殿司
『 殿司 』
東福寺 の
涅槃図 を描いた室町初期の画僧・
明兆 ( みんちょう ) は、墨の線描きと強い色彩を調和させた手法で多くの
頂相 ( ちんぞう : 高僧の肖像画 ) など描きました。
明兆 は
東福寺 の
殿司 ( でんす ) となったために
兆殿司 ( ちょうでんす ) とも呼ばれています。
『 殿司 』 ( でんす ) とは
禅寺 において、
殿堂の掃除、
灯燭 ( とうしょく : ろうそく )、
香華 ( こうげ : 仏前に供える香と花 )、
供物 ( くもつ : 供え物 ) などを取り扱う
役僧 をいいます。
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