林下
『 林下 』
京都の禅寺には、室町幕府の庇護と統制下にあって
五山十刹 ( ござんじっさつ ) という寺格を定められた寺院一派と、それらとは一線を画した
在野の寺院 がありました。
五山十刹に属した寺院を
禅林 ( ぜんりん ) または
叢林 ( そうりん ) と呼んだのに対して、在野の寺院を
禅林下 ・ 叢林下 という意味で
『 林下 』 ( りんか ) と呼びました。
五山十刹が
権力志向 であったのに対し、大徳寺や妙心寺など林下の寺院は、
修行を重んじる厳しい禅風 を受け継いできました。
関連記事