2009年02月09日

穢土と浄土

穢土と浄土 『 穢土と浄土 』

  『 穢土 』 ( えど ) は 煩悩 ( ぼんのう ) のある世界 で、凡夫 ( ぼんぷ : 仏教の真理に目ざめることなく、欲望や執着などの煩悩に支配されて生きている人間 ) の住む現世をいいます。

  それに対して 『 浄土 』 ( じょうど ) は 仏が住む欲望や苦しみのない世界 で、とくに 阿弥陀仏 のいる 西方極楽浄土 ( さいほうごくらくじょうど : 西の方角にある ) をいいます。

  阿弥陀仏を信じてひたすら念仏を唱えることで、死後に西方極楽浄土へ迎えられるとされ、位牌 ( いはい : 死者の霊を祀るために戒名を記す木の札 ) には ( くり ) の木 ( 栗=西+木 : 栗は西方極楽浄土の木 ) が使われることもあります。


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(4)言葉コラム

この記事へのコメント
浄土は宗教でも聞きなれた言葉ですが、穢土は初めて耳に致しました。
この現世を意味するんですね。

では、よく冥土の土産に、なんてこと聞きますよね。
浄土と同義語なのでしょうか?
すみません、若村様を辞書のように使って^_^;
だって、お若いのに何でもよくご存知なんですもの♪

あの世は未知のもの、本当に不安ですよね。
でも誰もが例外なく、そこに向かっています。
「神様は罰を与えるが、仏様は与えない」と聞いたことがあります。

仏さまを信じる、、その前に身近なご先祖様を大切にしなきゃね。
Posted by くこ at 2009年02月09日 13:11
くこさん、こんにちは。
冥土は死者の霊魂がゆく暗黒の世界をいい、浄土は仏が住む欲望や苦しみのない世界とされていますので、ちょっと違う世界のようですね ( 笑 ) 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2009年02月10日 12:18
へ~、意味を文字にすると、何か怖いですねぇ。
変な質問をしてしまって、ごめんなさい。

気を取り直して・・・先ほど、リビング新聞社さまへTELして、講座の問い合わせを致しました。初めての一人旅ですが、思い切って行こうかしら、と思っています。
その一日のシュミレーションのためご相談したのですが、とてもご親切にお話くださいました。
朝出て夜には帰って来れるスケジュールをきちんと立てられたら申し込みししよう、と思っています。

若村様にお会いするのは気恥ずかしいですが、講座(幕末編)も魅力的ですし、行きたいなと思っております。
Posted by くこ at 2009年02月10日 13:15
くこさん、おはようございます。
ぜひ、うまく予定が合えば、京都の講座でお会いしましょう! 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2009年02月13日 06:22
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