別当大師
『 別当大師 』
平安初期の僧・
光定 ( こうじょう ) は、伊予国北部 ( 愛媛県松山市北部 ) に生まれ、
伝教大師・最澄 の
弟子 となって
延暦寺 の
大乗戒壇院 の建立に尽力しました。
最澄亡きの後は天台宗の経営と維持に生涯を尽くすなど
天台宗の歴史上で忘れてはならない高僧 となり、延暦寺の総別当 ( 事務の総括 ) を任命されたことから
『 別当 ( べっとう )
大師 』 の称号が与えられました。
天安2(858)年、80歳で入寂し、墓は尊敬して止まなかった伝教大師・最澄の廟所 ( 浄土院 ) の隣に寄り添うようにして現在も佇んでいます。
関連記事