太鼓判を押す

若村 亮

2007年02月06日 12:00

 『 太鼓判を押す 』

  刀剣鑑定の本家である 本阿弥 ( ほんあみ ) 家は、太閤秀吉より天下一の刀剣鑑定家と認められ、その証しとして大きな 銅製の印判 を与えられました。

  本阿弥家が鑑定した刀剣には、それが本物であると保証する 鑑定書 が付けられましたが、さらに太閤秀吉より与えられた印判 ( 太閤判 ) を押して本物の証しとしていました。

  “ 間違いありません、保証します ” という時に 『 太鼓判 ( たいこばん ) を押す 』 といいますが、これは本阿弥家の鑑定書に押された太閤の印判 「 太閤判 」 ( たいこうばん ) が転化したものといわれています。

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