宝筐院

若村 亮

2014年11月26日 12:00

 『 宝筐院 』

  嵯峨清凉寺嵯峨釈迦堂 ) のすぐ西に佇む 『 宝筐院 』 ( ほうきょういん ) は、平安中期、第72代・白河天皇 によって創建された 善入寺 ( ぜんにゅうじ ) に歴史が始まり、室町前期に 禅僧黙庵 ( もくあん ) が入寺して臨済宗の寺院となりました。

  室町幕府2代将軍・足利義詮 ( よしあきら ) は黙庵に深く帰依し、貞治5 ( 1367 ) 年、義詮が38歳で没すると義詮の 院号 ( いんごう : 死者の戒名につける “ 院 ” の付いた称号 ) の 宝筐院 にちなみ、「 宝筐院 」 と寺名が改められました。

関連記事