2008年11月02日

嵯峨菊

嵯峨菊 『 嵯峨菊 』

  菊の原産地は中国であり、日本へは奈良時代の遣唐使によって漢方薬の一種・薬用植物として伝来し、齢草 ( よわいぐさ ) や 百代草 ( ももよぐさ ) など 長寿 にちなんだ名前で呼ばれています。

  平安時代のある秋のこと、嵯峨天皇大沢の池菊ケ島 に自生していた美しい野菊を手折られて 嵯峨離宮 ( 現在の 大覚寺 ) の瓶に挿して愛でたと伝えられ、古典菊 『 嵯峨菊 』 ( さがぎく ) として 王朝の気品 を今に伝えています。


『 嵯峨菊展 』  大覚寺
   11月1日 ~ 30日
   江戸期に品種改良が進んだ古典菊の一種の嵯峨菊
   茶筅を立てたような珍しい可憐な花
   嵯峨菊600鉢が優雅な王朝の花を咲かせて魅了します


同じカテゴリー(文化コラム)の記事画像
2/16(木) ≪ 能楽師・松野さんのお稽古場へ ≫
10/4(火) ≪ 洛中洛外図 -舟木本- ≫ in 六本木アカデミーヒルズ
師走の風物詩 ≪ 南座 顔見世興行 ≫
≪ 琳派 特別講演 ≫ in ハイアットリージェンシー京都
梨園
六日の菖蒲
同じカテゴリー(文化コラム)の記事
 2/16(木) ≪ 能楽師・松野さんのお稽古場へ ≫ (2017-02-17 09:27)
 10/4(火) ≪ 洛中洛外図 -舟木本- ≫ in 六本木アカデミーヒルズ (2016-10-05 12:28)
 師走の風物詩 ≪ 南座 顔見世興行 ≫ (2015-12-03 16:15)
 ≪ 琳派 特別講演 ≫ in ハイアットリージェンシー京都 (2015-11-03 20:58)
 梨園 (2012-07-23 12:00)
 六日の菖蒲 (2012-05-06 12:00)

Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(2)文化コラム

この記事へのコメント
 
 若村さん こんばんは。
 平安時代の大沢の池にタイムスリップして  
 みたくなりました。
 気品ある「嵯峨菊」はすてきですね。 

 ふと 冷蔵庫にある食用菊を思い出し、オリジナルの「菊あんパン」を
 作ってみました。
 あんパンを割った時、菊の花びらの黄色がところどころに
 見え隠れし、食欲をそそります。
 
 菊のほろ苦さとあんの甘さがマッチしてグー !?  
Posted by さくら at 2008年11月04日 18:13
さくらさん、こんにちは。
ほんとですね、一度、平安時代にタイムスリップして、嵯峨離宮や大沢の池を眺めてみたいですね。 嵯峨菊を見ていると、その気品と雅が伝わってきます。
うわー、「 菊あんパン 」 をオリジナルで作られたとのこと、すごいですね! 菊は古くから長寿に通じる縁起物とされてきましたので、売り出したら延命長寿の御利益で大人気になるかも?!菊のぼろ苦さと餡の甘さがマッチして美味しいなら、なおさら!( 笑 ) 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2008年11月04日 19:12
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。