、武者わらじを履いた里人が大松明をかついで 「 サイレイ、サイリョウ 」 の掛け声とともに神社前に集まり、火の粉の中を神輿が出発する勇壮な祭りです。

『 鞍馬の火祭 』 鞍馬・由岐神社
  10月22日( 月 )
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月21日

時代祭

 『 時代祭 』

  京都三大祭のひとつ 『 時代祭 』 は、明治28年、平安京遷都1100年を記念した奉祝行事として始められた時代風俗行列で、平安京遷都を行なった桓武天皇が延暦13 ( 794 ) 年 10月22日に入京したと伝えられることから、毎年10月22日に行われています。

  鼓笛を響かせ整然と行進する維新勤王隊列を先頭に、江戸安土桃山室町吉野鎌倉藤原延暦 の各時代の人物が時代絵巻を繰り広げます。 総勢2000名、総延長2キロにわたる行列は 一大歴史風俗絵巻 そのものです。

『 時代祭 』  
   10月22日 ( 月 )
   12:00 京都御所を出発 → 平安神宮まで
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月20日

勢至丸

 『 勢至丸 』

  浄土宗祖・法然上人 は、幼少期から 智慧の化身 といわれ、智慧を象徴する 勢至菩薩 ( せいしぼさつ ) の再来 とされました。

  そのため、法然上人は幼い頃から 『 勢至丸 』 ( せいしまる ) と呼ばれ、「 智慧第一の法然坊 」 とも称えられ、弟子の親鸞聖人は 「 大勢至菩薩は源空上人 ( 法然 ) の御本地 ( 本来の姿 ) である 」 という言葉を残しています。

  「 勢至 」 とは、偉大なる智慧の 「 勢 」 いで悟りの世界へ 「 至 」 らしめるという意味があります。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月19日

≪ 秋晴れの京都 ≫

秋晴れの京都です。



昨夜はかなりの冷え込みになり、肌寒い夜となりました。
いよいよ秋が深まり、紅葉シーズンが近づいています。

今日は久しぶりにオフィスで終日、過ごしています ( 笑 )
  

Posted by 若村 亮  at 15:26Comments(0)らくたび日記

2012年10月19日

らくたび京都講座 ≪ 京都・千年の歴史 ≫

らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都・千年の歴史 ≫ 1年間12回シリーズ



■ 10月20日(土) 第7回講座 ※1回単位で受講可能
≪ 南北朝時代 ≫ -南朝と北朝の対立から南北朝統一へ-
天皇家が二分して交互に即位した 「 両統迭立 」 から、奈良・南朝と京都・北朝に分裂した 「 南北朝時代 」。 歴史上、もっとも難しい時代背景を、時系列に沿ってわかりやすく解説します♪

  ● 講師 : 若村亮 ( らくたび代表取締役 )
  ● 会場 : 京染会館 ( 四条西洞院・北西角 ) 6階・大会議室2
           http://www.kyozomekai.or.jp/access/index.html
  ● 時間 : 受付開始 17:15~ 講座 17:30~19:30
  ● テキスト : 毎回資料を配布します
  ● 受講料 : 一般/2,500円 会員/2,000円 学生/500円
           ※学生は社会人学生を除きます
           ※学生の方は学生証をご提示ください
  ● お申し込み
    1、らくたびHP 下記サイトより 
        http://www.rakutabi.com/k_kouza_2010.html#waka1 
    2、電話 075-257-7321 ( 受付 9:00~18:00 )

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らくたび主催 - 大人の京都学講座 -
≪ 京都・千年の歴史 ≫ 1年間12回シリーズ

■ 講座の主旨
千年の都と称される京都。太古の古代豪族の時代に歴史が始まり、平安遷都で天皇が住む都となってからは、つねに政治・文化の中心地として栄枯盛衰を積み重ねてきました。本講座では、時代別に歴史の流れをわかりやすく把握し、その歴史が刻まれた京都の残るゆかりの社寺史跡を紹介します。歴史的な背景や想いを知れば、京都の社寺史跡もまた違った魅力を感じさせてくれます。

■ 1年間の講座の詳細 ※毎月第3土曜日 ※ 1回単位で受講可能
 4月  飛鳥・奈良時代   古代豪族・秦氏と賀茂氏の力
  5月  平安時代・前期   平安京遷都と輝く平安新仏教
   6月  平安時代・中期   天皇の治世と華やかな貴族社会
    7月  平安時代・後期   貴族社会の衰退と末法思想の影
     8月  平安時代・末期   上皇の院政と源平争乱の時代へ
      9月  鎌倉時代       武家政権の樹立と鎌倉新仏教
 10月  南北朝時代     南朝と北朝の対立から統一へ
  11月  室町時代      足利政治の盛衰と文化の確立
   12月  戦国時代      群雄割拠の動乱から全国統一へ
    1月  江戸時代・前期   徳川将軍家の威光と泰平の時代
     2月  江戸時代・後期   幕府政治の衰退から動乱の幕末へ
      3月  明治時代以降    東京遷都の影響から殖産興業へ
  

Posted by 若村 亮  at 12:01Comments(0)京都

2012年10月19日

鹿苑寺

 『 鹿苑寺 ( 金閣寺 ) 』

  衣笠 一帯は古くから 風光明媚な景勝地 として知られ、鎌倉時代に 西園寺家 の豪壮な山荘・北山第 が建立されました。

  その後、西園寺家の衰退とともに荒廃していた北山第を、室町幕府第3代将軍・足利義満 が譲り受け、応永4 ( 1397 ) 年、荘厳華麗な別荘・北山殿 の造営を始めました。

