大覚寺統

若村 亮

2008年11月19日 12:00

 『 大覚寺統 』

  鎌倉末期、第88代・後嵯峨天皇 が崩御の際、第89代・後深草天皇 の子孫ではなく、その弟にあたる第90代・亀山天皇 の子孫が皇位を継承するように遺言したため、兄弟の間で対立が激しくなり、鎌倉幕府の仲裁によって両者の子孫が交互に皇位を継承する 両統迭立 ( りょうとうてつりつ ) が行なわれるようになりました。

  亀山天皇に始まる皇統が後に 大覚寺院政 をしたことから、『 大覚寺統 』 ( だいかくじとう ) と称されました。

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