彼は誰時
『 彼は誰時 』
東の空に太陽が昇る
明け方の時間帯 は、
夜明け ・
暁 ( あかつき ) ・
東雲 ( しののめ ) ・
曙 ( あけぼの ) ・
朝ぼらけ ・
ほのぼの明け ・
黎明 ( れいめい ) など、刻々と移り変わる情景をあらわす美しい言葉が数多くあります。
そのひとつ
『 彼は誰時 』 ( かわたれどき ) は、明け方の薄暗い時は人の姿が見分けにくく、
≪ 彼 ( か )
は誰 ( たれ )
≫ と尋ねることが語源となり、同じく夕暮れ時も
≪ 誰 ( た )
そ彼 ( がれ )
≫ と尋ねるところから
「 誰そ彼時 」 ( たそがれどき : 黄昏時 ) という表現が用いられています。
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