神護寺・虫払定

若村 亮

2009年05月02日 12:00

 『 神護寺・虫払定 』

  高雄の 『 神護寺 』 ( じんごじ ) は、和気清麻呂 ( わけのきよまろ ) が河内に建立した 神願寺 ( じんがんじ ) が高雄に移転し、天長元 ( 824 ) 年、当地の 高雄山寺 と併合して創建されました。

  神護寺は 弘法大師 ( 空海 ) が住寺した由緒ある古刹でもあり、空海が密教を伝授した人物の名前を列記した ≪ 灌頂暦名 ≫ など貴重な寺宝が数多く残されています。

  神護寺では毎年5月1日から5日にかけて、寺宝の虫干しを兼ねて特別展観が行われ、≪ 空海筆 灌頂暦名 ≫ ( 国宝 )、≪ 文覚上人四十五箇条起請文 ≫ ( 国宝 )、≪ 伝 源頼朝 肖像画 ≫ ( 国宝 ) など、数多くの絵画や古文書を拝観することができます。


『 虫払定 』  神護寺
  5月1日 ( 金 ) ~ 5日 ( 火・祝 )
  拝観料 700円

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