高野槙
『 高野槙 』
小野篁 ( おののたかむら : 平安初期の学者 ・ 歌人 ) は、昼は
嵯峨天皇 に仕え、夜は
地獄の閻魔大王 に仕えていたと伝えられています。
六道珍皇寺の井戸は地獄 ( あの世 ) に通じているといわれ、小野篁は井戸のそばに生い茂る
『 高野槙 』 ( こうやまき : スギ科の常緑針葉樹 ) をつたってこの世とあの世を行き来したと伝えられています。
お盆になると先祖の霊は高野槙に導かれてこの世に戻ってくると信じられ、六道まいりに訪れた参詣者は参道で高野槙を買い求めて帰ります。
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