2009年04月12日

常照皇寺

常照皇寺 『 常照皇寺の九重桜 』

  南朝と北朝に天皇家が二分して争った南北朝時代、北朝の初代天皇として権力闘争の渦中にあった 光厳天皇 ( こうごんてんのう ) は、晩年は激動の都を逃れて山深い里に移り、『 常照皇寺 』 ( じょうしょうこうじ ) を建立してひたすら禅の道を極めました。

  常照皇寺は市街地から北へ車で約1時間半ほどの京都市右京区 ( 旧京北町 ) にあり、現在も境内には光厳天皇お手植えとされる樹齢600年余の 九重桜 ( ここのえざくら : 国の天然記念物 ) が見事な花を咲かせます。

  権力闘争に明け暮れ、およそ宮中の優雅な暮らしと縁のなかった光厳天皇にとって、山深い常照皇寺は心休まる悟りの世界だったのかもしれません。


同じカテゴリー(季節コラム)の記事画像
11/27(水) 東京・皇居 ≪ 大嘗宮 / 一般参観 ≫
《  秋の草花  》
3/1(水) ≪ 町家の日 / 雛飾り ≫ in らくたび京町家
秋の到来 ≪ 菊 ≫ in らくたび京町家
葉月
八朔
同じカテゴリー(季節コラム)の記事
 11/27(水) 東京・皇居 ≪ 大嘗宮 / 一般参観 ≫ (2019-11-27 15:48)
 《 秋の草花 》 (2018-10-17 09:03)
 3/1(水) ≪ 町家の日 / 雛飾り ≫ in らくたび京町家 (2017-03-01 21:46)
 秋の到来 ≪ 菊 ≫ in らくたび京町家 (2016-10-02 10:40)
 葉月 (2012-08-02 12:00)
 八朔 (2012-08-01 12:00)

Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(2)季節コラム

この記事へのコメント
おはようございます~

念願の常照皇寺へ行ってきました。九重桜の見頃は過ぎていましたが、
樹高がかなりあり、花びらが散るさまにうっとり見とれていました。
そして、樹齢650年の歴史を感じる迫力のある根は、
ただただ見つめ、圧倒されていました!

九重桜、左近の桜(御所から株わけされた桜)は見頃を過ぎていまいしたが、
御所返しの桜はまだ5分咲き位でした。

京都市内のお寺とは違い、山深い自然の中にある常照皇寺は、
鳥のさえずりが聞こえ、やさしい木漏れ日に包まれ、心身ともにのんびり
できました~


しかし、この時期に合わせたバスツア-が大挙しておしよせて
いて、びっくり(笑)
Posted by るりたまあざみ at 2009年04月14日 08:27
るりたまあざみさん、おはようございます。
そうですか、常照皇寺へ行かれたんですね! 私は大学生の頃に行ったきり、ここ最近は行けてないので、うらやましいです。。 当時の思い出がかなりおぼろげになってきています ( 笑 ) それでも、樹齢650年の歴史を感じさせてくれる立派な九重桜は、記憶に鮮明ですね。
5月くらい、新緑の季節もよさそうですね。 市街地の喧騒を離れ、ゆったりとした大自然の中で森林浴をしたいですねー ( 笑 ) 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2009年04月14日 10:01
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。