  足利義満の没後、北山殿は寺院として改められ、義満の法号 ( 戒名 ) 「 鹿苑院殿 」 より寺名は 『 鹿苑寺 』 ( ろくおんじ : 通称・金閣寺 ) とされました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月18日

屋根の葺き方

 『 屋根の葺き方 』

  伝統的な日本建築では、植物 を材料として屋根を葺 ( ふ ) いた建築物があります。

  古民家 には ( わら ) を葺いた 『 藁葺き 』 ( わらぶき ) や、 ( すすき )・ ( ちがや )・ ( あし ) などを葺いた 『 茅葺き 』 ( かやぶき ) が多く見られます。

  また、御所社寺 の建築では、 ( すぎ ) や ( ひのき ) の 樹皮 を葺いた 『 檜皮葺 』 ( ひわだぶき ) や、 ( さわら ) などの 薄い削り板 : こけら ) を葺いた 『 柿葺 』 ( こけらぶき ) が見られます。

木片 のことを 「 こけら 」 といいます。 ( かき ) と ( こけら ) は同じ漢字に見えますが、画数が違い、異なる漢字です。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月17日

六歌仙

 『 六歌仙 』

  平安前期、醍醐天皇 の命によって編纂された 古今和歌集 には、仮名 ( かな ) で書かれた 仮名序 と呼ばれる 序文 ( じょうぶん : 書物のはじめに趣旨などを書き記した文章 ) があり、本格的に和歌を論じた初の 歌論 として後世に大きな影響を与えました。

  この 古今和歌集仮名序 には、紀貫之 が名をあげて歌風を評した 六人の歌人 があり、在原業平僧正遍昭喜撰法師大友黒主文屋康秀小野小町 がその名を連ねています。

  六人の歌人は後世になって 『 六歌仙 』 ( ろっかせん ) と呼ばれるようになりました。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月16日

善女龍王

 『 善女龍王 』

  弘法大師空海が遺した言葉によると、清瀧権現 ( せいりゅうごんげん ) はインド神話に登場する 八大竜王 のひとつ 沙掲羅 ( しゃから ) の第三王女と伝えられ、幸をもたらす 善龍 であることから 『 善女龍王 』 ( ぜんにょりゅうおう ) と呼ばれていました。

  弘法大師 空海神泉苑祈雨の修法 を行なった際、この 善女龍王 が現われて平安京に 恵みの雨 をもたらしたと伝えられ、現在も神泉苑の社殿に祀られています。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月15日

即成院

 『 即成院 』

  正暦3 ( 992 ) 年、僧の 源信 ( げんしん ) が伏見に 光明院 を建立し、のちに藤原頼道 ( よりみち ) の子である 橘俊綱 ( たちばなのとしつな ) が伏見の広大な山荘に光明院を移し、即成就院 と称したのがはじまりと伝えられています。

  平安後期は阿弥陀如来の導きによって極楽浄土へ生まれ変わることを願う 浄土信仰 が盛んとなり、堂内に 阿弥陀如来二十五菩薩 が祀られました。

  仏像群が居並ぶ壮観な空間は、まるで 極楽浄土 が目の前に広がる感覚を見る者にもたらしてくれます。
  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(0)京都コラム

2012年10月14日

冷泉院

 『 冷泉院 』

  平安時代、平安京大内裏の東隣には 天皇の離宮貴族の邸宅 が数多く建ち並び、第52代・嵯峨天皇後院 ( ごいん : 天皇を譲位した後に住んだ邸宅 ) として建立された 『 冷泉院 』 ( れいぜいいん ) もそのひとつでした。

  元は 「 然 」 の文字を用いて 「 冷然院 」 とされていましたが、度重なる火災で焼失と再建を繰り返し、「 然 」「 燃える 」 に通じることから 「 泉 」 ( 水は火に強い ) の文字を用いて 『 冷泉院 』 と改められました。
  

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2012年10月13日

天皇

 『 天皇 』

  『 天皇 』 ( てんのう ) という言葉は、古代中国において道教 ( どうきょう ) の北極星を神格化した最高神である 「 天皇大帝 」 から生まれた言葉とされ、唐の高宗 ( こうそう : 第3代皇帝 ) が君主 ( くんしゅ : 国を統帥する最高の地位にある人 ) の正式名称として用いました。

  古代の日本では政治や軍事権力の頂点に立つ者を 「 大王 」 ( おおきみ ) と称しましたが、天武天皇の頃 ( 673 ~ 686年 ) から中央集権国家の君主に対して 『 天皇 』 の称号が用いられるようになりました。
  

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2012年10月12日

荒御魂 と 和御魂

 『 荒御魂 と 和御魂 』

  神様御霊 ( みたま ) を 神霊 ( しんれい ) といい、神霊の中でも荒々しく活動的な作用をすると考えられる神霊を 『 荒御魂 』 ( あらみたま ) といい、静穏や平和に作用する神霊を 『 和御魂 』 ( にきみたま ) といいます。

  八坂神社の境内に鎮座する 悪王子社 は、素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) の 荒御魂 を祭神として祀る神社で、社名の 「 悪 」 とは 「 強力 」 の意味をあらわし、力強い霊験あらたかな神として祀られています。
  

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