2009年06月14日

稲荷造

稲荷造 『 稲荷造 』

  伏見稲荷大社本殿 は、応仁の乱の兵火によって焼失し、のちの明応8 ( 1499 ) 年に再建され、修復を重ねて現在に至っています。

  社殿建築としては大型に属しますが、細部に注目すると、装飾金具や牡丹唐獅子・唐草などの彫刻を意匠とする蟇股などに、安土桃山時代力強さ優美な趣き が伝えられています。

  社記には 「 御本殿五社相殿ウチコシナガシ作四方ニ高欄有ケタ行五間五尺ハリ行五間五尺 」 とあり、『 稲荷造 』 とも称されています。


全国の書店にて、好評発売中!
稲荷造 No.028 らくたび文庫
 『 京の建築NAVI -神社・寺院編-
  著者 : 若村 亮  詳細は こちらへ

  建築から垣間見る
   悠久の都、京都の歴史


社寺にある各建物の役割や、その造形に込められた意味や背景を紹介。 建築のワンポイント解説が随所にあります。


同じカテゴリー(言葉コラム)の記事画像
滅法
四親王家
仮名
睦月
京野菜
玄関
同じカテゴリー(言葉コラム)の記事
 滅法 (2012-05-23 12:00)
 四親王家 (2012-02-19 12:00)
 仮名 (2012-02-05 12:00)
 睦月 (2012-01-05 12:00)
 京野菜 (2011-12-19 12:00)
 玄関 (2011-11-05 12:00)

Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(0)言葉コラム

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。