屋根の葺き方

若村 亮

2014年10月18日 12:00

 『 屋根の葺き方 』

  伝統的な日本建築では、植物 を材料として屋根を葺 ( ふ ) いた建築物があります。

  古民家 には ( わら ) を葺いた 『 藁葺き 』 ( わらぶき ) や、 ( すすき )・ ( ちがや )・ ( あし ) などを葺いた 『 茅葺き 』 ( かやぶき ) が多く見られます。

  また、御所社寺 の建築では、 ( すぎ ) や ( ひのき ) の 樹皮 を葺いた 『 檜皮葺 』 ( ひわだぶき ) や、 ( さわら ) などの 薄い削り板 : こけら ) を葺いた 『 柿葺 』 ( こけらぶき ) が見られます。

木片 のことを 「 こけら 」 といいます。 ( かき ) と ( こけら ) は同じ漢字に見えますが、画数が違い、異なる漢字です。

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