2008年03月31日

白川夜船

白川夜船 『 白川夜船 』

  江戸時代、裕福な 江戸の町衆 のあいだで旅行が流行り、なかでも 憧れの京都 から帰ってきた旅人の話は町中の話題となりました。

  ある日、お調子者が人から聞いた京都の話を、さも自分が行ってきたかのように得意げに話していると 「 白川はどうだった? 」 と問われ、「 夜船で寝て白川を下ったのでわからない 」 と答えて笑い者になりました。

  白川 とは祇園を流れる清らかな小川であり、とても船で下るような川ではありません。 それ以来、知ったかぶりの事『 白川夜船 』 ( しらかわよふね ) というようになりました。


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(0)言葉コラム

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