定朝様式
『 定朝様式 』
平安時代の前期、
遣唐使船 の往来によって中国から多くの文化や制度が日本へ伝来し、朝廷や貴族の間では
唐風文化 が盛んになりました。
しかし、唐風文化の伝来は逆に日本独自の
和様文化 を見つめるきっかけとなり、遣唐使船が廃止された平安時代の後期になると、貴族による和様の
国風文化 が盛んになりました。
仏像彫刻 の世界でも日本史上屈指の仏師として名高い
「 定朝 」 ( じょうちょう ) によって
和様彫刻 が完成され、穏やかで優しい姿をした
『 定朝様式 』 と呼ばれる仏像が数多く作られるようになりました。
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