仁和寺・御室桜

若村 亮

2016年04月14日 12:00

 『 仁和寺 ・ 御室桜 』

  仁和寺や
     足もとよりぞ
          花の雲

  遅咲きで知られる 『 仁和寺 』 ( にんなじ ) の 『 御室桜 』 ( おむろざくら ) は、京都の春の最後を飾る かのように、毎年 4月中旬から咲き始めます。

  御室桜の樹高は 2 ~ 3m 前後と低く、まるで足元から雲が湧き上がるように桜の花が咲きます。

  わたしゃお多福 御室の桜
     花 ( 鼻 ) は低とも 人が好く

  鼻は低いが人気者の “ お多福さん ” と同じように、花は低いが多くの人びとから愛される御室桜。 多くの花見客が仁和寺を訪ねる光景は、今も昔も変わらない春の風景です。

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