2008年09月16日

妙心寺の算盤面

 『 妙心寺の算盤面 』

  平安時代、双ヶ丘 の麓には四季折々の美しい花が咲き誇ったことから 「 花園 」 ( はなぞの ) と呼ばれ、貴族の邸宅が建ち並びました。

  室町初期には 花園天皇 が離宮を営み、のちに禅寺に改められて 『 妙心寺 』 となりました。

  現在の妙心寺は、境内に46の塔頭 ( たっちゅう : 同じ敷地内に建つ小院 ) が建ち並び、また全国に3400の末寺を持つという大きな勢力を形成しており、ゆえに寺院運営に秀でたことから俗に 「 妙心寺の算盤面 ( そろばんづら ) とも呼ばれています。  

Posted by 若村 亮  at 12:00Comments(2)言葉コラム