雑煮

若村 亮

2012年01月03日 12:00

 『 雑煮 』

  京都の雑煮は 白味噌仕立て

  大晦日の夜に八坂神社で焚かれた神火 おけら火 を吉兆縄に移して家に持ち帰り、その神火で台所のかまどの火をおこして雑煮を焚きます。

  『 雑煮 』 とは、神様にお供えした 神饌 ( しんせん : 神に供える食べ物 ) を神棚から下ろし、神様からの戴き物として ごった煮 にして食べる正月料理です。

  雑煮を食べる時には両側が細くなった 柳箸 ( やなぎばし : 祝い箸ともいう ) を用いますが、これは一方で人間が、一方で神様が食事をするという、正月の習わしである 神人共食 を意味しています。

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