臘月

若村 亮

2014年12月05日 12:00

 『 臘月 』

  12月の異名師走 ( しわす ) の他に 『 臘月 』 ( ろうげつ : 年の暮れ という意味 ) があります。

  現代では聞き慣れない言葉ですが、例えば12月に降る雪を 臘雪 ( ろうせつ )、大晦日の事を 臘日 ( ろうじつ ) といいます。

  仏教の世界では、仏教の祖である お釈迦さま が悟りを開いた 12月8日 のことを 臘八 ( ろうはち : 臘月八日 ) といい、禅寺において12月1日から8日にかけて 臘八会 ( ろうはちえ ) という法要が営まれ、8日間休まず座禅する修行・ 臘八接心 ( ろうはち / ろうはつ - せっしん ) が行なわれます。

関連記事