をけら詣り

若村 亮

2010年12月30日 12:00

 『 をけら詣り 』

  『 をけら詣り 』 とは、大晦日から元旦の未明にかけて 八坂神社 を参詣し、釣り灯籠に焚かれた 神火 ( しんか ) を縄に移して家に持ち帰る習わしです。

  神火をけら火 といわれ、薬草の 白朮 ( をけら ) が一緒に燃やされて刺激的な香りがすることから 厄除けの神火 とされています。

  吉兆縄に火を移して消えないようにクルクルと縄を回しながら家まで持って帰り、元旦の朝、をけら火で沸かした湯で 大福茶 を飲み、雑煮 を焚いて食べて新年の 無病息災 を願う習わしです。

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