護持僧
『 護持僧 』
『 護持僧 』 ( ごじそう ) とは、天皇が日常生活の居所とした清凉殿 ( せいりょうでん ) の二間に侍して、
天皇を護持する ために日夜、
勤行する僧侶 のことを言います。
護持僧の制度は桓武天皇の時にはじまり、
東寺 ( 真言宗 ) ・
延暦寺 ( 天台宗山門派 ) ・
園城寺 ( 天台宗寺門派 : 通称 三井寺 ) の高僧に限って選ばれてきました。
夜も一晩中、天皇のそばに侍して、万一の危急があった時に
加持祈祷 を執り行うため、
「 夜居 ( よい )
の僧 」 とも呼ばれていました。
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