東洋と西洋

若村 亮

2010年09月23日 12:00

 『 東洋と西洋 』

  古くから 東洋 ( 日本や中国 ) では、月の光苦しみや悲しみの心にある暗闇を照らす慈悲の光 と考えられ、特別な想いで月を愛でてきました。 仏教を開いた釈迦も、月の光を満身に浴びて坐禅したと伝えられ、その姿が月光菩薩である、と言われています。

  それに対して 西洋 では、月の光人の心を乱して狂わせるもの と考えられ、月の女神が死を暗示したり、狼男が月を見て変身する、という伝説が生み出されてきました。

  月を愛でる 『 お月見 』 という行事は、東洋の思想や文化を象徴する行事 と言えるかもしれません。

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