2007年01月25日

菅原道真

菅原道真 『 菅原道真 』

  平安時代、菅原道真 ( すがわらのみちざね ) は天皇の厚い信頼により 右大臣 として活躍しましたが、左大臣 藤原時平の謀略 により、延喜元 ( 901 ) 年 1月25日 ( 今日 )、九州の 大宰府 へと 左遷 ( させん : 低い官職にうつすこと ) されてしまいました。

  東風 ( こち ) 吹かば
   匂いおこせよ 梅の花
     あるじなしとて 春を忘るな

  梅をこよなく愛した道真は邸宅にある梅との別れを惜み、“ 東から春風が吹く頃に梅の香りを九州まで送りなさい、私がいないからと言って春を忘れるなよ ” と歌を詠み、遠い九州へと京都を旅立ちました。

『 初天神 』  北野天満宮
   1月25日
   今年最初の天神さん縁日


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(2)人物コラム

この記事へのコメント
道真の句の下の句ですが、「春な忘れそ」と覚えている人も多いのではないでしょうか。「な~そ」が係り結びとなり、一層「忘れないでくれ」という気持ちを強調している、という風に習った記憶もありますよね。実は私もそう覚えていたので、さっき調べなおしました。
すると、どうやら原典は「春を忘るな」であり、後の人が道真の気持ちを汲んで、より強調する意図で「春な忘れそ」に書き換えた、ということらしいですね。
歌一つをとってみても、少し調べると深みが出てきますね。
Posted by T_Moris at 2007年01月25日 12:41
T_Moris さん、こんばんは。
少し返信が遅くなりまして、すいません。。
そうですね、私も昔は観光案内の時に 「 春な忘れそ 」 と言っていましたが、最近は講座などでも 「 春を忘るな 」 としています。 たしかに、歌ひとつをとってみても、奥深いですね! しかし、高校時代から理系でしたので古典の授業はそれはそれは苦手で、「 な~そ 」 が係り結び・・・ などは今もまったくピンときません~笑。
Posted by 若村 at 2007年01月25日 23:25
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