鎧掛けの松
『 鎧掛けの松 』
平安時代末期、源氏と平氏が互いの興廃をかけて戦った
一の谷の戦い において、源氏方の武将
熊谷直実 ( くまがやなおざね ) が、平氏方の若き貴公子
平敦盛 ( たいらのあつもり ) を涙ながらに討つ話しは
「 平家物語 」 で世に広く知られています。
熊谷直実 はのちに殺生の虚しさを感じ、建久3 ( 1192 ) 年 11月25日 ( 今日 )、浄土念仏を唱える
法然上人 の庵 ( 現在の金戒光明寺 ) を訪ねて出家しました。
金戒光明寺 には、直実が出家した際に鎧を掛けたと伝えられる
『 鎧掛けの松 』 が今も残されています。
地図 : 金戒光明寺
関連記事