重陽

若村 亮

2008年09月08日 12:00

 『 重陽 』

  古くから中国では 奇数は良いことを表す 「 陽数 」 とされ、暦の上で陽数が連なる日は特に大切な日とされてきました。

  これが五節句の1月7日 「 人日 」 ( じんじつ )、3月3日 「 上巳 」 ( じょうし )、5月5日 「 端午 」 ( たんご )、7月7日 「 七夕 」 ( しちせき )、9月9日 「 重陽 」 ( ちょうよう ) です。

  重陽の節句 は、最も極まった陽数 「 9 」 が重なる日、つまり重陽の日であり、菊の露を飲んで不老長寿を得た という中国の故事にちなみ、菊を愛で、菊の歌を詠み、菊酒を飲む 「 菊の節句 」 です。

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