花園

若村 亮

2010年06月18日 12:00

 『 花園 』

  平安時代、双ヶ丘の麓には四季折々の美しい花が咲き誇ったことから 『 花園 』 ( はなぞの ) と呼ばれ、貴族の邸宅が建ち並んでいました。

  平安初期、清原夏野が山荘を建てて双丘寺が営まれ、のちに鳥羽天皇の中宮・待賢門院 ( たいけんもんいん ) が復興した 法金剛院 ( ほうこんごういん ) や、室町初期には花園天皇が離宮を営み、のちに禅寺に改められた 妙心寺 ( みょうしんじ ) など、花園には歴史ある寺院が建ち並んでいます。

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