小町化粧水

若村 亮

2011年06月23日 12:00

 『 小町化粧水 』

  平安前期の女流歌人・小野小町 は、六歌仙三十六歌仙 のひとりに選ばれるなど優れた 恋愛歌 を詠んだことで知られ、また後世になって“ 絶世の美女 ”と称されました。

  かつて小野小町は 四条西洞院 あたりに邸宅を持っていたともいわれ、西洞院の清流にあった井戸を小町が使っていたということから、いつしかその井戸は 『 小町化粧水 』 ( こまちけしょうすい ) と呼ばれ、長く守り伝えられてきました。

  現在、すでに井戸は無くなり、四条西洞院の南東角に石碑を残すのみとなっています。

地図 : 小町化粧水

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