狩野元信

若村 亮

2010年04月23日 12:00

 『 狩野元信 』

  かつて日本画界において最大の画派を築いた 狩野派 ( かのうは ) は、室町中期の 狩野正信 ( まさのぶ ) が 室町幕府御用絵師 となり、狩野派の基礎を築きました。

  正信の子・『 狩野元信 』 ( もとのぶ ) も父に続いて幕府御用絵師として活躍し、漢画様式大和絵の技法 を取り入れた力強い装飾性をもつ様式を大成し、桃山障壁画の基礎を確立しました。

  元信が上京に建てた邸宅は、以後、松栄・永徳など狩野家歴代に受け継がれました。

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