2009年11月14日

怨親平等

怨親平等 『 怨親平等 』

  足利尊氏後醍醐天皇 の対立により、朝廷は 北朝 ( 京都 ) と 南朝 ( 吉野 ) の二つに分かれ、南北朝時代 となりました。

  その後、暦応元 ( 1338 ) 年に足利尊氏が 征夷大将軍 となって名実ともに 室町幕府 を開きましたが、その翌年、後醍醐天皇は吉野で崩御 ( ほうぎょ : 死去 ) しました。

  その際、武士から厚い崇敬を集めた禅僧 夢窓疎石 は、尊氏に対して 『 怨親平等 』 ( おんしんびょうどう ) の教えを説き、後醍醐天皇の菩提を弔う寺院の建立を強く勧めたと伝えられ、壮大な 天龍寺 が創建されました。

『 怨親平等 』 ( おんしんびょうどう )
  人間は生きていくうちに、必ず怨みを生じていく。
  その怨みを怨みで晴らしていくと、いつまでたっても
  それは消えていくことがない。


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(0)言葉コラム

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