2010年04月12日

常照皇寺

常照皇寺 『 常照皇寺 』

  南朝と北朝に天皇家が二分して争った南北朝時代、北朝の初代天皇として権力闘争の渦中にあった 光厳天皇 ( こうごんてんのう ) は、晩年は激動の都を逃れて山深い里に移り、『 常照皇寺 』 ( じょうしょうこうじ ) を建立してひたすら禅の道を極めました。

  常照皇寺は市街地から北へ車で約1時間半ほどの京都市右京区 ( 旧京北町 ) にあり、現在も境内には光厳天皇お手植えとされる樹齢600年余の 九重桜 ( ここのえざくら : 国の天然記念物 ) が見事な花を咲かせます。

  権力闘争に明け暮れ、およそ宮中の優雅な暮らしと縁のなかった光厳天皇にとって、山深い常照皇寺は心休まる悟りの世界だったのかもしれません。


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(2)京都コラム

この記事へのコメント
そうですね 権力闘争はいつの時代も そして今も桜は癒しですね
Posted by メミコ at 2010年04月12日 15:58
メミコさん、こんにちは。
歴史は繰り返す・・・ですね。
京都は今、遅咲きの桜が咲いていて、まだまだ桜のシーズンです。 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2010年04月14日 15:10
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