らくたび 若村亮 の 「 京都の旅コラム 」

四条京町家 で 4年半 を過ごして、いよいよ 明日、新しい京町家オフィス へ 引っ越し となります。



新しいオフィスは 大丸百貨店 や 錦市場 にとっても近い、中京区蛸薬師通高倉西入ル に建っている 京町家 で、昭和7年 に建てられた 近代京町家の代表例 として 国の登録有形文化財 にも 指定 されています。



さて、京町家の中へ。



玄関前


大きな京町家で、こちらは1階の 座敷 です。



座敷の奥、飛び石を渡った先には 茶室 も建っています。



茶室 は、千利休 の作とされる 国宝 の 茶室 「 待庵 」 の 写し （ 手本を模して造る手法 ） で、入口が にじり口 ではなく、貴人口 となっています。



1階には 板間の部屋 もあり、デスクを並べて オフィス にする予定です。



台所 には、古い棚なども。



座敷を中心として、茶室と反対側には 坪庭 が広がっています。　坪庭の奥には、さらに2階建ての立派な 蔵 も建っています。



さて、階段 を上がって2階へ。



2階にも1階と同じ広さの 座敷 があり、この他にも中央の廊下を挟んで東側に 洋間 と 和室 も並んでいます。



今回の引っ越しには 不思議なご縁 が本当に 重なり ました。

まず、京町家への引っ越しを希望して物件の有無を問い合わせした 不動産屋 さんの 社長さん が偶然にも以前から京都学の講演などで 顔見知り の方で驚いたこと！

さらに、オーナーさん は以前から私の 講座 を 毎月 のように 受講 していただいていた ご夫妻 で、初めての顔合わせでビックリ！

ほんとにこんなことがあるのだろうか～ というほど、今回の引っ越しにはご縁を感じ、話しもスムーズに進んで、明日、引っ越しとなります。



四条京町家 を離れることはとっても 寂しい ことですが、明日からは 新しい京町家 との 新しいご縁 も大切にしていきたいと思っています。

また時期を見て、皆さまにも見ていただきたいと思っています （ 笑 ）